GTカーレースの最高峰! SUPER GT
5月3日行われたスーパーGTの富士スピードウェイ決勝戦を観戦してきましたのでレポートをお届けしたいと思います。
大人になれる本では車のレースの特集は初めてとなりますが、今までサーキットでレースを見たことのない人でも楽しめるのが、このスーパーGTの魅力です。GTカーと言って市販車がベースにチューニングされているのが特徴です。
F1などであればレーシングカーの形状をしていますが、このスーパーGTに出場する車両は「プリウス」や「BMW Z4」「GT-R」など街中で走っている車の形状です。
もちろん中のエンジンや性能は市販車とは全く異なるものですが、普段見かける車種でレースをしているのは面白いですよね。
編集部はBMW推しなので、今回はBMWの「チーム Studie」を応援してまいりました!
上記のレーシングカーの写真はZ4という車種で、編集部でも市販車を特集しています。
市販車をベースにレースをする、というだけでも面白いのですが他にも2種類のクラスを混在させてレースをしており、それが盛り上がる要因にもなっています。
GT300とGT500に分けれ、GT300は300馬力相当、GT500は500馬力相当の性能を持つクラスです。
GT500の方が速いためバンバン追い越しをしてゆくのです。
ところがコーナリング時の無理な追い越しや、周回遅れの渋滞などでGT500の車両がコースアウトしたり後続車に追いつかれてしまったりします。
ですので、タイムが速いだけで優勝できるというシンプルなものではありません。
他にもガソリンの給油のタイミングや、タイヤメーカーの選択や柔らかさの選択、ドライバーの交代など様々な要因が複合的に影響してレースを左右します。ドライバーも熟練者から若手まで色々なプロが操ります。
そういった戦略的な部分もスーパーGTの面白さの一つです。
今回、BMWはにっくきメルセデス・ベンツSLSに苦戦!
Z4は4.3L V8 NAのエンジンに対し、SLSは軽量でありながら 6.2L V8 NAを搭載。
富士スピードウェイの後半テクニカルコーナーでは追いつくことができますが、ホームストレートと高速コーナーで差をつけられてしまいます。
GT-Rはあまりに速すぎて観客席で話題にさえ上がりません。
天候はドライですが、路面の温度が高いためグリップ力の高いタイヤを使用できない状態でした。
途中でランボルギーニのタイヤがバーストしたり、RC-FがGT300車種と接触したりとトラブルが発生。リアルタイムで大型テレビに映し出されるので迫力と緊迫感があります。
BMWチームのクリスタルルームでは食事のバイキングやビールを楽しみながら応援できます。
途中でSLSを抜かしに横に並んだ時は歓声があがりました。
結果は6位フィニッシュ。幸いにもトラブルに見舞われず手堅く走りきったという感じです。
クリスタルルームでは、「まあまあかな?」といった空気が流れていました。
おそらく隣のメルセデス・ベンツのクリスタルルームでは、Z4から守り切ったと歓声をあげていたはずです。
同じチームを応援していると仲間意識も生まれるので面白いですね。
テーブルにはBMWの新車カタログがたくさん置いてあります。
M4、M6、Z4などスペシャリティーカーばかりなのが興味深いです。
なんとレース中盤ではクリスタルルームに、BMWレースクイーンが休憩に登場。撮影をお願いしたら快く承諾してくれました。
レース開始前にはピットウォークがあり、このような感じでレース車両やレースクイーンに近づけます。
大きなカメラを持った、おじ様達がギラギラとしていて少ししか撮れていないのですがせっかくなので掲載します。
うーん、可愛いですね!
昔はかなり年上の女性に感じたのですが、今では年下の女の子がレースクイーンに…。
自分が年を取ったということを実感します。
メインのレース以外にも様々なイベントがあり、キッズウォーク、コースウォーク、サーキットサファリ、オープンピット、トークイベントなどもあります。
中でも普段見ることができないのが、公道最速のレーシングチームが富士スピードウェイを駆ります!
新東名や中央道、新名神では右に出る者が居ません。
レース車両に近づくこともできます!
チームに加入する事も可能だそうなので、興味のある人はぜひ加入してみて下さい。
という訳で、スーパーGTは本当に楽しいです。体力さえあれば一日中楽しむことができますね。
車が好きだけど、まだレース観戦したことないのでしたら是非スーパーGTを見に行って下さいね。
真夏の到来前に熱気を感じることができますよ!