アコギを始めてみたけれど、なかなか綺麗に音が出るようにならない。いつまで経っても初心者から抜け出すことができない!
悩んでいるあなたのために、アコギ初心者が知っておきたいアコースティックギター練習のコツを5つ紹介します。もちろん楽器には色々な練習方法がありますので、参考までにどうぞ。
全体を綺麗に弾けるように意識する
ギターを上達しようとしていると、曲の完成を急いでしまって音がしっかり出ていないまま先に進んでしまうことがあります。
もちろん先に曲が出来るようにするのは楽しいことですし、モチベーションの維持の意味では非常におすすめですが、一曲弾けるようになったら、それが本当に「綺麗な音で弾けているか」をもう一度確認してみましょう。
例えばコードがせわしく移り変わる部分。音が出ていなかったり、まだしっかり弾けていないけれどなんとなくで終わらせてしまっていませんか?
そういう部分をそのままにする癖がついてしまっていると、中々上手くなりません。逆にそういうところをしっかりとしたテンポで綺麗に弾けるようになっていれば、どんどん腕が上がっていきます。
右手の練習をする
ギターを弾いているとき、動きが複雑な左手にばかり意識を取られてしまっていませんか?もちろんギターの音を決める左手の練習は重要ですが、実はうまくなるには右手にも意識して練習することが重要です。
例えば右手を弾くじゃかじゃかというストロークの動きが、いつも同じ弾き方ばかりになっていませんか?コードを覚えると色々な曲を弾くのが楽しくなって、右手の動きがいつも同じ弾き方で癖になってしまう人は少なくありません。
実際には右手も曲によって色々な動きがあり、異なります。それぞれの曲に合わせて、それぞれの曲のストロークを練習しましょう。
またその際にメトロノームを使えば、より上達が早くなります。
ピックを持つ右手の力を抜く
同じく右手についてですが、右手に力が入っていると、ギターというのはあまり綺麗な音が出ず、またリズムもあまり良くならないものです。ですので、ピックを持つ右手の力は抜いて、リラックスした状態でギターを弾けるように練習していきましょう。
力が入っている場合、右手の肘から前の腕全体が動いてしまう場合が多いです。力が抜けている上手な右手のストロークをしている場合には、右手は手首から先だけが動き、腕自体はむしろ骨を軸にぐりぐりとひねるような、回転するような動きになります。
また右手の力を抜くといっても、ピックが手から落ちてしまうようではいけませんので、腕全体はリラックスさせながらもピックはしっかりと安定するように持ってあげましょう。
録音して聴く
アコースティックギターに限らず、楽器を練習するときに一番重要なのは、自分の演奏を録音して聴いてみることです。普段練習しているときというのは、腕の動きやコードの押さえ方などに集中しているため、自分のギターのリズム感が良いのか、音がきれいに出ているかなどまでは聞こえていないものです。
しかし自分の演奏を録音して聴いてみれば、非常に客観的に落ち着いて自分の演奏を聴くことができます。するとどの部分の音が出ていないか、どこで早くなったり遅くなったりしてしまうかが分かるでしょう。
そして悪い部分を直していくことで、上達がずいぶんと早くなります。
チューニングをしっかりとする
ギターをしっかり弾いているはずなのに、なんとなく上手く弾けているように聞こえない。ずっと練習していてもそんな感じであれば、もしかするとチューニングの合わせ方が甘いのかもしれません。チューニングが悪いとコードを弾いた時に音が汚く聞こえてしまいますね。
練習前にチューナーを使ってしっかりとチューニングをするのはもちろんのこと、練習中にもこまめにチューニングをすると正しい音感が身に付きやすくなります。
またときにはチューニングをした直後の音を、耳を澄ませて聴いてみるのが重要です。だんだんと正しい響きを覚えていき、チューニングがズレているときの不快な音と聞き分けられるようになるはずだからです。上手くなってバンドをやるようになったりしたとしても、チューニングがズレていることが自分で分かっていて初めて、チューニングを直すことができます。
いかがでしたか?今回はアコギが上達するための5つのコツを紹介しました。
是非参考にして自分の演奏を見直してみてください!