火曜日, 8月 21

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今からウイスキーを飲まない方がいい理由とは

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ウイスキー熱 原酒が不足 サントリー「響17年」「白州12年」販売休止
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO30549870V10C18A5EA1000/

国産ウイスキーの爆発的な人気により、ニッカウイスキーやサントリーのウイスキーが相次いで販売中止になっています。なぜ今、ウイスキーを飲まない方が良いのかその理由を書いてみます。

手頃に買えるものが少ない

ウイスキーブームによって、街のあらゆる居酒屋で「ハイボール」が置かれるようになりました。角ハイボールなどカジュアルに炭酸水で割って飲む分には何のウイスキーでも良いのですが、真剣にウイスキーを楽しみたい人には厳しい時代となりました。

低価格帯の「サントリー角瓶」や「ブラックニッカ」などは今飲んでも、いつ飲んでも良いのです。
しかし問題は中堅に位置する「12年物ウイスキー」と、そこからの高級ウイスキーです。ほんの十年前までは12年物ウイスキーが美味しく手頃に買うことができました。12年物とは国内外のウイスキーで人気のある価格帯であり2,500円~4,000円程度のウイスキーです。具体的に銘柄を上げると、グレンリベットやグレンフィディック、ハイランドパーク、マッカラン、ボウモア、ラフロイグ、タリスカー(10年)など、国産ウイスキーだと山崎、白州、竹鶴なども12年が主力商品でした。
今でも同じ価格帯で手に入る銘柄もありますが、昔のものと比べると品質が落ちているものが多いです。

例えば有名な「マッカラン12年」つい数年前まで4,000円で手に入ったものが8,000円以上の価格になっています。しかし現行品のマッカランは8,000円もするのに美味しくは無いのです。ラベルの違う、さらに古い昔のマッカラン12年(1995~2005年頃)と比べると味が全く異なります。
味の好みというのは千差万別で人それぞれ違いますが、実際に比較すると現行品は香りが弱く、味もベタッとしていて、とても”ロールスロイス”とは言えません。現行品が美味しくないのを証明するかのように、当時4,000円程度であった旧ラベルのマッカラン12年が、6万円~8万円近い価格で取り引きされているのです。全国各地、ちょっとした酒屋に置いてあったりジャスコなんかのスーパーマーケットにも並んでいた普通のウイスキーがです。(写真左、イタリア並行品 写真右、カスクストレングス)

5年ほど前に「ちょっと高くて美味しい」と人気だったマッカランのカスクストレングスは7,000円が6~8万円になっています。これはマッカランの極端な例ですが、国産ウイスキーの山崎もご存知の通り、数年前まで5千円で投げ売りされていたものが今では2万円近い価格まで高騰してしまいました。
ですので、カジュアルにちょっとした贅沢で飲んでいた味も普通な12年物が極端に高くなってしまったのです。

筆者の家にあったウイスキーの一例、20歳頃でしたがウイスキーがいっぱいありました。(どれも買える値段でした)

国産ウイスキーも、数年前まで「樽出原酒」や「オーナーズカスク」、「竹鶴21年」が気軽に買えて飲めたのです。味も普通の12年物とは全く異なり素晴らしいものでした。そうなると今、非常に高い値段を出して12年物を買うのはコストに合わないと思えます。予算に余裕がある人が、とりあえず買っとくかとぽんと買うのであれば良いですが、「きっと美味しいはず!」と少し無理して贅沢するのであればお勧めできません。

ウイスキーを初めると「高いモノはどんな味だろう?」と気になるはずですが、もともと高いモノは更に値段が上がっています。ボルドーの5大シャトーが投機的に値段が上がってしまったように、ウイスキーの高級品も味とは別にプレミア価格がついてしまっています。ポートエレンやローズバンクなど閉鎖蒸留所は特に高く10万円以上するボトルばかりですが、味わいは確かに美味しいのですが価格に見合っているかは分かりません。

そういった事情で、価格の高騰ばかりで味が釣り合っていないと言えます。それが冒頭のウイスキーを飲まない方がいい理由です。
しかし、それでも今から美味しいウイスキーを初めたいのであれば12年物ではなく、非加水のカスクストレングスや(少しニッチな)ボトラーズブランドを買うのをお勧めします。
例えばマッカランが好きなのであれば、グレンファークラスやグレンドロナックの並行輸入品。熟成年数は長ければ必ず美味しいわけではないので、8年物でも美味しいものがあったりします。
そういった少しマイナーなものを選ぶと、価格と味が釣り合っているものもあります。オールドビンテージ品で手頃なものがほしければブレンデットウイスキーを選ぶのも手です。例えばバランタインなど古くて特級表示の時代のものが1万円を切っていることもしばし。保管状態によっては品質が悪いものもありますが、ブレンデットであれば価格帯的にも現行品と比べて楽しむことができます。

またどのウイスキーが良いか分からないのであれば、ウイスキーが得意なバーに行って自分が好きな物を探してから買うのが良いです。現行品の12年を一生懸命集めるよりも、モルトバーで「美味しいモルトを飲みたい」と言った方が一発で良いものに出会えたりします。ぜひ参考にしてみて下さい。

※ウイスキーマニアのおじさま方、今手頃に買えて美味しいウイスキーがあれば是非コメント欄からお教え下さい。

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1989年 静岡市生まれ 2018年の遅い上京で港区民になりました! プロフィールはこちら

1件のコメント

  1. 面白い記事でした。 私も、マッカランをよく飲みましたが最近、著しく味が落ちたように思っていたのでこの記事で合点が行きました。 私は、マッカランからダルモア12年に切り替えました。ダルモアは現在販売しているものなら価格と味が釣り合ってコストパフォーマンスが良いと思います。

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