クリスマスといえば、パーティ。
そんなパーティを盛り上げるのに必要不可欠なのが、お酒ですよね。でも、いつもあまり特別なお酒は飲まないから、どんなものを用意したら良いのか分からない。そんなあなたのために、クリスマスに飲みたい、特別感のあるとっておきのお酒5選を紹介します。
Moët & Chandon モエ・エ・シャンドン
シャンパンというお酒については、誰もが聞いたことがあるはずです。炭酸ガスの入った、ポンと開ける白ワインですね。実際にはそういったお酒はスパークリングワインと呼ばれる。
その中でも、フランスのシャンパーニュ地方で作られているものは美味しいと言われていて、その地方で作られているものだけが、正式にシャンパンと呼ばれます。
モエ・エ・シャンドンは世界で最も有名なシャンパンの一つ。
創業年は1743年となかなか古く、現在ではルイヴィトンと同じ会社になっている、ラグジュアリーなブランドです。ちなみに、ちょっとバブリーで有名な最高級シャンパン、ドン・ペリニヨンもまたこのモエ・エ・シャンドンの傘下にあるんです。
そんなモエ・エ・シャンドンは、爽やかな酸味と、何より華やかな泡がクリスマスパーティにぴったり。細身のシャンパングラスに注いで、立食パーティに出せば、まるでセレブのパーティ会場の雰囲気です。
これを機会に挑戦してみては、いかがでしょうか。
ホットワイン(グリューヴァイン)
赤ワインにオレンジとシナモン、ナツメグなどのスパイスと砂糖を加えて作られるホットワインは、ヨーロッパ各地のクリスマスマーケットで愛されるクリスマス限定の飲み物。
温かく甘口のワインは、普段あまりワインなどを飲んだことの無い人でも、飲み過ぎてしまうくらいの飲みやすさ。日本でも材料が手に入るので、挑戦してみたい飲み物です。
作り方は簡単、コクのある赤ワインを鍋に注ぎ、そこにシナモンスティックとオレンジ、ナツメグを入れる。煮立ってしまうとアルコールが飛んでしまうので、その一歩手前で火を止めて、それをカップに注ぐだけ。
ドイツやフランス、チェコなどでは氷点下10度に近いクリスマスシーズンを、このホットワインで乗り切るのです。ちなみに12月25日になってクリスマスが終わると、すぐに姿を消してしまうのも、このホットワインの特徴です。
ちなみに赤ワインだけでなく、白ワインで作るホットワインもあります。本場ドイツでも、赤白どちらか選べたりするお店が多いですね。またチェコなどでは、蜂蜜から作られるハニーワインのホットワインも見られます。
ハニーワインは高級ですが、温めるだけで素晴らしいウィンタードリンクになります。
ストロングボウ
ストロングボウはイギリスのメーカーが作っている、アップルサイダー。アップルサイダーというのは、フランス語ではシードルと呼ばれるもので、リンゴを使ったビールのようなものですね。
イギリスではアイルランド発祥のマグナーズに並んで愛される、大人気なアップルサイダーです。
アップルサイダーは日本でこそ、ちょっとマイナーな存在ですが、その味は甘口で飲みやすく、特にリンゴの味がクリスマスのシーズンにも嬉しい飲み物です。夏には氷を入れて飲むさっぱりドリンクとして、冬にはシャンパンやワインの代わりとして、大活躍の飲み物。
個人的にはマグナーズの方が味がしっかりと濃くて好きですが、日本ではストロングボウの方が断然手に入れやすいという状況になっています。
ぜひお試しあれ。
ブランデー
さて、さらに冬を温めてくれるような強烈なお酒が欲しいのであれば、ブランデー以外の選択肢は考えられません。ブランデーは主にフランスで作られるお酒ですが、極寒の地ロシアで非常に愛されているお酒でもあります。
冷たく凍るクリスマスの時期に、身体を中から温めてくれるブランデー。これは他のどんなお酒とも代え難い、独特の喜びとも言えるものですね。
ブランデーはウイスキーやラムなどに比べると言ってしまえば没個性で、良く言えば非常に飲みやすいハードリカーです。ブランデーは甘いため、お菓子などにも使われますが、飲むときにもデザート感覚で飲めます。
上の写真はレモンと砂糖を噛んでから、ブランデーを一気に流し込むという変わったカクテルのニコラシカ。こんな楽しみ方ができるのも、ブランデーの良さです。
ちなみにクリスマスパーティの中、このニコラシカでロシアンルーレットをやるというのも面白い。
何かのゲームで負けた人は、これを飲んでいく、なんていう具合ですね。
もちろん普通にストレートで飲んでも。温かい牛乳や紅茶に一滴垂らして飲むというのも、ブランデー(もしくはラムですが)ならではの楽しみ方ですね。
甘いブランデーもあくまでアルコール度数40度以上のハードリカーなので、そこだけはご注意を。
ギネスビール
クリスマスもビールが飲みたい!と思うのであれば、それももちろん良い選択です。
しかしクリスマスの特別感をしっかりと楽しみたいのであれば、ビールの銘柄に一工夫しましょう。おすすめは、クリスマスにぴったりなクリーミーな泡立ちと、個性的な滑らかな味わいが特徴のギネスビールです。
アイルランドで生まれ、ダブリナーに愛されるビールなだけあり、ギネスには寒い季節が似合います。しっとりと泡立つグラスで乾杯をし、シチューやベイクドポテトを食べる。クリスマスにしては質素すぎるって??
もし、同性だけで過ごす切ないクリスマスなら、シャンパンを開けるわけにはいかないでしょう。
そんなときに大活躍なのが、ギネスビールです。陽気なフィドルと、バウロンの刻むリズムを聞きながら、恋人のいないクリスマスも楽しもうじゃありませんか。
今回はクリスマスにおすすめのお酒を特集しました。
ぜひ挑戦してね!と終わりたいところですが、一つご注意を。失敗したくない人は、予め一度その飲み物を試しておきましょう。いざ開けてみたら、スパークリングワインの味が好きじゃない!なんていうのは冗談になりません。
では、良いクリスマスを!