「大学4年生です。就活中なのですが、志望していた企業にはことごとく落ちてしまいました。仲の良い友人はみんな就職が決まっているので自分だけ取り残されたみたいで焦っています。いつまでも落ち込んでいる暇はないと頭では分かっていても、なかなか前に進めません。」(21歳・男性)
就活といえば、大学生のほとんどがぶつかる問題ですよね。「なかなか就職が決まらず焦ってしまう」「面接が苦手」「志望する企業に落ちてしまった……」などなど、就活生なら皆、何かしら悩んでいるはずです。そこで今回は、就活が上手くいかずに悩んでいる方に向けて、何点かアドバイスをさせていただこうと思います。
■相談する
相談者さんのように、4年生の7月という時期にまだ就職先が決まっていないという状況の学生は焦ってしまいますよね。志望する会社に落ちてしまったために、就活にやる気をなくしてしまうほど落胆してしまう学生は少なくありません。
大学の「就職課」のような機関は利用しましたか? エントリーシートや履歴書の添削、就職先の紹介など、きっとさまざまなサポートが受けられることと思います。一人で悩むよりも、就職のプロに相談した方がずっと動きやすいでしょう。
■妥協してみる
「絶対にココで働きたい!」という企業がある方や、「大企業志向」の学生は多いものです。そういった学生は志望する企業に落ちてしまったときに、なかなか立ち直れないものです。
「妥協する」と言っては聞こえが悪いかもしれませんが、大企業ではなくとも志望していた企業と同じ業種や職種の企業を受けてみるというのも考えてみてはいかがでしょうか。そこでスキルを身につけ、いずれ本当に入りたかった会社に転職する……という手もありますよ。新卒で入った会社に一生勤めなければいけないというわけではないのです。
■就活浪人という手もあるが……
就活が上手くいかなかった学生だけではなく、内定が取れても納得できなかった学生などが、「就職浪人」するケースが近年増えているそうです。必要な単位を取り終わっているので、就活だけに専念できますし、就活に備えた準備期間も他の学生より長く取れますよね。
しかし、どんな理由があろうとも「留年」という形なので就活に不利になってしまうこともあるようです。もしも「就職浪人」を選ぶなら、慎重に考えましょう。一人で勝手に決めてしまうのではなく、ご両親とも相談するべきです。
他にも、「大学院に進学する」なんていう道もあります。
自分が一番納得できる形で、就職できるといいですね!