今まで数多くの個性的な人に出会い、未知の趣味について触れてきました。そこで「大人になれる本」に登場しやすいテーマの中から、「オススメの趣味」をまとめてみました。
独断で5段階評価「かかるお金」「モテ度」「オススメ度」をつけてみます。
本文の長さの関係から数行に短くまとめてみます。筆者が詳しくないスポーツと芸能は除外してあります。
大人本に記事が載っている場合があるので、気になるジャンルはサイト内検索してみてくださいね。
国内旅行
インスタグラムが流行してから写真映えする旅行先が大人気です。
リゾートホテルから高級ホテルまで、最近ではインストやTikTokでカジュアルに紹介されているので気軽に行きやすくなりました。レビューも豊富でどんなサービスが受けれるか分かりやすくリスクが低いです。
カーシェアリングが普及してきたので、新幹線と現地カーシェアでクルマでないと行けない場所にもアクセスしやすいです。最もモテる部類の趣味です。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★★★ オススメ度 ★★★★☆
海外旅行
コロナ前までは最強のモテる&楽しい趣味でしたが、2020年から急激に難易度が上がりました。現地に行っても「外国人来ないで!」というプレッシャーがあり、航空会社のフライト運休や入国審査の厳格化など突発的な要因でトラブルに巻き込まれやすい状態です。コロナ後の観光が定着していないので、旅行先でどんな待遇を受けたりトラブルに巻き込まれるかは未知数です。
この半世紀以上で最も観光客が少ないので、言語に不自由しない慣れ親しんだ国であれば美術館なども空いた状態で楽しめますし、インスタグラムでのドヤ度も高いです。
お金 ★★★★☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★☆☆☆☆
語学
英語だけでなく、ロマンス語派でもゲルマン語派でも、中国・韓国語でも語学を勉強すると現地の人とのコミュニケーションを楽しむことができます。リアルタイム翻訳の技術は年々普及して精度が高くなっていますが、口から直接出た言葉で会話するというのは信頼関係にも繋がります。
海外・日本国内で友達ができるだけでなく、映画を翻訳せずに楽しんだり、個人輸入のショッピングに役立てたりできます。イタリア語やフランス語はとくに国内のレストランの現地人と会話することもできて楽しい趣味です。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★★★★☆
文学
近年の画一化されたコンテンツやエンターテイメントと異なり文学は、数百年以上前から現代まで時代を超えて楽しむことができます。古今東西の名著でも良いですし、古本屋に眠っている知名度の低い作家でも、驚くほどに面白いものを発掘することもあります。映画や演劇とことなり情景の解釈が読み手によって異なるというのも魅力のひとつです。海外の作品であれば、上記の語学と同時に勉強できますし、基礎的な教養を磨くこともできます。
お金 ★☆☆☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★★☆
美術館
とりあえずデートで美術館というのは面白みに欠けます。作品の主題や作家の生い立ち、時代背景を知らないと、ただのキレイな絵になってしまいます。人物画になるとキレイどころか、さっぱり知らないオジサン、オバサンが描かれているということになってしまいます。技法などのテクニカルな部分も面白さの一つですが、美術の歴史や作品の背景について考察しながら訪れると没頭できます。伝記を読んでから、その作品展に訪れると文字と小さな印刷でしか見れなかった作品が目の前で色彩を持って現れて感動的です。画集のコレクションなども良い趣味ですね。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★★☆
インテリア
コロナになってから在宅時間が劇的に長くなった人も多いのではないでしょうか。無機質なミニマリストのような部屋よりも、快適なホテルのようなインテリアになると気分も晴れます。簡単なものではカーテンや絨毯、家具、ランプ。上級者になってくると壁紙なんかも自身で張り替えることができます。
バブルに日本に持ち込まれた輸入家具が中古で安く流通しているので、そういったものを集めるのも楽しいですね。ハマってしまうと自身で家具を修繕したり、部屋を改修してしまうのでホドホドが良いですね。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
洋服
日本でもダントツ人気の趣味はファッション!ただコレがまた難しく、インスタのリールやTikTokを見ていると強烈に個性的な服よりも、ユニクロの+J (プラスジェイ)をさらっと着こなしているほうがカッコいいみたいな風潮があります。若年層を中心に低所得化しているので、個人のセレクトショップで一着数万円のTシャツや十万円以上するアウターなどをシーズンごとに買い集められないという理由もありそうです。
またQoo10などの海外サイトも台頭して、韓流ファッションのブームも流れ込み廉価と高価なファッションが混同して語られています。大人本で紹介しているようなイタリアファッションを中心とした紳士服は、今や一部のマニアが自己満足で着ていることがおおく、モテからは離れつつあるのが実状です。自身のポジショニングと好みを明確にするのが大切ですね。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★★★★(?) オススメ度 ★★★☆☆
革靴
インスタグラムを眺めていると、20代後半から40代ほどの高所得男性に人気なのが革靴。
ジョンロブから、ベルルッティ、ガジアーノ&ガーリングなど百貨店で注文できるビスポークを中心に価格競争になっている節があります。マニアになるとフィレンツェにあるステファノ・ベーメルの工房で注文したり、蚤の市でガットを拾ってきたりするようですが、趣味ではない筆者が見ている限り、百貨店原理主義者と現物至上主義が不毛な争いをしているように思えます。ベルルッティは子供!など喧嘩っ早いのも革靴界隈の特徴です。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★☆☆☆ オススメ度 ★★☆☆☆
時計収集
究極の自己満足アイテムとして不動の人気を誇る腕時計収集。この界隈は予算が大きいほど上という構図が成り立ってしまうところです。タチが悪いのが馴れ合いです。腕時計というのは分かりやすいオーデマピゲのロイヤルオークやロレックスのサブマリーナなど超有名な形でないと、一般人はぱっと見でどこのブランドか分かりません。そのため雲上御三家に当てはまらない高級時計は、オフ会に出て自慢しないと分かってもらえません。
オフ会参加すると「時計の価格」という上下関係で戦うことになるので資産がないと面白くないです。革靴界隈と同じように、カジュアルな時計ブランドを見下したり、ムーブメントがETAの汎用品だと小馬鹿にしたりと厳しい世界です。ごく一部にビンテージウォッチもありますが支流になります。ちなみに一般女性は時計に興味ないのでモテません。
お金 ★★★★★ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★☆☆☆☆
文具
ジャンルが細分化されすぎて定義が難しいのですが、輸入の高級ノートが好きな人や、モンブランやパーカーなどの高級万年筆が好きな人、ハンドメイドのガラスペンが好きな人、アンティークの今は無き文具の収集家など様々です。特にインク界隈が闇で女性のリップグロスのように、少しの色の違いで何時間も語り合い、昔の限定色やラメが入ったものなど語ると長いです。保管するガラスにも拘りがあり、週末になると万年筆を分解して清掃するのが趣味です。
少し外出するのにも、革製のロール収納ケースに5本も6本も入れて持ち歩き、インクをおもらししても怒りません。基本的に優しい人ばかりで温厚な界隈ですが、万年筆の軸に関しては少し過激派も居て、○○はクソ!といった思考の持ち主もいるようです。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★☆☆☆
クルマ(ドライブ)
クルマでゆっくりドライブすることが中心で、車内での会話や旅行先の美しい風景、美味しい食べ物を回る、珍しい食材を買うなどが主な目的となります。
至って健康的な趣味で、老若男女人気があります。燃費が良く広いクルマが好まれていますし、自分のクルマでなくてもカーシェアリングのシエンタや小さなハスラーでも問題ありません。運転免許を持っているだけでアドバンテージになる時代なので、若い男性はカーシェアでドライブに誘うだけでメチャメチャモテます。
お金 ★☆☆☆☆ モテ度 ★★★★★ オススメ度 ★★★★☆
クルマ(スピード狂)
関西の某氏は、ポルシェGT3RSを3,000万円で購入して週末にサーキットに行っているようです。このようなジェントルなスピード狂も存在しますが、タチが悪いのは首都高速や環状線を利用して300km/hチャレンジを行うフリーダムなポルシェ乗りです。かくいう筆者も元スピード狂でしたので共感できるのですが、危険運転はアドレナリンが出るのでギャンブルで大当たりを引くよりも興奮します。想像ですが古代にマンモスと槍で戦うような感覚でしょうか?これハマると中々辞められず、高速道路で平気で200km/h近く出してしまうのでオススメできません。危険運転致死傷罪が適用されるようになってから、さすがに「峠」趣味も下火のようです。イニシャルDはゲームセンターで遊ぶくらいが丁度良いですね。
お金 ★★★★☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★☆☆☆☆
クルマ(コレクション)
つい10年前までは馬鹿にされていた趣味ですが、ガソリン車の廃止が騒がれだしてから注目されています。2000年代後半には、クルマ好きが趣味でスカイラインR-32GTRを中古で100万円ほどで購入していましたが、今は中古価格が500~700万円になっています。他にも国産スポーツカーが軒並み高騰していて、今まで掛かったガソリン代から車検、整備費用を全てペイできてしまうほどに値上がりしています。
今後も上がる可能性はあるので、趣味としては良いかもしれません。ただし旧車はパーツ供給が極めて少ないので日常的に走らせるのは難しいです。
お金 ★★★★☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
バイク
コロナになってから急にブーム再来したバイク。一時はあまりの人口の少なさにバイクメーカー各社、死にかけていました。二輪館やナップスなどのバイク用品店も、風前の灯火でしたが今やV字回復!ヘルメットのSHOEIの株価なんて2倍以上に膨れがありました。
安全運転を心がけてツーリングを愉しめば素晴らしい趣味です。ただ先ほどのスピード狂のように自制心が必要な乗り物です。たった100万円程度のバイクがフェラーリより速いなんて事があります。
1970〜1980年代は超モテる趣味、00~10年代は全然モテナイ趣味でした。2020年、どうなんでしょうか?ホンダの新型レブル250は女性に何故か大人気で、教習所もパンパンらしいです。ここ数年で再びモテる趣味になるのかもしれませんね。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★★☆☆(?) オススメ度 ★★★☆☆
自転車
弱虫ペダルで若年層の女性にもウケの良い自転車。
実際にはピチピチのウェアを、アラサーが着てヘルメットをかぶっても、多分モテナイです……。
ただし非常に面白い趣味らしく、フレームからホイール、ブレーキまで様々な部品を選んで自分でオリジナルの1台を組み上げるなんてのもあるようです。
以前、出会ったマニアはダウンヒルレース用といって、ごつごつの山道を一気に下る危険なレースにハマっていました。このような特殊な自転車は1台50万円以上もするようです。ペダル2つで数万円なんてザラのようです。
コレクションしても楽しそうですし、実際に走っても気持ちの良い趣味ですね。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★★☆☆(?) オススメ度 ★★★☆☆
筋トレ
ジムに通わない場合はほぼ無料という無敵の趣味。実際に筆者も1年ジムに通って筋トレしていましたが、どんどん重いものが持てるようになって楽しかったです。
ジョギングを毎日5kmすると、身体が軽くなります。ただし、お酒がめっきり飲めなくなりました。これは体質で、筋トレしながらアルコール飲む人もいますが、多くの場合はアルコールの代わりにホエイのプロテインを飲むことになります。
モテるかどうかは謎ですが、お腹がブヨブヨのデブよりは1000%マシです。そろそろヤバイので、断酒して筋トレしなきゃ…。
お金 ☆☆☆☆☆ モテ度 ★★★☆☆(?) オススメ度 ★★★★☆
アウトドア
こちらもアニメ、ゆるキャンでブームになっています。スノーフレークの人気など凄まじいですよね!都内の量販店でもグッズの多さに驚かされます。
ただしニワカが増えすぎて、元来のマニアは歓迎していいのやら複雑な気持ちだそうです。道具だけは数十万円も費やして一式そろえているけれど焚き火のマナー違反、ゴミの放置など基本的な事ができていない。また、テントの貼り方ひとつもしゃきっとしていないということもあるようです。
SNSでは映えが重視されて、アウトドアなのに屋外スクリーンで映画上映など、古典的なキャンプ好きからすると少し「?」という光景もあります。まあマナーを守れて楽しいのであれば何でもいいかもしれませんね。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★☆☆(?) オススメ度 ★★★☆☆
登山
筆者は1,000m級の山を少し登った経験しか無いのですが、己との対峙です。筋トレしていた時期でさえ3km進むだけで全身ガタガタ、筋肉痛がやばかったです。無心になり獣道のような散歩道を進むのですが、そこにはハイテクや現在社会に存在するものはなく、唯一の人工物は所々にある木で出来た階段の区切りだけです。
スマホをOFFにして、無心になって登れば現代人が失った地のエネルギーを得ることができます。
空気もキレイで、普段都会に住んでいるひとこそ体験するべき趣味といえそうです。
雪山は非常に危険で、上級者でも遭難するようなのでシーズン中に低い山から挑戦すると良さそうです。
お金 ★☆☆☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
自作パソコン
2010年頃まであれほど活気があった自作パソコン界隈も、すっかり下火になってしまいました。一時は仮想通貨のマイニングでGPUの複数挿しなど流行りましたが、それでもノートパソコンの高性能化と持ち歩きできるデバイスの進化についていけなくて、今はエーペックスなどのゲームに用いる人が多いようです。
GPUは値下がりせず、メモリも半導体不足、HDDやSSDも対して値段が下がらず、まさに「今は時期が悪い」です。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★☆☆☆☆
株取引
モテるかどうかは謎ですが、暇つぶしには最強の趣味です。iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAを政府が推し進める理由は、今後の年金制度では生活に必要なお金を全員に支給するのは難しいので、各自で資産形成をしなさいということです。まあ、そう言いつつも金融所得課税強化など、儲かった分に課税を増やすのですが……。
株取引の何が良いというと、あまり一般人が知らない小さな企業に興味を持つことができて、決算書が読めるようになります。ゲーム感覚で楽しめるのに、うまくいけばお金ももらえる良い趣味ですね。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★★☆
節税
こちらも最強のゲーム!個人事業主であれば法人設立して青色申告することによって、格段と節税することができます。どの勘定科目を選ぶかはアナタ次第。税法にも詳しくなれて、新しい法律改定にも敏感になります。事業内容によっては補助金や助成金を受けることができて非常に実用的な趣味です。
筆者もfreeeというアプリで遊んでいるのですが、売上高が低い会社であれば個人で決算をして遊ぶことも可能です。悪いことをしたときや、タイミング悪く税務調査が入ったりなど、リアリティのある趣味です。
お金 ☆☆☆☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
スマホゲーム
仕事が忙しすぎて脳死状態の人には良いかもしれません。
単調な繰り返しのゲームも多く、無課金で遊べるスマホゲームも増えてきています。
かわいらしいキャラクターがボイス付きでストーリーを進めてくれるような無料のスマホゲームもあります。ただ気をつけないと、ウマ娘に300万円課金など飲み込まれてしまい売却できないデータに廃課金してしまう可能性もあります。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★☆☆☆ オススメ度 ★★☆☆☆
アニメ
昔は地上波の放送やテレビでしか楽しめなかったのですが、今はアマゾンプライムビデオやネットフリックス、フールーなど配信サービスで無料で見放題が増えています。
期待しないで見るとストーリーにハマってしまい、シーズン1から3まで36話全て見てしまうなんてこともあります。疲れたサラリーマンにオススメの趣味です。
お酒を飲んで何か食べながらできるので、中々に楽な趣味です。
お金 ★☆☆☆☆ モテ度 ★★☆☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
カメラ
カメラブームも今は昔、今はスマホで撮影することがほとんどです。スマホアプリのフィルターも高性能になり、KODAKのフィルムを再現したり、初期のCCDデジカメのようなノイズを出すフィルターも存在します。
細々ですが一眼レフやミラーレスなどの本格的なカメラを持ち歩く人もいるようです。一時は高画質のデジタルカメラが流行しましたが、今はライカのようなレンジファインダーカメラやオールドレンズなど懐古主義的な趣味もあるようです。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★☆☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
オーディオ
完全に二極化していて無線対応のポータブルオーディオは人気を博していますが、有線のポタアンなんかは下火、据え置きの本格オーディオ・ステレオは不人気のようです。
昔はCDを取り込んでいましたが、今は音楽配信サービスで楽しむことがおおく、スマホから対応イヤホンに無線で飛ばすというカジュアルな使い方が今どきの利用者に合っているようです。据え置きのアンプやプレーヤーなどは一部のマニアと中高年に人気で、あまり値下がりしていません。アキュフェーズやラックスマン、マッキントッシュなどの希少なモデルなどは旧車のように値上がりするなんて事もあるかもしれませんね。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★☆☆☆
楽器演奏
今も昔も人気のある楽器演奏。あまり詳しくないので全てまとめてしまいましたが、ギターやベース・ドラムなどバンド寄りの楽器から、ピアノ・ヴァイオリンなどの古典的な楽器など、どれも上達すると楽しいものです。
個人的な意見では、生の楽器の音というのはスピーカーで再現されたり打ち込みの音源とは異なり、心を潤すなにかが存在するように思います。忙しい現代人こそ、生のピアノの音で癒やされるなんてのも趣味として良さそうです。
DTMや作曲などは、ニコニコ動画の最盛期と比べるとやや下火になっているようです。むしろ動画制作に流れてしまった感じはあります。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★★★☆ オススメ度 ★★★★☆
洋食器収集
絶妙にニッチな趣味で、主に40代以上の女性が楽しんでいるものです。大手の国産メーカーの洋食器を収集する人もいれば、ウェッジウッドなど英国本場の食器を収集する人もいます。少しずつ人口が増えているようで、デミタスカップの楽しみといった美術展は連日、人が賑わって骨董の食器への興味がうかがえます。
安いものであれば数千円、高いものでも数万円というコストで、割らない限り消耗品や追加の費用はかかりません。リセールバリューはやや低いですが、コレクション性が高く希少なモデルであれば売却で利益が発生することもあります。インスタグラムの写真との相性も良く、コロナ渦でまだまだ人気が続く趣味です。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★★★★☆
和食器収集
和食器収集というのは非常に地味です。洋食器というのは大きなブランドやメーカーが存在しますが、和食器は個人の工房や作家物が多く、有名ブランドといっても量産品のたち吉や、人間国宝の柿右衛門など欧州のブランドと比べると方向性もコンセプトも異なります。
また代表的な作品であってもぱっとみて作家を当てるというのは非常に難しく、作家の印を見ても誰のものか分からないこともあります。茶道や香道など文化人のためのコレクションで、高い見識が必要です。初めのうちは百貨店の特別展などで好きな作家を見つけたり、好きな柄の漆塗り器などを集めるのが入門しやすいです。
和食器の中でも骨董は特に厳しい世界で、焼き物に対して真剣に勉強しないと良し悪しが分かりません。ただし、先ほど紹介した腕時計や革靴と異なり、少しでも興味があれば素人でも歓迎されやすい世界です。
安いものであれば数千円から、やや高級品は数万円、作家物になると10万円から100万円以上まであります。
和食器をしっかり勉強しておくと、会席料理や高級日本食店に行った時に話がはずみ、この人は分かっているとひと目置かれます。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★☆☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
コーヒー
迷ったらコレ!たった1,000円からスタートできるカジュアルな趣味です。そして、どんな田舎でも一定数のファンがいて輸入した生豆を自家焙煎しているような店があるものです。初心者は粉を買ってドリップから、中級者は自身で豆を選んで自分で挽いて、様々な器具で淹れるようになります。上級者になると生豆から手煎りをしたり、機械で焙煎するようになります。
ミカフェートなどの一流店は数万円以上しますが、丸山珈琲のコンクール入賞のCOE豆でも2~3千円から楽しめます。ドリップ、ネル、サイフォンなど宗派があるのも特徴ですが、全体的に優しく温厚な人が多い傾向です。
少しカテゴリは違いますが、エスプレッソを専門にする人もいます。こちらは本格的にやるとマルゾッコのような数百万円の据え置き機材を購入しても、コーヒーミルだけで30万円など業務級まで突き詰める人が多いです。
どのカテゴリでも、一般人からの受けがよくモテる趣味です。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★★☆ オススメ度 ★★★★★
チョコレート
これがちょっとニッチな世界で、コーヒー豆と隣り合うの世界にあるのですが、ちょっと神経質な人が多いです。シングルオリジンのカカオから厳選する、砂糖とカカオ以外の原料を認めないような「材料原理主義」から、ブランド志向でピエール・マルコリーニ、ジャンポール・エヴァン、ラ・メゾン・デュ・ショコラなど超高級ショコラティエに没頭する自称チョコレート通まで、ちょっとギスギスした世界です。
中には焙煎からテンパリングまで全ての工程を自分でこなす、チョコレート製造を趣味にする人までいます。スイーツマニアと少し異なり、玄人感のある界隈です。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★★☆ オススメ度 ★★☆☆☆
紅茶
紅茶系男子が増えてきましたが、奥が深いようで浅い界隈です。筆者も長らくこの界隈にいたのですが、ダージリンの単一畑を頂点として、アッサム、セイロン、祁門といった具合に限られた紅茶の話を無限にしています。主に精算される畑と工場、ビンテージ、収穫時期のロットの話になり、どれが美味しいか常に考えています。
これが紅茶界隈の上級者の界隈ですが、下に行くと有名ブランドのブレンドティー。例えばフォートナムアンドメイソンやハロッズ、フォション、ルピシアのブレンドなど着香茶に関心が向けられます。
洋食器のカップ&ソーサーと行き来する人も多く、90%以上は温厚で優しい既婚者ばかりです。中には生産地の現地から良質な葉を引っ張ってくる人もいます。和紅茶という更にニッチなジャンルの趣味もありますが、まだ国産ワインのように確立されたカテゴリではなさそうです。紅茶の上級者になると中国茶と台湾茶も同時に手を出す人が多いようです。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★★★☆☆
中国茶(台湾茶)
和食器と同等、それ以上にレベルの高い界隈です。基本的に全てが情報戦でありながら、高いテイスティング能力を備えていないとフェイク(偽物)を掴まされたり、萎凋を失敗したような物を褒めてしまったりします。
勤勉で博識な人が多く、歴史的な教養・造詣が深い人ばかりです。武夷岩茶や中国国内の茶を一通りやったあとに、台湾茶の高山茶に行くルートが多いように思います。あまりに鍛錬を積みすぎて、熱湯の入った蓋碗・茶杯を持っても熱さを感じないくらいに精神安定しています。見ている感じアルコールを嗜む人は少数で、茶一本が多いです。ここで修行を積むと、紅茶界隈やワイン界隈に移動しても突然に上位クラスに入ることができるので、茶の本質と古樹、ミネラルの研究をするのがおすすめです。予算は5千円から、最大でも10万円ほどあれば充分に楽しめるはずです。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★☆☆☆☆ オススメ度 ★★★★★
ワイン
筆者が今在籍している界隈ですが、腕時計と同じようにお金の暴力です。ビンテージカーと同じように数千万円ほど予算がないと最上級までたどり着けないようになっています。間口が広く1,000円から楽しめるような雰囲気を出しながら、最終的には1万〜10万円程度のワインに行き着くようになっています。
腕時計と異なるのは、買って手巻きのネジをくるくるすればOKというものではなく、テイスティング能力も大切になります。抜栓したワインが傷んでいるのか良好なのか、飲み頃なのかまだ飲み頃ではないのか、そのような判断を自身で行う必要があります。
参入障壁がやや高く、まともなワインは1本3,000円以上して1~2日で空けるのが普通です。品種や種類、産地も様々で、近くに手本を見せてくれる先輩がいないとスムーズに楽しむのは難しいです。1,000円代で美味しいワインも数多く存在しますが、逆にまずいワインも大量に存在します。良いワインに出会うと感動的で花束のような香水を飲んでいるような気分になることもあります。ここの界隈からチーズの趣味に進むひとも一定数います。
お金 ★★★★☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★★☆☆☆
ウイスキー
ここ数年で人気急上昇中の趣味です。元々は根暗なオヤジが黙々と嗜むものでしたが、近年は女性までウイスキーを飲むようになりました。1本1500円から美味しいウイスキーを楽しむことができて参入障壁は低く、新品であれば傷んでいるウイスキーはほとんど存在せず、5千円〜1万円も出せば美味しいウイスキーばかりです。
1本開栓しても、ゆっくり飲めば20~30回は楽しむことができるので、初期コストは高く感じてもトータルではワインの1/3以下で楽しめます。
美味しいウイスキーのハイボールで友人とワイワイ楽しむこともできて、始めやすい趣味といえます。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★☆☆ オススメ度 ★★★★☆
葉巻
決して排他的ではないのですが、閉鎖的な趣味なのが葉巻です。この界隈の人たちは自ら素人を誘い込むようなことはありません。待ち受けているというか、来る人は拒まずといった感じです。
基本的に優しい人が多く、興味があれば手取り足取り教えてくれます。費用はまちまちですが、月に1万円ほどあれば良い葉巻を3~4本楽しめるはずです。タバコと異なりゆったりとした空間で30分〜2時間近くかけて楽しみます。ただ自宅葉巻をする人はやや難しく、壁や家具にニオイが着きやすいので賃貸は不可能、持ち家でも一部屋をスモーキングルームにする覚悟が必要です。中国茶ほどでないものの教養が高く知識階級が多いです。
特徴としては社会的地位の高い人や、富裕層が隠れていることです。高い葉巻をバンバン楽しむとなると月に10万円以上のコストが必要です。ワインやウイスキー、蒸留酒のラムやブランデーとの親和性が高いです。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★☆☆☆ オススメ度 ★★☆☆☆
香水収集
こちらも、やや腕時計のように高ければ偉いという風潮があります。最も高級な香水は1本30万程度、これはサンルイやラリックのようなクリスタルに入っている限定品です。これを除外して高価な香水は5~10万円程度、これだけ予算があれば最高級に近い香水を買うことができます。
メゾンブランドとファッションブランドに分かれますが、本格的な香水は2~4万円程度の価格帯が多いです。何十本も揃えると費用は凄まじいですが好きなボトルを数本集める分には、そこまでお金はかかりません。
問題は中のエタノールが気化したり変質しやすいので、1~2年で新しくする必要があります。また香水でだけでなくファッションやジュエリーを同時にやるい女性が多いので、結局月に数十万円以上のコストがかかります。
お金 ★★★☆☆ モテ度 ★★★★☆ オススメ度 ★★★☆☆
家庭菜園
これぞ現代人に最もオススメしたい合理的な趣味です。ネギやハーブが最も簡単で、苗から育てれば失敗率は低く、それでいて年に何十回も収穫できるのでスーパーでの無駄な出費を割けて美味しい野菜を食べることができます。本格的になると種を購入して室内でポットで発芽させて、そこから植えることになりますが、生命を育てるというのはワクワクしてとても楽しいですね。
何よりもお金もかからず、美味しく楽しいというパーフェクトな趣味です。クルマや時計と違って、この趣味を嫌いな女性はほとんど存在しませんし、結婚してからも高い確立で続けられて、褒められます。褒められる趣味は少ないので家庭菜園こそ最強の趣味です。
お金 ☆☆☆☆☆ モテ度 ★★★★★ オススメ度 ★★★★★
料理
家庭菜園ほどではないものの、結婚にも有利なのがこの料理という趣味。まず人間は毎日お腹がヘリますが、料理を趣味にしておくと自分で作ることができるので便利です。
時間短縮にもなり節約にも繋がります。特別な料理でなくとも日常的な何パターンか得意なものを用意しておくだけで、友達や恋人に料理をふるまうことができます。中級者以上になるとクリスマス料理や正月料理などチャレンジできて、こちらも非常に喜ばれる趣味で、結婚後も役にたちます。
半数近い人はこのまま製菓や製パンも同時に趣味にしますし、残りの半数は魚をさばいたりするようになります。家庭菜園の次に良い趣味ですね。包丁をしっかり研げるよになれば一流です。
お金 ★★☆☆☆ モテ度 ★★★★☆ オススメ度 ★★★★★