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オルトフォン コンコルド 205 レビュー

言葉に対する深い理解が良いスピーカーを作ります。
日本語は母音が多く基本周波数は300Hz~3000Hzと低く、日本語は声帯を動かす有声音で成り立っています。
母音が美しく再生するには中音域が暖かく柔らかに響く音にする事が必要です。
鮭が生まれた河川に還る事が出来る事と同じで、どの民族も民族の言語にあったスピーカーが最も好まれます。(オルトフォンより抜粋)

 

ortofon

 

オルトフォン?聞いたこと無いわ

デスクに置ける小さいスピーカーが欲くて探していたところ、ONKYOのD-108Mを候補にしましたが肝心な音質はいまいちそうでホームシアター向けでした。
しばらく新品で探していたのですがコンパクトサイズだと殆ど無く、中古で偶然オルトフォンの205を見つけ、購入に至りました。
実は、このスピーカーを購入するまでオルトフォンというメーカーを知らず山水やコーラルのように「今は昔」のメーカーだと思っていました。(失礼な話ですが・・。)
そして視聴できないお店でしたので、音質も分からないまま「きっと大丈夫だろう」という希望的楽観により購入。実際に家で再生するまで、どんな音がするか想像も付きませんでした。

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デザインはいまいちだけど、音質は・・・。

正直言ってしまうとデザインは格好悪いです。垢抜けてないというか、とにかくオーソドックスなスタイルにやぼったいビス類。そしてサランネットもダサい。
ところがどっこい、いざCDを再生するとすこぶる音が良いじゃありませんか。
これには驚きました。コーンの素材も普通のコンポのおまけのようなスピーカーなのに、なぜかボーカルの音がまるで目の前で歌い上げているようにリアルに再現されて、ジャズのコントラバスが生きたようにうねって、民族音楽の打楽器が心臓にまで響いてくる。
こんなに小さなスピーカーから、リアルでパワフルな暖かい音がでることに今でも驚いています。
インターネットでもあまり紹介されておらず、比較にもでないくらい隠れた存在ですが、20万円までのどんなブックシェルフスピーカーよりもお気に入りです。
もし、この後継機がでるとしたら間違いなく予約して当日購入します。
さすがにオンキヨーの大きなウーファーを積んでいるスピーカーには低音が敵いませんが、必要な十分な量は綺麗に再現されるので不足感はありません。
B&Wやデノン・オンキヨー・ヤマハ・ビクター。何十万円もする高級品を除けば、どのスピーカーよりも女性ヴォーカルの声に艶めきがあるように思えます。
クラシックも十分対応できる懐の深さもあり、この小さいサイズでなぜここまで再現できるのか今でも不思議に思えます。
そんな経緯があり、今ではすっかりオルトフォンファンになりました。
他の製品も是非聞いてみたいのですが、マイナーすぎてなかなか置いているお店が無く寂しい思いをしているのが実情です。

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