SACDで音楽を楽しんでみよう!

SACD-logo

音楽業界はハイレゾという名のブランドで新たな音楽の楽しみ方を提供していますが、事実著作権保護のついていない音源ファイルをばら撒いているだけのような気がしています…(;´`)

スタジオクオリティそのままのものをリスナーに提供しようという気持ちはわからなくもないのですが、高品質な音楽がそのままネット上にばらまかれ易くなっていることを考えると、正直違法ダウンロードなんかよりももっと恐ろしい試みになっているような気がしてなりません。。。

またそんなハイレゾ音源の配信は、ただCDにするためのコスト削減を図るために作られた音源になっているものも多く、いわゆる粗悪品が存在しています。

ちなみにハイレゾについての記事も載せておりますので、よろしければこちらを御覧ください。
http://otonaninareru.net/hi-reso/

そんな中ですが、素晴らしい作品が数多く存在する信用度の高い一種のハイレゾ(と言うよりある意味こちらが本物、元祖のハイレゾだと言えるのですが…)である、SACDの楽しみ方について書いていきたいと思います!

(※ちなみにSACDでリリースされている音楽はクラシックやジャズが多く、ポップスは結構少なめなので、ポップスやロックもそれなりに出ているBlu-ray Audioも非常にオススメです。
この記事で紹介するSACD再生環境はBlu-ray Audioも楽しめますので、Blu-ray Audioを楽しみたい方も是非御覧ください。)

SACDって?

スーパーオーディオCD(Super Audio CD, SACD, SA-CD)は、1999年にソニーとフィリップスにより規格化された、次世代CD規格の1つ。
CDと同じサイズの120mm光ディスクに、オーディオデータをCD以上の高音質で記録したものである。(※Wikipediaより引用)

スーパーオーディオ…なんだかかっこいい響きですね。
ちなみに、書き込まれるオーディオデータの規格も異なっています。

DSD(Direct Stream Digital)という規格なのですが、CDなどに用いられているリニアPCMと何が違うのかと簡単に説明しますと、音の情報が連続的であるか断続的であるかと言ったところでしょうか。
点と点を紡いだ波形より、最初からなめらかな線で描かれている波形のほうが綺麗なのでDSDが高音質である、と考えていただければ幸いです。

ただ連続的な情報というものは、膨大なデータ量になってしまいます。
そのためCDや、その他mp3などの圧縮音源は人間が聴こえない、判別できないところの情報を削ぎ落としてコンパクトにしてしまおうという考えのもとに出来上がっているため、データ量が小さいのです。

そんなCDよりも沢山の情報を持つことができているディスクの一つが、SACDなのです。

たくさんの情報を持つことで、細かいニュアンス、臨場感、空気感などが表現され、非常に心地の良い音楽を楽しむことができます。

SACD再生環境の準備

CDって名前がついているんだから、普通のCDと同じように扱えるんじゃないの…?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、規格がCDとは異なるために専用のプレーヤーを必要とします。

DENON DCD-1500RE(http://kakaku.com/item/K0000566103/)や、
Pioneer PD-70(http://kakaku.com/item/K0000416729/)が執筆時点での売れ筋上位なのですが、5万円台と普通の手頃なCDプレーヤーに比べると高価なのが現状です。
SACDがあまり普及していないのは、こういった再生環境の用意に手間がかかることがあげられると思います。。。

(※ちなみに、Hybrid SACDであれば通常のCDプレーヤーで再生することができます。
Hybrid SACDはSACD層と通常のCD層を両方持ち合わせている為に、通常のCDプレーヤーでの可能が再生可能になっていのです。
しかし、あくまでCD層を読み込めるだけなので、通常のCDクオリティの音質しか提供されませんが、Hybrid SACDは通常CD版よりもCD層の音質にこだわっていたりすることもあるので、全く価値がないわけではありません。
といったものの、SACDそのものの音を楽しむためには、結局SACD再生可能機器を必要としますのでその点はご注意ください。)

そこで、筆者はゲーム機であるPlayStation3(以下PS3)を購入しました。

今更PS3なのか…と思われがちですが、実は音楽再生機器として優秀な機器になっているのです。
詳細に興味がある方は、是非こちらの記事を御覧ください。
http://kanaimaru.com/PS3/0f.htm

ここで注意点として、一番初期型のPS2のソフトが遊べるPS3でなければいけないことが挙げられます。
さらに初期型PS3は既に生産終了しているため、オークションや中古ゲーム機器を取り扱う店舗などでしか手に入れることが出来ないため、これも手軽とは言いがたいですよね。。。
ましてや、スピーカーアンプ等を用いてスピーカーで音楽を楽しんでいる方もあまり多くはないかと思われます。

人によって音楽を楽しむ環境は異なっています。スピーカーやヘッドホン、イヤホン、CDコンポなど様々かと思いますが、筆者が考える中で一番手軽でオススメなのはテレビです。

最近のテレビはHDMIケーブル1本で映像と音を伝送することが可能になっていますし、テレビで音楽を聴く機会なんてあるのかと問われれば、音楽番組がありますし、ドラマやバラエティなどでも音楽は沢山使われています。
意識していなくとも、テレビを殆ど見ていない方でなければ、テレビで音楽を聴いている機会は多いのではないかと思った為にテレビをオススメしました。

そして、この機器をおススメします。

SONYのBlu-rayプレーヤー、BDP-S6200です!

Blu-rayプレーヤーなのですが、2万円を切りSACDや通常のCD再生に対応、3D Blu-rayやDVDの再生も可能となっていて非常に優秀です。
これをHDMIケーブル1本でテレビにつなげてしまえば、もう再生環境は整うんです(´∀`)

ちなみにテレビをお持ちでない方、テレビのスピーカーの音なんて(`Д´)と思う方、イヤホンやヘッドホンで楽しみたいんだけど…と言う方は、少し手間ですが以下の様な機器を購入することで解決します。
http://www.beatsonic.co.jp/if/if17.php
http://www.donya.jp/item/24870.html

HDMIの信号から、音声を取り出してくれる機器です。
これをBlu-rayプレーヤーとテレビの間に接続することで、スピーカーアンプに繋げたりイヤホン等で楽しんだりすることができます。

テレビをお持ちでない方は、テレビの代わりにHDMI入力のあるパソコン用のモニターへ接続することで、同じように環境を整えることができます。

実のところ、勧めておきながら筆者はテレビを持っていないので、音声取り出し機からPCモニターへと繋げ、音声取り出し機からスピーカーアンプへと繋げています。

(Blu-ray Audioのみ楽しみたい方は、既に持っていたりするBlu-rayレコーダーをプレーヤーと同じように用いることで環境がを整います。)

オススメのSACDソフト

さて、初めてSACDを楽しむ方に特にオススメするSACDを紹介したいと思います!

ベートーヴェン・交響曲第5番第6番/カラヤン指揮ベルリン・フィル

クラシックを数カ月前に聴き始めた筆者ですが(それまではクラシックを全く聴いていませんでした)、カラヤンの演奏は聴きやすく、彼独自の世界観が出来上がっていると感じました。

そんな中で、個人的に好みであるベートーヴェン交響曲第5番。
「運命」ですね。クラシックを聴かない方でも知っている方が多いのではないでしょうか。

序盤からもう、聴いていて非常にワクワクする音です。
ホールの臨場感やそれぞれの楽器のアクセントがはっきりとわかり、今にも指揮棒を振る動作をしたくなるほどです。
ホーンセクションの響きが特に素晴らしいと思っています。弦楽器の響きや音色も美しく、ずっと聴いていても飽きを感じさせません。

60年代の録音技術とは思えないほどよく録られていて驚きです。。。

第5番、第6番ともに比較的さらっとした進行の演奏なので、聴きやすいと思います。
もっと溜めが多いような演奏を好む方も多くいると思いますので、この辺りは個人の好みではないでしょうか。

ちなみに、このSACDが含まれるベートーヴェン交響曲全集の購入もオススメです。
筆者はこちらを購入しました。
第9番のリハーサル音源がボーナスSACDとしてついてきます。
値段的にも、かなりお買い得かと思われますのでよろしければぜひ(・∀・)
Symphonies (Bonus CD) (Hybr) (Ms)

Come Away With Me / Norah Jones

お次はジャズです。
ジャズ好きの方であれば知っているであろう、ノラ・ジョーンズです。

ジャズ要素だけでなく、カントリーやフォークっぽい雰囲気の楽曲もあって、かなり聴き応えのあるアルバムだと思います。
音は勿論良いですし、何よりノラ・ジョーンズの歌声が染みます。。。
鳥肌がブワッと立つほどですね。

ピアノやウッドベース、アコギのしっとりしたサウンドにもまた魅せられます。

1曲目のDon’t Know Why、4曲目のFeelin’ the Same Way、5曲目のCome Away with Meが特にお気に入りの1枚です。

5.1chのマルチチャンネル層も入っているので、環境が整えば是非サラウンドでも楽しんでみたいです…!

Pineapple / 松田聖子(限定SACD版)
cdss39

限定生産品ですが、執筆時点ではまだまだ在庫がありそうなのでオススメします。

オリジナルのアナログマスターテープから、ダイレクトにDSD変換を行ったことが売りのSACDです。

なんとなくですが、全体のサウンドとして懐かしいような印象を受けました。
幼稚園や小学校低学年の頃、カセットテープでよく聴いていたような懐かしい音といったところでしようか。

松田聖子の歌声、凄いですね。。。
今のアイドルなんか比にならない歌唱力ですし、透き通っていてとても心地のよい歌声。
それでいて、すぐ目の前で歌っているかのような感じで鳥肌が立ちました。

5曲目の渚のバルコニーと7曲目の赤いスイートピーは、若い年齢層でも結構知っているのではないでしょうか?
この2曲はやはりイチオシですが、1曲目のP・R・E・S・E・N・Tも特にお気に入りです。

終わりに

プレーヤーにディスクを入れて音楽を聴く、というのを手間に感じる方も多い方が多いかもしれませんが、SACDやBlu-ray Audioはそんな手間など忘れさせてくれる、ちょっとした手間をかけてでも聴きたくなる音楽が詰まっています。
勿論、CDでも質が良くお高いプレーヤーであればかなり良い音で楽しむことが可能ですが、なんせそのようなシステムを組むまでに、かなりの投資が必要になります。

思ったよりも簡単に再生環境を用意することのできるSACD(Blu-ray Audioも含む)ですし、積極的に楽しんでみて欲しいです(´∀`)

SACD、Blu-ray Audioのオススメソフトはこれからいくつか紹介していこうかと思いますので、興味が湧いたものがあれば是非聴いてみてください!

新しく出るもの、既に出ているもの、どちらも幅広く紹介できたらと思っています。