イセタンメンズが作り出した世界基準&コスパ抜群の白シャツ
皆さんはどんな基準でドレスシャツ(=ワイシャツ)を選んでいるでしょうか。スーツの雰囲気に合わせて、色や柄を選んでいるはずです。そんなドレスシャツの中で常にスタンダードにあり、誰もが必ず一着は持っているのが白シャツ。
しかしそんな定番なアイテムでありながらも、決定版といえるお洒落でコストパフォーマンスも高いシャツというのは、これまで存在していませんでした。
インポートは素材もシルエットも良いが高すぎる。消耗品であるシャツに、誰もが3万円を出せるわけではありません。FRAY フライのシャツが3万円だと思ったあなたは年齢がバレてしまうので気をつけましょう。今はもう5万円近い、超高級シャツです。
また国産にも良いとされているシャツはありますが、胸ポケットや襟の形そして前立てなどが、中途半端にカジュアルなデザインのものが多く、一枚で着たときに美しいと言えるものは少ない。
そんな中でイセタンメンズが発表したこちらの白シャツは、編集部がついに見つけた「完璧」なシャツとも言えるアイテム。
しかもお値段9000円と少しです。ブリオーニのシャツだったらボタンしか買えませんね。フライのシャツでも襟しか買えません。日本というのはときどき、世界が腰を抜かすようなコストパフォーマンスを実現してのけるものです。
今回はどんな老舗シャツブランドのものよりも現代的で美しく、どんなセレクトショップのオリジナルよりも質が良くて安いイセタンメンズのドレスシャツを紹介しましょう。
「胸ポケット無し、前立て無し」の世界基準シャツ
日本のシャツのほとんどが世界基準ではないとされていた理由に、そのアメカジ的なディティールがあります。つまり、ドレスシャツにも関わらずまるでカジュアルシャツのように胸ポケットが付き、前立てがついているのが野暮ったいということですね。
下のようなシャツです。
さらにはボタンダウン仕様のものも多いですが、これらはアメリカのカジュアルな仕様に影響を受けたデザインです。スーツの本場であるイギリスやイタリアではこのような仕様のシャツがスーツに合わせられることは少ないです。
そういった少し中途半端なディティールのものが多い日本ブランドの中で、今回イセタンメンズが作ったドレスシャツは、前立ても胸ポケットも廃し、さらにはイタリア的なワイドスプレッドカラーを呼ばれるデザインの襟を採用しています。
これはお洒落でもありますし、正統的なディティールでもあります。言わばこれを着て国際連合の演説台に立っても恥ずかしくない、という世界基準のディティールです。
今まで日本のドレスシャツ、スーツに合わせるシャツのお洒落は、柄の裏地を付けることや、ボタンホールの糸の色を変えること、襟が二重になることなどしかないとされていました。しかしそういったディティールはお洒落どころか、安いシャツにばかり採用され、二流で安っぽい雰囲気を醸し出すほどになってしまいましたね。
そんな中、ついに日本のメンズファッションの聖地であり、イニシアティブである伊勢丹が、どことなく停滞していた日本のビジネススタイルを変えにかかったというわけです。
一流シャツに比べても見劣りしない品質
とかなんとか蘊蓄垂れてみましたが、まあ分かりやすくいうのであれば「世界中のエクスクリューシブが選ぶような高くて良いシャツと比べても見劣りしないのに、とんでもなく安いから凄い」ということです。
イセタンメンズのシャツと、世界最高の既製服ブランドといわれるkitonのセカンドライン、Mattabisch マタビシのシャツを並べて写真を撮ってみました。どうでしょう。マニアが見なければ品質の差なんてほとんど分からないでしょう。
もちろん私はマニアですからどちらが高いかは分かります。ですが恐ろしい誤算によって、このイセタンメンズのシャツを2万円と見積もってしまうでしょう。実は9000円と少しと聞いたときの自分の驚いた顔なんかは、facebookのプロフィール画像にぴったりの滑稽さですね。
襟のシルエット、立体感、縫製のレベル……もちろんじっくりと見ていけばマタビシのシャツの方がハンドメイドの部分が多く、縫製に使われる糸の風合いが良いことなども分かるでしょう。しかし、何と言ってもマタビシは3万円以上の高級シャツ。3分の1の値段で、イセタンメンズは恐るべき品質です。
バルバのシャツを1枚買う値段でイセタンメンズのシャツが3枚買える。イセタンメンズのシャツのイタリア的なシェイプ、滑らかな綿100%の生地、現代のスタンダードといえるスマートなディティール。
美しいものを安い値段で手に入れることが出来るなんて、まったく男冥利に尽きるじゃありませんか。
イセタンメンズ 白シャツの着こなし
イセタンメンズのシャツは9000円と少しという値段設定でありながら、数十万円のジャケットと組み合わせてもグレードの差を感じさせないレベルのアイテムです。
他の国産ブランドの1万円以下のシャツがあくまで数万円のスーツをワンランク上の着こなしに見せてくれるアイテムだとしたら、このイセタンメンズのシャツは同じ値段帯でありながら、トップグレードのスーツを引き立ててくれるアイテムなんですね。
例えば上の着こなしでは、イタリア・マシンメイド最高峰といわれるBelvest ベルベストのウール&カシミアのジャケットと合わせています。タイドアップしたときの襟の美しさが、簡易的な写真でもよくわかりますね。
この写真を見て「シャツのグレードが低い」と感じるのは、ジェームズ・ボンドくらいでしょう。
もちろん春夏にシャツ単体で着こなしても、胸ポケットと前立てのないスマートなシャツですから、かっこ良く決まります。
なんだか、ワイシャツという感じがしないでしょう。そう、中途半端なカジュアルさを排したドレスシャツというのは、こうも美しいんですね。軽やかなアスコットスカーフと合わせて、第2ボタンまで開ける着こなしがイタリア風です。
今一番注目されているネクタイ、TIE YOUR TIEのアスコットスカーフと合わせても、むしろシャツの美しさが引き立つくらいですね。
ウエストのラインは少し細めですので、お腹が気になる人はまずこのシャツを買って、「自分のお腹がどうあるべきか」今一度確認しましょう。それに、立体的に作られたシャツというのは、少しくらい細くても着心地は他のシャツより良いくらいなんです。
いかがでしたか?
イセタンメンズのシャツは、これまででは考えられないほどの品質を1万円以下で実現している唯一のシャツです。しかもそのデザインは美しく、日本製であるということを考えたら、やはり他のシャツを選ぶのがもったいないほど。
ぜひイセタンメンズのシャツを、店頭で手に取ってみてください。
[layerslider id=”9″]