クリスマスマーケットとは??
日本ではあまり見かけることはありませんが、ヨーロッパでは12月にもなると、街のいたるところでクリスマスマーケットが開かれます。
このマーケットは、固定式の屋台が沢山出店し、クリスマスマーケット定番のお菓子や飲み物に始まり、ハンドクラフトの飾り物や雑貨、人形にいたるまで様々なものが売られています。
上の写真は有名なミュンヘンのプラッツ(広場)で開かれているクリスマスマーケットの様子です。
大変人で賑わっていますが、混雑しているといった感じでもなく、ゆったりと歩いて回ることができますね。ただし気温によっては非常に寒く、凍りそうな指先を温めながら歩かなければなりませんね。
個性豊かなイルミネーションが見物
さらにこの時期にもなると、街中がクリスマスの飾り付けに。
こちらはドイツ国境沿いの街、フランスのストラスブールの町並み。アルザス建築のお洒落な建物と入り組んだ路地に、クリスマスのイルミネーションがところ狭しと飾られます。
ヨーロッパならではの路地とクリスマスイルミネーションの組み合せは、よりロマンチックですね。
クリスマスマーケットは、大聖堂近くの大きな広場で行われることが多いですが、そんな広場のイルミネーションは壮大。
下はチェコの首都プラハの広場です。
大きなクリスマスツリーが映えますね。また真ん中奥に見えるのは、特設のステージ。
子供達が美しい声でハーモニーを奏で、クリスマスマーケットに聖歌のメロディを響かせます。
とても神秘的で、それでいて楽しいイベントなんです。
他にもスイスのチューリッヒ中央駅では、巨大なスワロフスキーのツリーがあったり、地域によって独特なお菓子が売られていたりと、街によって個性豊か。
12月の上旬から24日まで行われているイベントなので、様々な街をめぐって、その場所の雰囲気を感じながらクリスマスマーケットを楽しむのも良いですね。
クリスマスマーケットの名物
クリスマスマーケットの名物はやっぱり、グリューワインとホットドック。
グリューワインは温かいワインのこと。シナモンやクローブを始めとしたスパイスと、オレンジが入って煮込まれているワインで、甘くて飲みやすいのが特徴。
寒くて冷たいヨーロッパの冬には欠かせない飲み物なんですね。お酒が苦手な人も、ワインを飲んだことがない人も、ぜひ挑戦してみてください。
ちなみに味はお店によって全然違います。いろいろなお店で試してみれば、すぐにグリューワイン通になれますね。
また、ホットドックも定番メニュー。特にドイツでは、長いウインナーを素朴なフランスパンに挟んだ形で出てきます。
土地によっては変わったホットドックもあり。
例えば下の写真はドイツの右下あたりに位置する街、レーゲンスブルクで食べられるレーゲンスブルガー・ホットドック。
何がすごいって、わさびが入っているんですね。
日本人もびっくりな組み合せだけど、実は結構美味しいです。
見かけたら、楽しもう!
そんな感じで魅力がいっぱいのクリスマスマーケット。
12月にヨーロッパに行く予定があるのであれば、きっと遭遇できるはず。そんなときは現地の人たちと混じってグリューワインを飲みながら、精一杯雰囲気を楽しんじゃいましょう!