Sartoria Sodano 美しきナポリ仕立てのビスポークパンツ

皆さんこんにちは、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。
今日は皆さんに紹介したいものがあります。

そう、サルトリア・ソダーノのナポリ仕立てビスポークトラウザーズです。ナポリの新進気鋭の仕立て屋であるサルトリア・ソダーノは、私どもプロフェソーレ・ランバルディが日本で初めて取り扱いを開始するブランド。

インスタグラムなどで精力的に情報発信をしているブランドですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

ナポリのサルトリアではパンツを外注に出すことも多いのですが、このサルトリア・ソダーノでは専属のパンツ職人がおり、実に魅力的なビスポークトラウザーズを仕立ててくれます。

プロフェソーレ・ランバルディ静岡では、メジャーメイドとしてオーダーが可能。ホーランド&シェリーのバンチから選んでお仕立て頂けます。

今日はそういうわけで、サルトリア・ソダーノのナポリ仕立てトラウザーズについて紹介いたします。

新世代のナポリ仕立てと、ファビオ・ソダーノ

そもそもどうして私どもプロフェソーレ・ランバルディが、老舗のサルトリアではなく、若手サルトリアであるサルトリア・ソダーノとコラボレーションしているのか。

実はこれには理由があるのです。

ナポリ現地のナポリ仕立て文化は今、新しい世代へと移ろうとしています。

これまで伝説と呼ばれてきた職人たちが高齢になってきており、ナポリ仕立ての文化が途絶えてしまうことが数年前から危惧されてきました。

確かにナポリの仕立て屋では後継者不足が深刻な問題となっているのです。

しかし思わぬところで、ナポリ仕立てに新しい芽が現れてきていることをご存知でしょうか。

実は彼ら熟練職人たちの孫の代、すなわち今20〜30代の間でナポリ仕立ての魅力が再発見されて、情熱的な職人やファッションリーダーが登場しているのです。

その一人が、ファビオ・ソダーノです。

まだ30前半の若手でありながら、キートンやアットリーニで仕立てを学び、常に熟練した職人に意見を仰ぎながら仕事を進めるその姿には、新しい熱意を感じます。

その仕立ては柔らかく、芸術的。男らしい力強いドレープ感と女性的な柔らかさを兼ね備えたファビオ独特のシルエットは、一度体感するとやめられません。

しかしこのようなナポリ仕立ての新しい芽も、誰かが応援していかなければ成長しない。良いものができるからといって「老舗」だけに皆が集まっては、新しいお店が「老舗」になることはないのです。

プロフェソーレ・ランバルディではそんな思いから、ナポリの新世代サルトリアと積極的にコラボレーションをしています。

美しきビスポークパンツを体感する

さて前置きが長くなってしまいましたが、実際にサルトリア・ソダーノのビスポークパンツを見ていきましょう。

私が今回ナポリでオーダーしたのは、ベルトレスに深めの股上、ツープリーツにボタンフライ、そして右後ろのポケットを省略したスタイルです。

ナポリのビスポークでは定番の仕様ですね。ちなみに今年はクラシック物が流行っていることもありますので、この仕様の既製品もいくつか現れることでしょう。

生地はホーランド&シェリーの春夏向けウール。正直ここまで繊細なウールですとどこにも座れないというちょっとした欠点がありますが、まあ美しさには変えられません。

もともと私はスタイルに恵まれた体型ではなく、典型的な昔の日本人らしい体型といえるものですが、この場合は逆に股上を深めにしてツープリーツにすることで、ジャケットを着たときに脚が長く見える効果があります。

皆さんが着用されるのであれば、もう少し股上を浅くしても良いでしょう。

ちなみにスーツでは上下のシルエットをうまく連結させることによって、スタイルが良く見えます。着丈が短いジャケットに股上の浅いパンツを合わせる着こなしが流行っていましたが、これは上下がうまく連結しないのでスタイルは悪く見えがちです。

クラシックなシルエットのジャケットの一番下のボタンとパンツの股上を近づけてあげると、スタイルが良く見えることが多いですね。

一見しても違いのわかる、手縫いによるステッチワークが美しいですね。ステッチの色は特に指定していませんが、少しアクセントの効いた色の糸なので、手仕事であることがすぐにわかります。

残念ながらイタリアから帰国して静岡県の車社会に戻るやいなや、私が太ってしまったためにシルエットは完璧ではありません。全くどこも駐車場完備で、魚が美味しすぎるのも考えものですな。

それでもプリーツが生み出す立体的な美しさに、お気づきいただけるはずです。プリーツは最近のクラシック回帰の流れで見直されています。しかし個人的にはプリーツは流行り廃りがどうこう、というものではなく古典的なエレガンスだと思っています。

ゆとりのあるシルエットと説明されることの多いプリーツですが、トラウザーズをクリースから腰まで連続した線でつなぐことで、足をぐっと長く見せてくれる効果もありますね。

最初のビスポークは、一本のトラウザーズ?

どうしてなのでしょうか、既製品のジャケットがビスポーク顔負けの存在感であることはあっても、既製品のトラウザーズをビスポークと見まごうことは少ない。

トラウザーズは一見してビスポークであることがわかるものです。

これは私の推測ですが、やはり足の長さ、足の造形、全体的なバランス、そして好みを考えると、トラウザーズの形はまさに千差万別になってしまう。

「完璧なシルエット」がそれなりに決まっているジャケットと比べ、股上の深さからわたりの広さ、絞り込むカーブにすそ幅など、あまりに多くの部分がその人の体、そしてテイストに合わせて変わっていくトラウザーズには、万人にとっての完璧な形が存在しません。

そういう理由から、トラウザーズにおいては既製服とビスポークが明確に見分けられるのではないでしょうか。

そしてだからこそ、私はまだビスポークを体験したことのない皆さんに、どんなジャケットよりもスーツよりもまず、ファビオ・ソダーノのトラウザーズをおすすめしたいのです。

美しく、ナポリの職人の手によってつくられる、あなただけの唯一のトラウザーズ。最初のビスポークとしては、悪くないと思いませんか。

きっと一生の宝になるはずです。

ファビオ・ソダーノのお問い合わせは日本発&唯一の正規取扱店、プロフェソーレ・ランバルディ静岡まで。

著者 Professore Rambaldi

静岡のセレクトショップ「プロフェソーレ・ランバルディ」
本物のナポリ仕立てを日本でオーダーできるメジャーメイド、キートン、アンナマトッツォを始めとした、希少なイタリア服を取り扱っております。

> Professore Rambaldi 公式サイト

「大人になれる本」では、メンズファッションやイタリアのことなどについて記事を寄稿させて頂いております。