現役東大生発 行動するために必要なこと!本まとめ

初めて投稿します。現役東大生のソーナンス!です。

今回は私が最近読んだ

「スタンフォードの自分を変える教室」(大和書房)

という本をご紹介します。

著者はスタンフォード大学の健康心理学者であるケリー・マクゴニガル氏です。
この本は、日常生活において目標が達成できなかったり、やる気が起きなかったり、
すべきことを先延ばしにしてしまったり…といった悩みに対する打開策を、科学的な
根拠に基づいて「意志力」をキーワードにアプローチしていく、という内容です。
実在した教え子さんの事例も複数引き合いに出されているので、より現実味を帯びたものに
なっています。

実験内容やケリー氏の見解、読者へのアプローチなどといった全貌は実際に皆さんに
読んでいただきたいと思いますので(そして実践してみなさんの生活が変わっていくこと
を私も願っております)、私からは特に印象に残った項目についてご紹介していきたい
と思います。

◯罪のライセンス

主に第4章を中心とした内容です。

突然ですが、みなさんは以下のようなことを経験したことがありますか?

・予定を立てたのは良かったが、結局ほとんど(ひどい時は、何一つ)達成できなかった。

・ダイエット中にもかかわらず、運動した後でお菓子を手に取ってしまった。

・仕事(あるいは学校)を頑張ったので、帰宅後は2時間ほどネットサーフィンをした。

・途上国や被災地へのボランティア活動をTVなどで知って、活動に参加しよう、
寄付金を送ろうとは思うものの、実際は何一つ行なっていない。

・運動するために腹筋マシーンを買ったが、まだほとんど使っていない。

・ハンバーガーのチェーン店でサラダが新メニューになっていたことには気づいたが、
頼んだのはダブルチーズバーガーとチキンナゲットだった。

・エコバッグで買い物をしたので、高額のものを購入した。

 

いかがですか?思い当たることはありませんか?

 

では、もう一つ質問します。

多くの人が陥ってしまう上記の失敗には、ある共通点があります。
それは一体何でしょうか?

では、先ほどの内容をそれぞれ2つに区切ってみましょう。

・予定を立てたのは良かったが、結局ほとんど(ひどい時は、何一つ)達成できなかった

・ダイエット中にもかかわらず、運動した後でお菓子を手に取ってしまった

・仕事(あるいは学校)を頑張ったので、帰宅後は2時間ほどネットサーフィンをした。

・途上国や被災地へのボランティア活動をTVなどで知って、活動に参加しよう、寄付金を送ろうとは思ったものの、実際は何一つ行なっていない

・運動するために腹筋マシーンを買ったが、まだほとんど使っていない。

・ハンバーガーのチェーン店でサラダが新メニューになっていたことには気づいたが、頼んだのはダブルチーズバーガーとチキンナゲットだった

・エコバッグで買い物をしたので、高額のものを購入した

どの失敗も、後半の下線部に問題点がある一方、前半は一見良いことばかりです。実行している本人も、良い気分になれます。腹筋マシーンを買えば、効率よく腹筋ができるように感じますし、サラダの新メニューを見ればなんとなく自分が健康志向になったような気がしますよね。仕事を1日頑張れば自分を褒めたくなります。

これがちょっとした落とし穴。

ケリー氏によると、この状況は心理学では

「モラル・ライセシング」

と呼ばれるもので、以下のような性質を持つとのことです。

 

・自分が正しい行いをしたと思うと、次には自分を甘やかし、誤った行動を取ってもいいだろ
うと思ってしまう。

・自分の誤った行動に対して、何らかの理由をつけて正当化しようと試みてしまう。

・自分にとって損な行動をとっているにもかかわらず、本人はご褒美程度の認識しか持って
おらず、罪悪感を感じない。

 

ここで特に問題なのは、まだ何もいい行いをしていないにも関わらず、自分はさっきとても良い行いをした、だからちょっとはいいでしょ、と本当は望まない行為をしてしまっている、ということです。

仕事や勉強の予定表を作っただけでは、まだ実行に移っていませんし、寄付金を送ろうと思っただけでは、気分はいいかもしれませんが実際にお金を出したわけではありません。

これでは、自分が本当に望む方向とは正反対の行為をし続けることにもなりかねません。

では、どうしたらこの罪悪感のない状況から脱出できるのでしょうか?

残念ながら、人間は物事に対して自分の都合のいいように言い訳することのできる生き物です。自分のした行為、他人のした行為、その他全ての物事に対して単純に善悪の判断しかできないでいると、先ほど申し上げたように、たとえ自分に将来不利益を被る行動であっても、良いことをした(あるいはしようと思った)のを理由にして衝動的にしてしまいます。したがって、そのような衝動に狩られた時には自分が本当に望んでいることが何なのかを思い起こし、踏みとどまる必要があります。善悪のみでは単純に正義のヒーローぶってしまうだけなのでダメです。さらに、自分が衝動的な行動をとってしまうパターンを分析しあらかじめ予測しておくことで、そのような行為に走りそうになっても「あぁ、来たね」と慌てずに対処することができます。

ただし、もしここで「そうは言ってもこれやっちゃうんだよね」などとダメな自分を必要以上に認めると、誘惑に簡単に負けてしまうでしょう。よって、誘惑に打ち勝つためには、自分が本当になりたいのは正しいことをする人だ、と認識することも大事になります。

以上を整理すると、

・自分が本当に望むのは何なのか(→自分にプラスになること、人として正しいこと)を認識し、予測される衝動的な行動に備える

ということになりますね。これができれば、つい後回しにしてしまいそうなことも今やろうという気持ちになり、行動できるのではないかと思います。

次回は、別の項目について紹介したいと思います。

それではまた。

著者 ソーナンス

平成9年生まれ。1浪で晴れて東京大学に合格。 筋トレとコーヒーがお気に入り。 名前はポケモンのソーナンスから。