「私は最近病院でうつ病と診断されました。薬を飲み始めたばかりですが、まだ気分によっては外に出られないことがよくあります。彼氏や友人にも、ドタキャンという形で予定をキャンセルしてしまうこともあります。しかし、うつ病であることを打ち明けたら引かれてしまいそうで、言うに言えません。それに、あまり心配もかけたくはないので。とはいえ嘘をついて遊びの約束を断るのも、なんだか申し訳なくて……。どうしたらよいのでしょうか。」(20代・女性)
心の病気のことって、仲のよい友達でも言いづらい問題ですよね。全員が全員、このような「心の病気」に理解があるわけではないので、「打ち明けて引かれたらどうしよう……」「酷いことを言われたら嫌だな……」と不安になってしまう気持ちも分かります。
そこで、打ち明けるときのポイントを3つ、ご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!
■それとなく伝える
「ちょっと話したいことがあるんだけど……」と改まってうつ病だということを打ち明けるよりも、会話の流れでさりげなく、「ちょっと最近元気出ないんだよね」などと症状を打ち明けるほうが言いやすいと思います。そんなことが何度か続けば、きっと友達も察してくれるでしょう。「ごめんね、本当は行きたいんだけど……また誘ってね!」というようなフォローの一言があれば、相手も嫌な気持ちになることはないでしょう。
嘘をついてドタキャンするのではなく、正直に「体がだるくて、最近は外出を控えているんだ」などと前もって言っておくことも大事です。病状が安定するまでは遊びの約束はしばらく控えてみてはいかがでしょうか。
■彼氏にだけは伝える
たった一人でも、理解者がいた方が心強いものです。とはいえ、友達どころか家族にさえ言いづらい問題ですよね。
あなたのことを真剣に考えてくれている、且つ何があっても味方でいてくれる相手ならば、打ち明けても引かれることはないでしょうし、きっとあなたのことを一生懸命サポートしたいと思ってくれるはず。一緒にいる時間が長く、あなたを一生懸命サポートしてくれる人といえば彼氏ではないでしょうか。
もしも真剣に将来を考えているパートナーだったら、あなたの負担やストレスを軽減するためにも、早めに打ち明けてしまった方がいいと思います。「理解者がいる」ということが、きっと精神的に大きな支えになるはずです。
■親しくない人には言わないこと
世の中には、うつ病患者に理解のない方も大勢います。「うつなんて甘えじゃないか」なんて酷いことを家族から言われたという経験がある方も……。そのようなことを言われて、あなたが嫌な気分になったり、傷付いたりしないためにも、むやみやたらに打ち明けることは絶対に避けましょう。うわさ好きな人にも言わないほうがベターでしょう。