しりあがり寿「もういいら。」展覧会@静岡CCC

[記事公開日]2015/06/23[最終更新日]2015/06/29

こんにちは。
静岡に引っ越して2ヶ月が過ぎようとしているCaoringonです。

先日、友達が静岡へ遊びに来たこともあり、
いつもは足を伸ばさない場所を散歩しました。

そこで見つけた、廃校を利用した美術展示スペース。
the center for creative communications、通称CCC。

聞いたところによると葵小学校の前身、青葉小学校の校舎を活用しているとのこと。

前は学校の掲示がされていたであろう、門前の掲示板にこんなポスターが。

スーパーヨロイ展

き・・・気になる。。。

このシュールなポスターの魅力に負け、いざ校舎の中へ。

卒業してからの「校舎」というのは魅力的であるとともに、
とても緊張感を与えてくれる場所で。

しかも自分が通った学校でもなければ、育った場所でもない。
そんな不安感のなか、足を踏み入れました。

私自身しりあがり寿さんのことを知らず、今回(作品と)初対面です。

しりあがり寿

ゆ・・・ゆるいっ!笑

この時点で「もういいら。」が静岡の方言なのか、
それともしりあがり寿さんの作品に出てくるキャラクターの言葉なのか。

そんな疑問を抱きながら、階段を登ります。

まずは「戦意喪失!スーパーヨロイ展」

徳川家康の没後400年を記念した工作展でした。

平安の世の中を治めるためにはきっと、
闘うものの戦意を失くすように鎧を効果的に使ったはず!笑

という、コンセプトのもと、真剣に考えた作品がこちら。
2点のみピックアップしてみました。

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全作品の中で、一番落ち着いて鑑賞できた鎧でした。
スタイリッシュかつ、モードな感じのヨロイです。

よく見てみると、日本語をローマ字で表していて、
相手がついつい解読に集中するあまり、戦意喪失しちゃうかも?

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・・・突っ込みどころ満載すぎて、もうどこから笑。

まず、おじさんがピンクのレオタードで、
胸の代わりにピンクの風船が飾られていて、
いつ風船が割れるかヒヤヒヤしていたら、
戦いに集中できずに、そっちにばかり目がいっちゃうかも?

そんな主観を働かせながら、楽しめてしまう展示がこの他にも。

このヨロイは、こういう風に戦意喪失するかも?
と考えを巡らせながら見てみると、作者との意思疎通を楽しめると思います。

一通り笑い飛ばしたあとで、3階へ。

1つの教室全部がしりあがり寿さんの作品展示の場になっていました。

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黒板にはイラストが。

それぞれの机には作品の関連性を元にセッティングされた漫画や絵本、
そして小説が並んでおり、一部の机には可愛い落書きも。

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学校の机に座りながら、漫画を読めるなんて感動ものです。

私は読み始めたら集中してしまうタイプで、
授業中に先生に見つかってはよく没収されていました。笑
※授業中の読書はいけません。

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学校という空間を一般的に捉えると、
なかなか相応しい、とは言い難いしりあがり寿さんの作品の数々。

でも、だからこそ大人になった私たちにとって楽しめる空間であり、
不思議な感覚で作品に向き合えるような、そんな感想を抱きました。

今回レポートした展示のひとつ、
「戦意喪失!スーパーヨロイ展」はすでに終了してしまいましたが、
3階のしりあがり寿さんの作品展示はまだ継続中です。

ひとり時間の肥やしや、デートにもおすすめ。
もし、静岡旅行の途中でも、駿府城の後に寄ってみてはいかがでしょうか?

梅雨のこの時期だからこそ、屋内で異空間に楽しめる、
この展示を通して不思議なドキドキを体験してほしいと思います。

Caoringon.