ローマ時代の哲学者に学ぶ「怒らない」「怒りを制御する」方法

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【怒る!】

ムカっとくる嫌みを言われる。

嫌がらせをされる。

自分勝手な行動をされる。

すると人は怒ります。でも、どうしてもいつも怒ってばかりの自分をなんとか怒らないようにしたい。人間がそんな願いを持ったのは、もう2000年以上も前のことでした。

ここでは古代ローマ時代の哲学者エピクテトスの言葉を借りて、ちょっとしたことで怒らなくても済むような自分を目指しましょう!

【怒らせているのは誰か??】

「記憶しておくがいい、きみを侮辱するものは、きみを罵ったり、なぐったりする者ではなく、これらの人から侮辱されていると思うその思惑なのだ。それでだれかがきみを怒らすならば、きみの考えがきみを怒らせたのだと知るがいい」

これがそのエピクテトスの言葉。

彼は奴隷出身の哲学者で、主人に自分の足を折られても平然としているような人だったそうです。

ここに書かれているのはつまりこういうことです。

さあ「馬鹿」と言われた。

「馬鹿」と言われたから怒った。そのとき脊髄反射のように、すぐに怒りが込み上げて来たかといえばそうじゃない。

「馬鹿」という言葉が脳に届き、その意味を考える。

考えてみて相手が自分を侮辱しているのだと判断する。

そして怒る。

てことは、自分を怒らせたのは「侮辱された!」という自分の判断じゃないの?

それがエピクテトスの考え方のようです。

【怒りに打ち勝つには】

エピクテトスの言葉には続きがあります。

「だから第一に、心像に奪い去られぬようにしたまえ。なぜなら、もしきみがひとたび考える時間と猶予とを得るならば、容易にきみ自身に打ち勝つだろうから」

つまり「あ、今自分は馬鹿にされた」と考える時間を持つと、その状況を客観的に見ることができ、感情的にならなくて済むと言うことなのです。

実は「馬鹿」と言われたことは大した問題ではない。でもそれをカッとなってすぐに反応してしまうから場がこじれてしまう。

そこで「ああ相手は自分よりも幼稚だから、自分が冷静に対応して終わらせてあげよう」とこう考える時間があったなら、怒るのが無駄だと言うことさえ理解できます。

そう、エピクテトス流の怒らない方法とは

「感情的になるまえに、ちょっと考える時間を持って冷静に判断する」こと。

是非ちょっと大人で場を丸められるような、かっこいい性格を目指しましょう。