今まで、歴史・産地・焙煎などと紹介してきましたが、この回では実際にコーヒー豆を挽いて淹れる方法を紹介します。挽くのは電動ミル、淹れるのはオーソドックスなペーパー式です。
コーヒー豆を挽くのに必要な道具
電動ミル(もしくは手動ミル)
電動ミルというのは、まあいわばミキサーみたいなものです。
二枚羽のものは簡易的ですが、価格が安く2000円〜3000円で入手可能です。
コーヒー専門店だけでなく、ジャスコやホームセンターでも購入できます。
それに対して手動ミルというものもあります。
電動ミルの利点・・・
挽くのが非常に早い(30秒未満)、忙しい朝でも便利です。
掃除が楽で、人数が多くても手軽です。
手動ミルの利点・・・
電動だと高速回転で熱が加わり豆の風味が失われやすい。(と言われています)
ですが手動ミルなら、ゆっくり引くので香りが保たれます。
あと、雰囲気があります!(それが全て?)
時間がかかり1人前でも10分以上掛かることもしばし…。
この写真でどこの喫茶店か分かる人もいるのではないでしょうか??
2005年に放送されたドラマ「優しい時間」に出てくる森の時計という喫茶店です。
北海道・富良野に実在して営業しているのです!
カウンターでは、ドラマのようにお客様自身で手動ミルで豆を弾いて、それをマスターがドリップするのです。う~ん、なんて素敵(ノ´∀`*)
数年前に行ったのですが、また行きたいですネ。
話がそれました!汗
こんな感じで電動ミルに豆を入れます。
1人前(1カップ=140cc)で豆が10g程度が良いと言われています。
何倍も入れていると慣れて、目分量で豆の量が分かるようになりますよー。
ところで、この電動ミルですが、わたくしが13歳中学1年生の時にお母様に買ってもらった物です。
かれこれ12年も一緒なのです。今年で、人生を半分共にした相棒になるわけです(´;ω;`)ブワッ
なので、最新式の電動ミルに中々移行する気分になれませぬ。
3秒程押して、離す。
んでもって、一旦かき混ぜる。もう一度同じように3秒程押して…と繰り返します。
ジャリジャリ音が経っていたのが、サラサラとした音になったら中を確認します。
こんな感じになればOK。
好きな挽き具合でできますが、初めのうちは中挽きがオススメです。
安い二枚羽の電動ミルだと、粉のサイズが均一になりにくいのですが、挽いてある粉を買ってくるよりは格別美味しいですよ!
編集部には大型のミルもありますが、値段が何万円もするので入門には向いていませんね。
とりあえず粉が完成です!
美味しいコーヒーの淹れ方
うーん、村山由佳が読みたくなる見出し。
編集長はムラヤマ大ファンです( ̄ー ̄)ニヤリ
それはヨシとして、まずは必要な道具。
ドリッパー、ペーパーフィルター、ガラスポット、電子ケトル(やかん)
ドリッパーとフィルターセットで400円程度で売っているので、是非入手しておきましょう!
この螺旋タイプが最近の定番ですねー。
他にも洗って再利用できるゴールドフィルターなどもあります。
一部のマニアは、ペーパーフィルターは紙の臭いが付くといって嫌っているそうです。
また一部のマニアは、ドリップ前にお湯でサラッと一度流すそうです。
いやはや、奥が深いですなー。
パリっと折って、セットしまーす。
こんな感じです!
これだと3人前程度ですね。
ガラスポットにセットします。
このようなスタンドが着いたガラスポットだと、テーブルに直接当たらないので良いですね。
もし直接テーブルに当たる場合は、ソーサーなどで温度が伝わらないように気をつけましょう。
グツグツに沸騰させて、1分程度置いたお湯を用意します。
お湯を細く出し、粉を満遍なく浸します。
これを蒸らしと呼びます。寝ている豆が起きる訳ですねー。
20秒〜30秒程度待ちましょう。
新鮮な豆はブワーッっときめ細かい白い泡が膨らみます。
この時に美味しそうな香ばしいコーヒーの香りが部屋中にはじけ飛びます。
※但し新鮮な豆に限る。
安い粉の状態の豆だと、ぜんぜん膨らまずに白い泡も出ないのです。
一説によると中央で、のの字を書くと良い。と言われています。
僕の個人的な趣向では、周りの粉も満遍なく浸して水位をあまり上げないのがコツです。
「大人本流」として、真似してみて下さい。笑
美味しいコーヒーの完成!
あとは絶対に素敵なカップを用意して下さいね。
写真のカップはノリタケのプラチナシリーズ。ノリタケというのは日本で一番有名な食器メーカーです。
特にオールドノリタケという、何十年も昔のシリーズは愛好家が多く高い値段が付きます。
百貨店に行くとノリタケのカップが3千円前後で手に入るのでオススメですよ!
アンニュイな気分に浸りたいのであれば、ロイヤルコペンハーゲンがオススメ。
年中通してどんよりと雲が広がる北欧の雰囲気を強くまとったメーカーです。
村山由佳のおいしいコーヒーのいれかたにも出てきます。
うーんメランコリック♪