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【超入門編】知ってた?ウイスキーの話

 

ウイスキーの超入門編

今回は優しいウイスキーのお話をします。
もう既に詳しく知っている人であれば役に立たないですが、ウイスキーを飲み始めてみたい人には役に立つはずです。

お酒の種類

お酒の種類というのは大きく分けて2つあります。
それは「醸造酒(じょうぞうしゅ)」「蒸留酒(じょうりゅうしゅ)」です。

醸造(じょうぞう)というのは、しばし日本酒の種類を表す単語をして使われていますが、厳密には醸造酒には「ビール」や「日本酒」、「ワイン」などがあります。これは、大麦や米、ぶどうなどを液状にして、その糖分を「酵母(こうぼ)」が食べてアルコールが生まれるものです。

つまり分かりやすく言うと、ビールの場合は「大麦の液体に酵母を入れて、アルコールが出来たものを濾過した」と言えます。

ワインの場合は、その過程で炭酸が生まれたりなんかします。

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一方、蒸留酒というのは、「醸造酒」をぐつぐつ煮立てて、その水蒸気のアルコールが高い部分だけを集めたと言えます。
なので基本的には無色透明の物がおおいです。

ブランデーやウイスキーなどに色があるのは、元々赤いワインが入っていた樽を焦がして、その中に透明な液を入れて長期保管しているからです。

つまりウイスキーも元々は無色透明なのです!

また、ビールのような液体を沸騰されて生まれた、と思えばだいたいあっています。

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ウイスキーは大麦でできている

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「もろみ」と呼ばれる液体です。
泡が出ているのは、酵母が大麦の液を食べてアルコールに変えるときに、同時に炭酸ガスを発生させるためです。

ちなみに、ヨーロッパのビールはこうした過程で炭酸が生まれるわけです。日本のビールは酵母を取り除いて、後から強力な炭酸を注入します。

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「大麦」を液状にして、酵母を入れて「もろみ」にして、アルコールを発生させます。
それを加熱して、沸騰させ、沸点が水より低いアルコールが蒸発して、それを集めた液体が「ウイスキーの原酒」となります。

上記の写真は、「ポットスチル」といい、ウイスキーのマニアなら必ず一度は話題に出る装置です。
魔法使いの帽子のような形をしていますね~

この中でグツグツと煮立てて、アルコールだけが、帽子の先っぽから取り出すことができるわけですね!

それで出来た無色透明の液を、樽の中に保存するのです。

樽での長期熟成は味をまろやかにするため

樽で透明の液を長期間保存します。8年~30年などなど。
最初はトゲトゲしく荒い味も、時間を経って寝かされる事によってまろやかなウイスキーへと変化します。

なぜ、樽に入れると美味しくなるのか。

これには樽に秘密があります。
樽は木材を切り出して作られますが、新品を使わないのです!
一度、シェリーや赤ワインやバーボンの入っていた樽を、空にして焦がしてから透明のウイスキーを入れます。

バーボンというのはアメリカのウイスキーですが、バーボンに限っては「新樽」を使います。
ここでウイスキーの種類について説明しますね。

ウイスキーの種類は2種類!バーボンとスコッチ

バーボンとスコッチ。
これがウイスキーを分ける一番大きな種類です。

スコッチというのは、麦だけで作ったもので、「イギリス」で作られる伝統的なウイスキーです。
日本のウイスキーもスコッチタイプです。

バーボンというのは、アメリカを中心に作っているもので、とうもろこしや雑穀・ライ麦なども混ぜあわせて作るものです。

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大雑把な区別では、この2種類になります。

バーボンとスコッチの味の違い

これは本来品種や銘柄、地方によっても異なりますが、大きな差で言うと甘さが違います。
バーボンの方が滑らかなカラメルのような舌触りで、「甘く」感じる人が多いはずです。

一方、スコッチはシャープでキレが良く、アルコールがツンとくるような尖った香りを感じるはずです。
もちろん、スコッチのなかでも甘みを持つボトルもありますが、大きく分けるとこうなりますね。

初心者にお勧めなのは?

個人的には超絶スコッチ党なので、スコッチをお勧めしたい所ですが、どちらも良いウイスキーです。
まずはスコッチとバーボン、2本買うことをお勧めします。

メーカーズマーク(バーボン)

シーバスリーガル(スコッチ)

この2本が入門にはお勧めですね!!
シーバスリーガルはブレンデットウイスキーといって、数種類のウイスキーがバランスよく混ぜられたウイスキーです。

どちらも2千円前後、香りや味わいも豊かなので試してみて下さいね!

ウイスキーの飲み方

ウイスキーのお勧めの飲み方は、ストレート。と言いたい所ですが、初心者にストレートは向いていませんね。
まずは、水割りで飲んでみて下さい。

もし、水割りでもキツイな。と思うのであれば、炭酸割り(ハイボール)でもOKです。
最初は自分が好きな飲み方を見つけて、慣れてきたらストレートで飲んでみるのがお勧めです。

ウイスキーの賞味期限

ウイスキーの賞味期限は開栓後から6ヶ月~12ヶ月程度です。
2年、3年しても飲めますが、開栓すると緩やかに香りが飛んでいってしまいます。

例えば、新品の缶に入った紅茶の茶葉と、開封後3年経った紅茶の茶葉。
どちらも飲めますが、新品の方が香りが高く美味しいと言えますね!

同じようにウイスキーも半年から1年位で飲みきってしまうのが理想的ですね。
直射日光を避けて保管しましょう。常温でも保存できます。

というわけで、ウイスキー入門講座でした~。

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