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カジュアル(私服)におすすめの革靴まとめ【選び方、着こなし】

カジュアルな私服に合わせる革靴が欲しい!

革靴はスーツのときに履くもの!と思い込んでしまっていませんか?革靴は選び方さえ知っていれば、私服の着こなしをグレードアップできる素晴らしいアイテムです。

そういうわけで今回は、カジュアルな私服に合わせる革靴の選び方や、着こなすときのコツ、カジュアルにおすすめの革靴などを紹介していきます。

革靴の選び方

まずはカジュアルな私服に合わせても使いやすい革靴の選び方を知っておきましょう。というより、実はカジュアルに使える革靴をもっと簡単に判別する方法があります。

それは、カジュアルの対義語である「フォーマル」の典型的な靴の形を知ってしまうこと。

革靴には「フォーマル」の形が一つだけあります。逆に言えばタキシードなどに合わせることが前提の非常にかしこまった靴はほとんど一つの形しかない。これの特徴を知れば後は、「その靴と違えば違うほどカジュアル」だと判断すれば良いわけです。

○黒の内羽根式ストレートチップ

straight chip

こちらがその、フォーマルに使われる靴。黒のストレートチップで内羽根式のもの、と言われています。

その特徴はまず①黒であること。次に②ストレートチップと言って、足の甲の部分に一本だけ線が入ったようなデザインになっていること。そして最後に③内羽根式といってひもを結ぶ部分が、V字に切れ目の入ったようなデザインになっていることです。

ということは、カジュアルで使いやすい靴の条件は以下の通り!

①黒ではなく茶色のものを

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デニムに合わせるにしても、チノパンに合わせるにしても、合わせやすい色はやっぱり茶色です。

明るめの茶色の革靴であれば特に、「何でこの人スーツに合わせる靴をデニムで履いているの?」と誤解をされることもなく、いつでも非常にお洒落に着こなすことができますね。

カジュアルで黒い革靴を履いている人もいますし、似合う着こなしもあります。例えばグレーのツイードジャケットを使った秋冬の着こなしに黒い重めのイギリス靴を合わせれば、カントリースタイルでお洒落に決まるでしょう。

しかしあまり考えずに普段使っている黒靴を履いてしまうと服装から浮きやすい。黒くて艶のある革=カーフスキンの靴はフォーマルっぽさ、あるいはビジネスっぽさがあるので、あまりカジュアルな服装でうっかりしていると浮いてしまいます。

シンプルな黒は逆にちょっと上級者向けであるということを覚えておきましょう。

②ストレートチップ以外に挑戦しよう

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もちろんストレートチップの革靴でも、カジュアルに使うことはできます。ですが写真の靴のように装飾が多かったり、色合いが自由で鮮やかな革靴を選べば、よりカジュアルらしさが出てお洒落に着こなすことができますね。

カジュアルの革靴ではシンプルなものよりも、ある程度存在感のある物の方が、むしろ悪目立ちすることなくはまったりします。

シンプルで装飾の無い革靴が好みの人であれば、おすすめはツーシーム。

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縫い目が二つ、という意味のこの種類の革靴は名前の通り、縫い目が縦に二本走っているカジュアルな革靴。それでいて綺麗さも同時に持ち合わせており、ジャケパンスタイルなどで使いたい人にもおすすめですね。

③外羽根式はもっと使いやすい!

 

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先ほどの黒い靴の写真と比べていただけると違いが分かりやすいかと思いますが、このように紐を結ぶ部分が外側にある靴は、よりカジュアルな印象があります。

というのは殆ど屁理屈と言われてしまっても仕方がない、起源の話ですね。先ほどの黒い靴の内羽根式は王室に起源を持ち、常にフォーマルな場で着用されていた。それに対し、こちらは軍隊に起源があるのだとか。

長く積み重ねられた「様式」は、人の記憶に無意識に残って、印象になっていくわけです。

以上がカジュアルに使いやすい革靴の特徴でした。

革靴と着こなしをレベルアップする4つのコツ

それでは次に、カジュアルで革靴を履くときに気をつけることで、着こなしがレベルアップするコツを紹介しておきましょう。

①パンツの細さで靴を選ぶ

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まずは靴のサイズ感です。上の靴はかなり横幅があり、存在感の強い革靴ですね。もちろんカジュアルな印象の靴なのでカジュアルに使いやすいですが、気をつけなければいけないことがあります。

それはパンツの細さです。

特に最近流行のイタリア製のチノパン(PT01など)なんかは、非常に細身で極端なテーパーが掛かっており、裾幅なんかはまるで足首と同じくらいしか無かったりします。

そんな細身のパンツとこういった幅広で重厚感のある靴を組み合わせてしまうと、まるで大きな下駄を履いているかのようなちぐはぐさが出てしまいます。

このような靴を履くのであればわりとストレートに近いデニムや、ツイードなど厚手の生地のスラックスなどがおすすめですね。

逆に細身のチノパンに靴を合わせるのであれば、もっとスマートで細長いシルエットのツーシームなどが良いでしょう。

②カジュアルベルトと革靴の合わせ方を覚える

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スーツの着こなしの場合、ベルトと靴の色や素材感を合わせるのは洗練された着こなしの基本として有名ですね。

ではカジュアルな革靴の着こなしでのベルトはどうでしょうか?

これも色や素材感を合わせた方がうまく、お洒落に決まります。というのもこれはファッション全体に言えることですが、色の種類は一つの着こなしにつき2〜3色、少ない方がお洒落に決まりやすいからです。

ですからアイテムごとに同色に揃えていくと、センスの良い着こなしがしやすい。

ただスーツの着こなしのときとは少し違う点があります。それは、ベルトの色は必ずしも靴から拾わなくても良いということ。例えばシャツが薄いブルーでベルトを紺にし、靴はブラウン、パンツはベージュなんかであればかなりお洒落な印象です。

このようにベルトの色はシャツ、ジャケット、パンツ、靴などどこから拾うのも自由だという意識でカジュアルな着こなしを楽しみましょう。

 

③季節感を取り入れよう

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カジュアルな革靴着こなしでこそ楽しみやすいのが、季節感のある革靴着こなし。

例えば写真のようなスウェードのチャッカブーツは、秋冬のメンズファッションで厚手のウールジャケットやコートなどと組み合わせ、タートルネックのセートなんかで着こなすとお洒落ですね。

逆に春夏であれば、今年の春夏から定番アイテムとなりつつあるエスパドリーユやデッキシューズなどを、ハーフパンツに合わせて履くのも良いでしょう。

こちらがデッキシューズですね。これはボートやヨット等の船の甲板つまりデッキで使用するために作られた靴です。普通の靴よりも柔らかいラバーを使用し、複雑な溝の入ったソールを用いているため、水で濡れた場所でも滑りにくいという特徴があります。

リゾート地に遊びに行くときなんかには特におすすめの靴ですね。

④光沢仕上げはほどほどに!

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革靴が好きな人の中には、光沢のある仕上げにしてピカピカに光らせるのが好きな人も少なくありません。

特に鏡面仕上げにされることの多いのはコードバンの革靴。オールデンの靴なんかでは定番になっています。

個人的にはあまり光る革靴は少し上品さに欠けると考えており、比較的マットな状態で履いていますが、これは革靴においては好みだと思います。

ただカジュアルに使うのであれば、革靴の光沢は控えめにしておくと合わせやすいです。

というのはカジュアルの着こなしに使うデニムやチノパン、シャツなどはどれも殆どがツヤ感の少ないマットな表面のものばかりです。ツヤがあるのはむしろスーツや、スーツに合わせるシルクのネクタイなどではないでしょうか。

そう考えると、カジュアルな服装につやつやの革靴を合わせると、革靴ばかりが目立ってしまうことも簡単に想像できますよね。

もちろん革靴を目立たせたいのであれば問題ありませんが、着こなしの全体に調和させたいのであれば、光沢は控えめな方が服と素材感が近くなるのでおすすめです。

カジュアルにおすすめの革靴

それでは最後に、個人的にカジュアルにおすすめの革靴を紹介しておきます。

①茶色のローファー

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silvano lattanzi

カジュアルな革靴の中でも最もカジュアル感の強い革靴が、紐の無い靴であるスリッポンです。その中でもローファーは皆さんおなじみ高校の制服で履く革靴ですね。

しかしその学生の定番であるローファーも明るめの茶色になれば、カジュアルで大人が履くのにぴったりな革靴です。

上の革靴のように丸っぽいフォルムであれば柔らかい印象に。カジュアルシャツにデニムのような緩い着こなしにお洒落です。

下のような少し細長いフォルムのものであれば、ジャケパン着こなしなどカジュアルでありながらドレスライクな服装にぴったりです。

orazio by napolitano

Orazio by Napoletano

ローファーはカジュアルな革靴なのでビジネススーツには合わせられませんが、休日に着るコットンスーツなんかに合わせても大変お洒落ですね。

少し短めの丈にしたパンツと、短く見えにくいソックスで履くと、これまたお洒落ですね。

②Uチップ・ツーシーム

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Santoni

上のローファー(モカシン)と同じようにU時の縫い目が入った紐の靴はUチップと呼ばれます。このUチップはカジュアル感がありながらもまとまったデザインで、長さや横幅のバランスが良く非常におすすめですね。

さらに先ほど紹介したツーシームは、このUチップの縫い目を流したデザインなんですね。その綺麗なシルエットはすっきりした印象なので、足を縦長に見せたい人には特におすすめです。

③茶色のホールカット

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Stefano Bemer

シンプルな造形美を楽しむことのできるホールカット。個人的に最も好みの革靴です。ホールカットは縫い目がヒール部分の一カ所しかなく、シンプルを極めています。

こんな革靴カジュアルに使えるの?と思われるかもしれませんが、こういった明るめのブラウンであればデニムやチノパンとの相性が抜群。

あくまで靴を着こなしの一つとして取り込んでしまうことができるので、逆に難しくないかもしれませんね。

特にカジュアルでジャケパンやドレスシャツのスタイルを基本にしたい人には、ホールカットが断然おすすめです。

 

いかがでしたか?

今回はカジュアルに使いやすい革靴の選び方やおすすめを紹介しました。

ぜひ参考にしてくださいね!

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「カジュアル(私服)におすすめの革靴まとめ【選び方、着こなし】」への2件のフィードバック

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