バイオリンがかっこいい曲が聴きたい!
クラシックでもなく、Jポップに入っている電子的なストリングスでもなくて、バイオリンの生音が聴いた現代音楽を聴きたいんだ、というわがままな人のために、バイオリンがかっこいいちょっとコアな曲達をまとめてみました。
ケルト音楽、マイナーバンド、アーティスト不明の曲など様々ですが、バイオリンがかっこいいのは請け負いですので、是非聴いてみてくださいね。
Peacetime Resistance – Kings of Convenience
ノルウェーのアコースティックポップバンドであるKings of Convenienceは、ガットギターやアコースティックギターを重ねたサウンドに、バイオリンの音色を上手く取り入れた曲を多数作っています。
どの曲もリズムやサウンドが心地よく、ボーカルの優しい歌い方にも癒されるアーティストですね。
中でもこのピースタイムレジスタンスという曲は、イントロから入るバイオリンのサウンドが非常にライブ感があり、ギターの幻想的なハーモニクスやリズミカルでパーカッシブなバッキング、そして生音感の強いベースとあわさって非常にかっこいいですね。
バイオリンは主にイントロや間奏などで入ってきますが、中盤になってくると、歌のメロディとも重なるようになってきます。それがまた、非常に綺麗です。
Leila’s Birthday – Hanneke Cassel
バイオリンだけでビールが進む曲のジャンルといえば、 ケルト音楽。ケルト音楽のバイオリンはフィドルと呼ばれ、通常のバイオリンよりも良い意味でガサツで勢いがある演奏が多い。
そういうわけでケルト音楽のアーティストの中でも、もっともかっこいいフィドルを弾くHanneke Casselという女性フィドラーから、Leila’s Birthdayという曲。
ハイテンポなリールというケルト音楽のリズムに、重厚感のあるチェロの音、さりげなくビートを刻むアコースティックギター、そして踊るようなフィドルが非常に盛り上がりのある曲です。
特にブリッジから最後のサビへかけての短いながら気の利く展開には何度感動させられたことでしょう。レコーディングやミキシング、マスタリングもまた最小限でシンプルですが、そのおかげで生の演奏を聴いているような臨場感があり、それが気持ち良いですね。
Jig Rock – unknown artist
アーティストは不明ですが、バイオリンと現代的なロックを合わせたような独特な曲。エモ的なギターの歪んだサウンドと、流れるようなドラム、バイオリンの空気感が一体感があり、実験的な曲でありながらも非常にかっこいいです。
リズムはケルト音楽のJigという3拍子のもの。このケルト音楽のリズムにロックのようなドラムとギターが入り、またケルト音楽のようなバイオリンが入ることで、絶妙なバランスになっているみたいですね。
他にもこういう曲をアップしてもらいたいものです。
Fitzcarraldo – The Frames
「ONCE ダブリンの街角で」という映画で有名になったグレンハンザードですが、彼がもともとやっているバンドがThe Framesです。ヨーロッパ的なちょっとダークな部分をもった曲の多いバンドではありますが、ONCEのサントラでは聴けないバンドサウンドがグレンハンザードの声で聴けるというのが嬉しいところ。
このフィッツカラルドという曲は、それほど盛り上がるというような曲ではありませんが、エモーショナルな歌とサウンドの展開がじわじわと感動します。
そして中盤にかけてだんだんと盛り上がっていくバイオリンのフレーズが気持ち良い。何度か聴いていると好きになる曲です。
Easter Island – Treacherous Orchestra
最後にもう一曲、ケルト音楽です。イースターアイランドというこの曲は日本ではまるっきり認知されていませんが、少し現代的なサウンドとケルト音楽の良さをうまく融合した名曲バラード。
途中で現れるバイオリンのソロが、枯れるような歌うような音でグッときます。途中でスコットランドの伝統楽器であるバグパイプが入ったりと、少しコアな曲ですが、こういうインストが好きな人には是非聴いてみて欲しい曲です。
いかがでしたか?
今回はバイオリンがかっこいい曲を、ちょっとコアなところから紹介してみました。
ぜひ聴いてみてください!