タリスカー ダブルマチュアード 2003-2014

タリスカーのダブルマチュアード

つい10年前までは豊富にあったウイスキーも、世界的なブームによってモルトが枯渇気味になってしまいました。
特に顕著なのが国産ウイスキーの山崎、マッサンブームと輸出の評価も相まって山崎12年が酒屋からすっかり消え去ってしまい寂しい限りです。価格も6千円だったのが通販では1万3千円と倍以上になっています。

本場スコッチウイスキーも原酒不足でマッカランでは、ノンビンテージを主流にしてカスクストレングスなどに使える良質な原酒が少なくなっているようです。
冒頭のタリスカーも、少し前までは有名なボトラーズが趣向を凝らしたボトルをリリースしていましたが、今ではオフィシャルの少ないラインナップになっています。
このダブルマチュアードは現行のタリスカーで買える貴重な1つと言えそうです。

ダブルマチュアードは2回樽で熟成

matured(マチュアード)=熟成した。を意味して2つの樽を使うことで、複雑な香りを出すために行われます。

DUBLE MATURED IN AMOROSO CASK WOOD FOR A RICHER ROUNDED FLAVOR.
アモローソ(シェリー樽の一種)によって二回熟成させたリッチで滑らかなフレーバーです。

今では絶版になってしまったUD社クラシック・モルト、1988、1991年などと比べると強いシェリーの香りを感じます。
タリスカーは辛口でパンチのあるモルトですが、程よく角が落ちで円やかになっています。UD社はどっしりとした重厚さを思わせますが、この2003-2014はマッカランのように華やかなシェリー香に仕立てられています。

本来のタリスカー、特に 57°ノースなどパワフルな物を期待していると拍子抜けするかもしれません。ですが氷を敷き詰めたグラスにダブルで注ぎ友人と飲むのであればお勧めできる1本です。
ウイスキーというのは急に販売量が増えたりしないので、今のうちに1〜2本買っておくのも良いですね。

著者 おはし

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