最速なのか!BMW M4サーキット走行はいかに?

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挙動はニュートラルで運転しやすい

パワーの部分ではDCTオフだと危険で操作が難しいと書きましたが、シャーシやサスペンションのバランスはとてもニュートラルでコントロール性が高いです。
過去にマツダのRX-7に5年程乗っていた事があるのですが、M4はスポーツカーであるRX-7よりもバランスが良く、ニュートラルに操る事ができます。

ですので試乗で初めて乗ったにも関わらず、すぐに全開で踏んで高速コーナーも不安なく切り込む事ができました。

テスト車両はミシュランのパイロット・スーパースポーツが装着されていましたが、路面のインフォーメーションもきっちりハンドルにフィードバックしてくれるおかげで、180キロ以上の高速度のコーナー進入も恐れはありません。

MモデルでないBMW車両ですと、この位の速度域になるとハンドルの操作が甘くなってきたり、路面の接地感が不安になってきます。
ところがM4は180キロでの旋回も不安なくグリップしてラインを描くことができるのです。

ホームストレートで250キロ以上を出して、そこからのフルブレーキングでも車体の姿勢が崩れる事は一切ありません。
また侵入でのブレーキを残したままインに向かって姿勢をクルッと変える事も可能です。

以前アウディのクアトロモデルに乗った事がありますが、アウディはブレーキング+姿勢変化に弱く、予期せぬ挙動やハンドルを受け付かない事がありましたが、M4はとことん自然な挙動なので安心してブレーキングできます。

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M135iとの比較ですと、M4はまさに富士スピードウェイに向いているモデルと言えます。
中速域から高速域までオールマイティーにこなします。
M135iは低速〜中速域まで戦闘力が高いですが、200キロ近い速度での旋回になると少しボディの挙動が怖いです。
コンパクトなサーキットや、日本の峠であれば、M4と同等なパフォーマンスを発揮すると思います。

対称的にM6と比べると、超高速域はM4が不利です。
富士スピードウェイのホームストレートをM6は270キロでも余裕を持ってグイグイ加速してゆきますが、M4は200キロ超えてから辛いです。
100-200キロの加速はどっこいの勢いを見せますが、200キロオーバーで競うのであればM6の560馬力には太刀打ち出来ません。

富士スピードウェイのような高速コーナーが多いサーキットでは、M6の射程に入るのは難しいと思います。
後半のテクニカルコースでは、軽量なM4の方が有利ですが残りは厳しい勝負になりそうです。
ある方の話では、ラジアルタイヤでM6は1分56秒、M4は1分57秒と1秒ほどの差が出るそうです。

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