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ゼファー750RSが200万円超えに?高騰する中古バイクってどうなのよ

「漏れているということは、オイルが入っているということ」by.カワサキ乗り

最近まで輸入車にどっぷりハマっていた私ですが、3月にカワサキZ900RSを購入してからリターンライダーな30代として二輪生活を堪能しています。一時は骨の髄までカワサキだった私はっしーですが、数年前にたった30万円で売却したゼファー750RSの値段を久々にGoobikeで見て卒倒してしまいました。

 

RX-7といい、ゼファーといい、ネムサといいペペキャッシュといい、何故わたしは高騰直前に安い値段で売ってしまったのだ。という感想しかありません。今まさにZRX-2を検索したら、安い順でも70万円……。
ハイパーインフレもいいところ、ジンバブエ・ドルとしか思えません。

せっかく損しているので、今からオールド・カワサキ(90年代)がほしい!と思っている人にカワサキ乗車歴10万キロを超える私がちょっとアドバイスしてみたいと思います。

古いカワサキはメッチャ遅い

今どきのFI車のカワサキと比べると、フレームがゆるゆるで曲がるときに歪むのが分かるくらいです。とにかく足回りを強化してタイヤをハイグリップタイヤにすると、フレームがたわむのが運転していてわかります。
空冷のゼファー、水冷のZRXどちらも当時のツインサス時代のものは今のスポーツバイクと比べると、古き良き乗り心地です。ゆっくり走る分には問題ありませんが、峠を攻めようと考えるのはオススメできません。

特にゼファー750RSにいたっては、空冷でエンジンがたった68馬力しかなく、二昔前の400ccの水冷と同等クラスの加速しかできません。ツーリングで速い集団に追いつくにはフルスロットルでぶん回さないと追いつけないくらいです。
ただ、当時の空冷の音は最高でモリワキやヨシムラのマフラーでブン回すと脳汁ドバドバの最高の高揚感を得ることができました。

安全性が低く、電飾が弱い?

今は最新のZ900RSに乗っていますが、フェールインジェクションで寒くてもアイドリングも安定していますし、急ブレーキを掛けてもABSでロックしません。昔では考えられないほどに安全性が高くなっています。

当時のゼファー750RSやZRXは、ブレーキを強く掛ければロックするので即転倒に繋がります。練習でリアをロックして滑らせたりしましたが、高度な技術がないと急ブレーキでロックしやすかったです。特に峠を走るときはギリギリのブレーキングをするので、タイヤがたわんでロックする直前を身体に叩き込む必要がありました。
幸いパワーが弱いので、スロットをガバっと開いてもリアが暴れてスリップするということはありませんでしたが、ギアを下げて回転数が急にあがるとタイヤが滑るリスクはありました。

実用面では、暖機運転が必要でアイドリングをしっかりしないとエンストにつながりやすいということと、雨の日はプラグコードの不調でエンジンがつきにくいです。カワサキ プラザ沼津でしっかりメンテナンスして車検も任せている車両にも関わらず平気でエンジンがつかないことがあります。

今では想像できないことですが、「あ〜エンジンつかない?ブレーキして車体揺らすとつくよw」みたいなことが頻繁にありました。それでもエンジンが付かない場合は、押しがけといって、ニュートラルでバイクを自力で押して速度が出たら飛び乗って2速にバッコーンといれて、クラッチを離すとエンジンを強制始動することができます。

若かったので何でもアリ状態で、ブレーキがエア噛んだら自分でエア抜きして、オイルも交換、マフラーも交換と、誰もが何でも自分でやる時代でした。

そんあわけでZ2までいかなくても1990年代の少し古いカワサキは、色々自分でやる根性と、故障を故障と思わないイタリア車乗りのような精神が必要というわけです。

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