A級品、B級品?洋食器ブランドの品質と買い方

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ネットショップが普及して、今までに考えられないほどにアンティークやブランド食器が手軽に買えるようになりました。
日本のどこに居ても、東京の在庫数と価格で購入できるのです。

さらには、オンラインショッピングだけでなく、メルカリを始めとするフリマアプリやオークションを利用すればCtoC(個人間取引)となり中間マージン無しで最も安い価格で入手する事も可能となります。

ただ基本的な知識がないと安く買った!と思った洋食器が実は品質が悪かったり、最悪の場合偽物であったりします。
今回は基本の見分け方を紹介します。

A級品とB級品(1級、2級)がある

最も品質が高いのが、直営店の販売する商品です。
特に路面店などのフラッグシップショプでは、最高品質の商品が並びます。
(ファクトリーストアのアウトレット商品は別です)

そして、次に品質が高いのが百貨店の商品です。
直営店と百貨店でも見て分かるような差は殆どありません。
特に日本の百貨店は納品の検品に厳しく、歪みや傷、カケなどを厳しくチェックしています。

つまり、本当に良い品を完璧なコンディションで手に入れるには百貨店で買うのが一番良いですね。
更にはお得意様や外商を使って、本国に一式オーダーすれば最も良い物がくるはずです。

次にそこそこの品質のA級品、それは並行輸入ショップです。
もちろん並行輸入品にも百貨店並のクオリティも多くありますが、歪みがあったりクオリティが低い物が混じっているのは否めません。

ここまで新品であれば全てA級品です。

B級品とは一般的にはアウトレット品

B級品とは普通の使用には問題はないけれど、一定の品質基準以下の商品です。
多くのメーカーでは、カップ&ソーサーやプレートの裏にある、バックスタンプに傷を入れられます。

ロイヤルコペンハーゲンなどはアウトレット商品全てにこの傷が入っていたりします。
噂によると、アウトレット商品の為に良品にまで傷を入れているとも聞きますが…。

この傷をスクラッチと呼びます。
ただスクラッチがあればB級品なのか、と聞かれればそうではありません。
スクラッチのあるB級品の商品にも種類があり、工場出荷段階で本国の工場で大きなスクラッチを入れたものと、百貨店など日本に輸入されてから販売前の検査でスクラッチを入れた物があります。

つまり、工場出荷段階の物は既にB級品のアウトレット商品といえますが、日本の百貨店まで来て返品された商品などは、A級品から厳しい検査で落ちたB級品と言えます。
つまり、ごく小さな黒い斑点があったり、ムラがあったりします。

工場出荷のB級品は、ぱっと見てすぐに気づくような歪みや傷、剥がれ、塗のミス、釉薬のムラやツブツブなど明らかにB級品です。

アウトレットモールに並んでいる商品は?

御殿場プレミアム・アウトレットを初めとして、りんくう、神戸三田、木更津など数多くのアウトレットモールに食器のブランドが入っています。
ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン、マイセン、リチャード・ジノリ、ビレロイボッホ、リーデルなどなど。

これらの商品が全てB級品かと聞かれればそうではありません。
中には”アウトレット専用商品”として初めからアウトレットモールに並べるように商品を作っているブランドもあります。

B級品も勿論混じっていますが、中には人気が無かった商品のA級品や過剰在庫のA級品がかなりの数混じっています。
あとは廃盤品ですね。カタログ落ちして、正規店の取り扱いがなくなったけれど在庫が余っている場合はこうしたアウトレットモールで販売されます。
これらもA級品である可能性も高いです。

オークションや個人間で取引される商品の中には危険なものも

オークションでは、マイセンの高額商品など一部で偽物が流通しています。
またB級品以下の商品も、”中古美品”などと称されて流れています。
B級品以下というと、通常では市場に出回る事はありませんが、食器メーカーの労働者の家庭に分けられる物など特殊なクオリティの低いものも混じっています。

またC/Sであればカップとソーサーの製造時期や色が合っていない、シリーズが合っていないなんて事もしばし。
A級品の良品でも、亡くなった家族の遺品整理なんて事も数多くあるので精神的にもあまり良くないですね。
ヤフーオークションなどで、ブランドごとにシリーズ物が大量に出品される事がありますが、かなりの事情がありそうです。

まあ、それを言ってしまえば、アンティーク品は200年以上前のものも多いですから、あまり気にしては行けないのかもしれませんが。

B級品の選び方

ここで、B級品の選び方を紹介します。
2本の剣のように、「まあ、どっかしらに傷あるもの送るで〜」っというB級品の場合は選ぶことができませんが、アウトレットモールの場合は複数の在庫の中からC/Sを選べるときもあります。

そんな時に選ぶのは、「遠目で見て歪みや色ムラが無い」「近くで見て、黒点や突起など無い」「クラックが無い」「絵柄が正常か、左右対称か」「カップの縁を人差し指でぐるっとなぞって傷が無いか」「コトコトと揺れないか」をチェックしましょう。

特に、指でぐるっと撫でるのと、コトコト揺れないかは重要です。
カップの縁は口を付ける場所なので、傷があると気になるものです。
また揺れるのも落ち着いてティータイムできないので、その辺を特に注意しましょう。

悩んだら買う

これってなんだろう?うーん欲しい。と悩んだら買っちゃいましょう!
筆者は10年前に、ジャスコの洋食器コーナー閉鎖の売り尽くしセールで、マイセンの波の戯れを1客買いました。
定価が税抜き1万円のものが、2千円!と破格のセール。

何を迷ったのか1個だけ買って帰ったのですが、家で「やっぱり4個全部買う」とジャスコに戻った時には遅し、奥様に買い漁られてさっぱり”売り尽く”されていました。

アウトレットモールなどでも基本的には在庫が限られているので、欲しいと思ったら買っちゃいましょう。

というわけで、洋食器ブランドの品質と買い方でした。