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【名窯】ウェッジウッド・コレクション【写真】

ウェッジウッド・コレクション

今回、編集部のカップボードより、ウェッジウッドの厳選コレクションを紹介します。まずは王道にして、ウェッジウッドの代名詞とも言える、ジャスパーウェア。
そして、重厚感のあるフロレンティーン、最後に奥様に人気のワイルドストロベリー。

編集部には他にもワイルドストロベリーブルーム、フロレンティーン・ゴールド・ピーターラビットシリーズなど、沢山のウェッジウッド・コレクションがありますが、今回は上記の3客を厳選して選びました。

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真のウェッジウッドコレクション、続編はこちら

Jasper ware – ジャスパーウェア

ジャスパーウェアとは、素焼きの様な質感の陶器(ストーンウェア)で、古代ギリシャや古代ローマの美術をモチーフとして裝飾された、ウェッジウッドの独自の食器です。

このジャスパーは、1774年には原型が作製されて、なんと240年にも渡りウェッジウッドの代表的な作品となっています。

白いレリーフには、古代ギリシャの人々がカップ一面に渡り描かれています。
このペールブルーというのは、ウェッジウッドブルーとも呼ばれ、ファッションや色彩の世界で使われる色見本帳にも載せられています。

手に取ると、表面が思いの外ザラザラしていることに気がつくとおもいます。
他にはない質感で、柔らかな印象があるのですが、光がディフェーズされる、このマッドな質感は絶妙で他の窯元では見ることの無いものです。

実際に購入した人は、この特殊な質感から飾る事が多いようですが、このマットな質感のジャスパーは飾るだけでなくティータイムに使う事ができます。
長時間中に、コーヒーや紅茶など色の濃いものを入れていると、染みて汚れてしまいますが、
使った後にすぐに洗い流せば、美しいまま長く愛用する事ができます。
それだけでなく、洗ったり使用していると、少しずつ表面が滑らかになり、自分だけの一客に仕上がっていきます。
新品の状態から、馴染んだ自分の為のお気に入りの一客に育てていくという楽しみもあるので、
もしジャスパーウェアを手に入れたのでしたら、どんどんカップボードから出して使ってみるのも良いと思います。

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フロレンティーン・ターコイズ

ウェッジウッドの中でも、特に重厚感があり精巧なデザインなのが、このフロレンティーン・シリーズ。
インディゴ、ターコイズ、ピンク、ゴールド、グリーンと種類があります。
このフロレンティーン・ターコイズは代表的な配色のものです。

カップの内側と、ソーサには古代グロテスク文様を元に、ギリシャ神話の「グリフィン」をモチーフとして描かれています。
持ち手はハイハンドルで、濃いラインが一本入っている為、引き締まった印象を受けます。

幾何学模様がシンメトリーに描かれている、このカップは堂々とした風格を持ち合わせているので、カップボードに飾るのにも向いています。
価格も他のカップとは異なり高価なものなので、なかなか人とかぶる事がないと思います。

百貨店などにおいて有りますので、是非とも手にとってその仕上がりを確認してみて下さい。

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ワイルドストロベリー

最後に、可愛いストロベリーのタッチと優しい絵で世界中で愛されるワイルドストロベリー・シリーズを紹介します。

このワイルドストロベリーは、1965年に発売されたものですが、原画自体は19世紀から現存していたそうです。
繊細なタッチで野いちごが描かれ、おおぶりなストロベリーの葉は濃淡で立体的に描かれているためリアリティがあります。

幸せをもたらすイチゴのカップ。ぜひともペアで揃えて、休日のティータイムに使って頂きたいです。

ワイルドストロベリーにはカップ・ソーサーの組み合せが何種類もありますが、このティーカップはフチの部分が広がるもので、内側にも絵付けがされています。
コーヒーや兼用カップ、マグカップなどでは、内側に絵がないものもあるので、一番贅沢に楽しみたいのであれば、このフチの膨らんだティーカップをお勧めします。

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2010年に、ワイルドストロベリーのファミリーに「ワイルドストロベリーブルーム」という、新しいシリーズが発売されました。
このブルームというのは、ピンク、イエロー、ブルーの優しい3色のパステルカラーがアクセントとなり、より一層にワイルドストロベリーの魅力を引き立てます。

葉のタッチやイチゴの絵も、どことなく新しさを感じさせます。
カップの底まで大胆に描かれているのが印象的で、ダイナミックな感じを思い起こさせます。

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また、ウェッジウッドの熱心なファンなら知っている事ですが、カップの底にあるバックスタンプによっていつ頃に作られたものなのか大まかな時期が分かるようになっています。

主に古いものには、このような壺が描かれている事が多いです。
製造時期によっても、またこの壺のデザインが違うのだとか。
ウェッジウッドのカップは本当に奥が深くて楽しいです。

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19世紀には既にパターンが存在したとされる、古典的なワイルドストロベリー。

もしくは、つい4年前に新しく発表された、新しいワイルドストロベリーブルーム、
デザインは異なりますが、どちらも別の魅力を持った素晴らしいカップです。
ウェッジウッド入門としても最適なカップになります。
あなたの新しいライフスタイルを飾る、お気に入りの一客を見つけて下さい。

「【名窯】ウェッジウッド・コレクション【写真】」への1件のフィードバック

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