スーツ姿はカッコいいのに、私服がダサくて幻滅……。なんていうのは女性たちの間でよく話されていることですよね。男としてもせっかくのチャンスを逃すわけにはいきません。今回は「私服がダサい」をなんとかする方法を紹介します。
まずはファッション雑誌を買う
ファッション雑誌に載っているものなんか高くて買えない!とまあ、そう言わずにまずはファッション雑誌を立ち読みして、一番自分の好きな方向性のものを買いましょう。
代表的な雑誌としては以下のようなものがあります。
綺麗めでシンプルなファッションが好き人→MEN’S FUDGE メンズファッジ
流行感のある服が好きな人→MEN’S NON-NO メンズノンノ
ちょっとワイルドで大人びたカジュアルが好きな人→SAFARI サファリ
おやじファッション→LEON レオン
エレガントなイタリア系ファッション→MEN’S PRECIOUS メンズプレシャス
などなどですね。
どれも1000円をきるような出費なので、立ち読みをするだけでなく気に入ったものは買ってしまうが重要なこと。これはなぜなら雑誌を立ち読みしているときは「そのとき自分がかっこいい」と思ったものしか目にとまっていないけれど、実際に買って何度も目を通しているといろんなものが「いいな」と思えるようになるから。
自分が好きな雰囲気のファッションを軸に、そのジャンルや似た雰囲気のものでどんどん視野を広げていくのも大事なことになります。
雑誌で気に入ったブランドを見に行く
だいたい雑誌を見ていると、気に入るブランドがいくつかあるものです。今度はそういったブランドのショップや、そういったブランドの商品を扱っている服屋を見に行きましょう。
このときに見に行くブランドは何でも構いませんが、注意点があります。それは見に行くもの。雑誌に出ていた「ベルト」「アクセサリー」「時計」「バッグ」が気に入ったからといってそれを見に行ってはいけません。なぜならそれらはすべて着こなしのアクセントであり、私服がお洒落に決まっているからこそ意味のあるアイテムだからです。
ですからまずはシャツやジャケット、デニムなど着こなしのメインとなるアイテムを見に行きましょう。
もちろん雑誌に載っているような服というのは高いことが多いです。
ですから必ずしもそれを買う必要はありません。店員さんには「見ているだけです」と伝え、買わされそうになったら「最近同じようなものを買ったばかりなので」「今はちょっと金額的に買えません」などと断るのが良いでしょう。
ここで重要なのは買うことよりも、しっかりと見ること。
雑誌に載っているようなブランドの服がどんなデザインなのか、どんなところにこだわれているのか、そういったブランドの店員さんはどういう服を着ているのかなど。
そういうことを非常に詳しく観察します。ここでは「ふーん」と見て回るのではなく、頭の中でメモを取るくらいしっかりと注意して見るのが重要です。
3万円のシャツがあったとしたら、そのディティールや生地の感じ、シルエットなどを全て覚えておきましょう。
実はこれは、「目を肥えさせる」というプロセスです。
手の届く値段帯のブランドに行く
さていよいよ実際に服を買いますが、このとき行くべきブランドは「自分の手の届く値段帯」のブランドです。もちろん雑誌のものがそのまま買えるのであればそれが一番ですが、そうはいかない人が多いはず。
そういう人は安めのセレクトショップブランドや、安いブランドに服を買いにいきましょう。
例えばUNITED ARROWS ユナイテッドアローズのgreen label relaxing グリーンレーベルリラクシング。これは低めの値段帯ながらも大人が着ても恥ずかしくない、印象の良い服を多く扱っているブランドラインです。
あるいは見極めの自信がある人はアウトレットに行くのも良いでしょう。アウトレットはあまり知らない人がいくと質の良くないアウトレット専用商品を買ってしまい損をしますが、かなり目が肥えている人が行くと的確に良い物だけを正規の70%〜90%オフの値段で買うことができます。
そういうわけで買いにいきますが、買いにいく日には家を出る前にもう一度ファッション雑誌を見直します。そして自分のお気に入りの着こなしが、どんなアイテムでつくられているのかを確認しましょう。
例えば「白のカットソーにベージュのカーディガン、それから細身のデニム」など、ある程度抽象的でもかまいません。
そして実際に自分が服を買える値段帯のブランドに行ったら、自分が雑誌に載っているようなブランドに行ったときに見た物を厳密に思い出しましょう。
どんなデザインのものが多く、どんな作りのもので、どのような手触りだったか。これを思い出しながら、それに一番近い物を探すのです。
たとえそれがイオンの紳士服売り場だったとしても、そういったアイテムというのはいくつか混じっているものです。あるいは手触りは悪くても見た感じが有名ブランドの服に似ているもの、作りは悪いけども生地が似ているものなど、探してみれば見つかるはずです。
そういったアイテムの中から自分のお気に入りの着こなしに必要なアイテムを選び、購入しましょう。例えば今回であればベージュのカーディガン。これが紺になっても、グレーになってもそれほど問題はないでしょう。
とにかくいろんなブランドを見よう
上記のことを繰り返しているうちに、どんどんファッションのレベルが上がっていきます。
予算に余裕ができれば、思い切って雑誌に載っているようなアイテムを購入してしまうのも良いでしょう。重要なのはとにかく何度でも、いろいろなブランドを見てまわることです。
ブランドによっては「こんなものがこんな値段で??」というような質の悪いアイテムが高い値段で売られていることもあれば、「これこんなに安いんだ」と思うようなコスパの良いところもあります。
このあたりは高級なブランド→身近なブランド→高級なブランド→身近なブランドと繰り返し見に行くことで、目が肥えて見分けられるようになります。
とにかくどれほど多くの服を、注意して見たかというのが一番重要なことです。
ぜひ積極的にいろいろなブランドを見に行きましょう。