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【祝! 2,000KM】カワサキZ900RSに不満や悪評?ゼファーZRXと違う?

慣らし運転も無事に終わり、納車3週間で2,000km突破しました。やっとタイヤもブレーキも馴染み、身体もバイクに慣れてきました。

久々の峠ツーリング

私はリターンライダー1年生ですが、10年ほど峠がご無沙汰だったので峠中心のロングツーリングに行ってきました。
下道で峠中心に300キロ走ったのですが、全身筋肉痛で本当にヤバイです!
荷重移動や姿勢など思い出し、無理せずにバンクさせる練習をしているのですが、太ももとふくらはぎ、肩や腰など全身がバキバキの筋肉痛になります。

Z900RSってゼファー900みたいなもの?

初代のZ1(900 Super4)やZ2(Z750FOUR)には乗ったことがありません。
ですがZRX400、ゼファー750RS、ゼファー1100、ZRX-1200 DAEG(写真下)を所有して乗っていたことがあるので、近年のカワサキ・ネイキッドとの比較はできると思います。

形こそゼファー750と1100の中間のようなデザインですが、乗ってみるとZRXの方が近いように思えます。
水冷エンジンと空冷エンジンは想像以上に違いがあり、加速したときのフィーリングや音は当たり前ですが水冷ZRXの方が似ています。

FI化(フューエルインジェクション)になってからスロットルの反応がキャブレター車とは全くことなります。
ずっとキャブレター車に乗っていたので、FI車に乗るとドン突きを感じて、滑らかさが無いように思えます。
このZ900RSはスロットルを回すと、ドコ!と蹴られるような小さな加速がありますが、以前のゼファーやZRXはキャブレターなので滑らかに無段階に加速していきます。
これが純正での比較では以前のバイクの方が乗りやすいように感じる原因です。

環境規制でマフラーも昔と違う

とにかく近年の環境規制は厳しく、二輪車に対しても毎年のように厳しい規制が行われています。
それが原因で販売中止した定番の二輪モデルもあるくらいです。

10年間バイクを降りていた間に新車バイクに対する「JMCA政府認証マフラー」といった音量規制以外にも社外マフラー規制が開始していたことを知りませんでした。昔のように、「音量さえ超えなきゃレース用のKERKERメガホンに消音バッフルをぶっこんで…」みたいな乱雑なマフラー交換はできないようです。

2008年7月9日 水曜日 18:32 日本平駐車場

Z900RSの標準マフラーはデザインもまずまず、音も良いのですが当時のゼファー750のような心地の良い空冷サウンドを期待すると拍子抜けします。年を取ったので仕方ないですが、今あるルールで遊ぶしかなさそうです。
ちなみに旧車に対しては政府認証マフラーは免除されて、音量ルールだけ適用など複雑に規定があるようです。
1999年以降の社外マフラーはガスレポートが無いと車検が通らないそうです。安易に無名社外マフラーに交換せずに販売店などに相談した方が良さそうですね。

モリワキやヨシムラなどはショート管でも政府認証マフラーを発売しているようです。
Instagramを見ているとレース仕様で公道を走っている悪い人も居ますが……笑

サスペンションがとにかく硬い

昔のバイク乗りからすれば憧れである「倒立フォーク」が標準で装備されています。
当時はよほどのレーシングモデルでないと倒立フォークではなく正立フォークだったのです。
リアサスペンションも、モノサスでスポーツ走行に向いているといわれます。

実際に乗って感想は…硬い!!めっちゃゴツゴツやんけ……

ZRX(400cc)もゼファー750/1100もKYB(カヤバ)のフワフワ心地よいサスペンションが標準だったので、今のZ900RSは「なんやこのスポーツバイク…」という感想です。
道路のつなぎ目など超えると、ドン!ガコン!と容赦なくフレームに振動が来ます。

ハイグリップタイヤを履かせてサーキットで飛ばすのには向いていますが、峠を心地よく走るには硬すぎやしませんか。
当時の峠はSPORTMAX α-10やTT900などタイヤの話でも盛り上がっていました。

燃料計に難があり…

どうなってんねん!
90年代のZRXでもアナログ式の無段階燃料計とリザーブタンク(予備燃料)があるのに、6段階式の大まかなメモリしかありません。高速道路で残り1メモリになると、あと何キロ走れるんだろう?となります。

最近の車のように中央のデジタルメーター中に「航続可能距離」が表示されますが、残量1メモリなのに130kmなど出てほんまかいなとなります。最もやばいと一番下のメモリになり、ガソリンマークが点滅するらしいです。
すると約3.9リットルを切ったということで、リッター15kmの燃費だった場合は約60キロ走行できるといわれています。

あと給油時にタンクのキャップを片手で押しながら鍵を回さないと、鍵がグニャって曲がります。
実際に納車1回めの給油で鍵が曲がってしまいました…。どうなってんねん。
つまり左手でタンクのキャップをぐっと下に押します、右手で優しくキーをひねってキャップを開けます。
閉めるときも同じように左手でぐっと押しながら閉めます。さすがカワサキ!そこにシビれる!あこがれるゥ!

早速、KTRCに助けられたという話

「昔のバイクはいいぜ〜!」とプープー文句を言ってみたものの、納車3週間でKTRCという最新のトラクションコントロールに助けられてしまいました。
直線を加速しているときに、道路に傾斜があるのに気づかずに軽くジャンプ状態になりました。
フロントフォークがふわっと上がり、着地するときにあろうことか左足でギアを蹴ってしまい3速から2速に……。

トラクションコントロールのない以前のバイクだと、合ってない高回転でギアがつながってしまい強烈なエンブレでリアタイヤが暴れてロック状態(=転倒)になってしまいます。
ところが幸いにもKTRCがオンになっていたので、自動的に後輪の出力にコンピューター制御がかかって自然に減速されました。「うぉっ、助かった!」と冷や汗をかきました。

オジサンは気をつけよう(?)

それからKTRCの有り難さを実感しつつも「こんなインチキなコンピューター制御なんて、バイクの本来の楽しみを奪っている」といった謎理論でトラクションコントロールをオフにして120km/h制限の高速道路で加速してみることに。

「ゼファー750じゃあ、コレくらいが丁度良い加速なのヨ」とフルスロットルにすると信じられないことにウイリー状態でフロントの接着感がゼロに。あ……。

幸い何事もなかったのですが、ホイールスピンはするわ、ウイリーするわ、「昔の空冷大型バイク」とは全く別物ということを実感しました。Z900RSはリターンライダーがとても多いそうですが、80~90年代の空冷大型バイクのつもりでスロットを開けるとトンでもない結末(=即廃車)を迎えるので、本当にお気をつけください。

話はそれますが以前参加したM4サーキット走行でも、BMWジャパンのスタッフが「毎年、試乗会をしていると1~2名が自分だけは大丈夫とトラクションコントロールをオフにして、スピンしたりコースアウトする方がいらっしゃります」と注意深く説明していました。
M4でコーナーの立ち上がりにアクセル全開にしたとき、案の定トラクションコントロールが介入して助かったことがあります。車ならまだしも、バイクで後輪スピンは危険ですよ。オジサマは、KTRCオフにしたい場合は全身ツナギなど安全装備をしてサーキットでお試しください。

Z900RSは、ゼファー750でも1100でも無い

お決まりの雑な感想ですが、

ZRX(400cc) 使い切れるパワーで心地よい水冷バイク、エンジン音も加速も心地良い
ゼファーχ 空冷サウンド最高だけどめちゃ遅い(友達のバイク)車体が軽くて運転しやすい
ゼファー750RS 加速が400cc並に遅いけど何もかもが心地よいマイルド、17インチで切れ込み速い
ゼファー1100 車体が重くて、18インチなので全然曲がらない、トルクあるけど速いわけではない
ZRX-1200DAEG 最新スポーツバイク、高次元すぎて身体がついていけない(納車1ヶ月でブラジル人に突っ込まれて廃車)
Z900RS 形はレトロだけど、中身はゴリゴリのスポーツバイクやんけ!ちゃんと鍛錬を積まないと安易に乗りこなせない FIが慣れない ABSとKTRCは良いぞ!

まとめ

無事に走行距離2000km達成しました。
ZRX1200DAEGのときは新車300~400kmの慣らし運転でゆっくり走ってるときに、ブラジル人の軽自動車(ノーウインカー)に突っ込まれました。とにかく安全第一、自分が悪くなくても怪我しますからね!実際に足に傷跡が残ってます。

・Z900RSはめちゃめちゃ速い
・事故に気をつける
・トラクションコントロールをオフにしない
・身体を鍛える / 日々鍛錬する
・いつかサスペンションを社外品にしたい
・直管ストレートマフラーはダメよ
・シート下に荷物は全く積めない

クソ寒い4月も終わりに近づき、やっとツーリングのシーズンが来るので皆様も安全運転でカワサキを楽しみましょうね!

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