PRSのギター買ったから、PRSのギターに合うアンプ欲しいぜ!というあなたのために、とりあえず合わせてみて間違いのないアンプを紹介します!
MESA BOOGIE メサブギー
全国のエモな人たちが泣いて喜ぶ超鉄板の組み合せと言えば、メサブギ—とPRS。特にギラギラとした銀のプレートのメサブギー・レクチファイアとPRSを組み合わせれば、とりあえず困ることはないというのが素敵な雑さです。
もともとメサブギーは、ランドールスミスという人物が創始者なのですが、その人物が作ったフェンダーの改造アンプをかの有名なカルロスサンタナが「ブギーしてるぜ!」と言ったのがきっかけで出来たメーカーなのだとか。カルロスサンタナと言えば、シグネチャーモデルが定番モデルになっているほどPRSにとって重要な人物で、世界で最も有名なPRSユーザーの一人ですね。PRSとメサブギーにはこんな部分でもつながりがあるわけです。
実は美しく煌びやかなレクチファイアのクリーンと、カスタム24のピックアップの使い方、例のハムバッカーのキャンセルで作るシングルの音が結構相性良しです。レクチファイアのクリーンはむしろ少し出力の足りないシングルの方が良さが活かせるものだと思います。
そして何よりディストーションサウンドです。荒々しいディストーションと、その場を飲み込むようなど迫力の低音がバンドに迷惑です最高に気持ち良いです。
ENGL
80年代にドイツにうまれたエングルは、リッチーブラックモアとコラボしたことで一躍有名になったハイエンドアンプメーカーです。
ヴィンテージなサウンドを再構築し、モダンと掛け合わせたENGLのアンプは、マーシャルのような抜けの良さと現代的な歪みを併せ持つ希有な存在ですね。特にリッチーブラックモアのシグネチャーモデルは、一方でヒュースアンドケトナーのようなモダンさを、一方でヴィンテージのマーシャルのようなオーソドックスさを感じさせます。
またエングルのアンプはヘビーラウドな歪みだけでなく、恐ろしく音圧のあるクリーンが特徴となっています。
例えばハムバッカーの作りの良いギターに、マジメなシールドをつないで、アンプに差す。音を出してみると、これまでの音作りはなんだったんだ、と少なくとも一瞬はハッとさせられるでしょう。そんなクリーンです。
ちなみにエングルのスタックアンプにはもう一つ特徴があります。キャビネットが恐ろしく重いことですね。エンクロージャーに非常に質量があります。そのおかげがエングルのスタックアンプは音が正面に集中して出る。それが非常に気持ちよいですね。
ヒュースアンドケトナー
スタジオに入ってみて、スタジオがなんとなくどことなく青っぽい感じで妖しく照らされていたら、とりあえずヒュースアンドケトナーの存在を疑いましょう。誰かがどこかにヒュースアンドケトナーを隠していて、その光が漏れているのに違いありません。
ヒュースアンドケトナーもまたドイツを代表するアンプメーカーの一つですが、よりモダンな印象の強いアンプです。まるっきりベースアンプを通しているかのようにクリアなクリーンサウンドから、マッシヴな空気感をまとったディストーションサウンドまで、幅広く出る素晴らしいアンプです。
PRSのやや粘り気のあるサウンドと組み合わせると、ずいぶん気持ちの良いディストーションサウンドが出ますね。何を隠そう私が初めて自分でエレキギターを買った高校生のとき、試奏させてもらったPRS SEに感動して買ってしまいましたが、家に帰ってVOXのAC15で弾いてみるとなんのことはない。まったくヒュースアンドケトナーに騙されていたわけです。狸です。
PRS アンプ
PRS史上最大のミーハー加減で組み合わせるのであれば、PRSのギターにPRSのアンプです。
PRSのアンプはブティック系のサウンドのものが多く、心地のよい流れるようなオーバードライブサウンドと、甘いクリーンにPRSの信者達があてられてしまう訳です。PRSのアンプにしかできないサウンドがあるかと言われれば、あると言える。というより、完全にPRSのギターに合わせて作られるアンプというのが希少なわけです。
もちろんお値段もまた、PRSのギターとおなじような価格帯です。
PRSアンプのブティック系サウンドをもうちょっと安く手に入れたい人にはPRS SEのアンプを。10万円以下で買えるものにしては、ブティック系のニュアンスを感じ取れていい感じです。
ただこれらのPRSアンプですが、話によると最近はあまりKORGが輸入をしていないみたいで、今はかなりレアになっているみたいです。
いかがでしたか?
今回はPRSのギターに合うアンプを4メーカー紹介しました。
是非試してみてね!