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高級一眼レフは不要? Nikon D4の作例

編集部にニコンD4を導入してから2週間。
まだまだ作例が少ない状態ですが、スタジオでも撮影ができたので作例を掲載したいと思います。

オーディオ機器やカメラ機材というのは、ある一定の金額までは高級であれば有るほど性能が向上する傾向にあります。
高級機種だとコスト削減されるはずのパーツや部品、機能にお金を掛けられたり開発費も費やせます。最新の機構もフラッグシップモデルから順番に搭載されるのです。

なぜプロや写真家が高級な一眼レフカメラを使うかは、ニュートラルな色合いと書き出し、ノイズ耐性、撮影素子、色の再現性など重視するためです。
また室内撮影でモノブロックストロボを使う場合はシンクロケーブルが必要なるので、その時点で中級機以上の機材が必須になります。
モデル撮影でも物撮りでもライティングがキモになります。

とは言え、フルサイズセンサーを搭載した中級機以上であれば色の再現性やISO感度を上げた時のノイズ耐性も高く、長時間露光でも美しい表現が可能になります。
なので、初めから余計な廉価モデルを買わなくても中級機〜上級機を買えば済みますね。
初心者用のエントリーモデルを買うと、iPhone6の作画に負けてしまう事もあるのでやるなら本気で望みましょ。

今回のニコンD4のセンサーは格段にラティチュード(階調性)が向上しました。
明るい部分から暗部に掛けてダイナミック・レンジが非常に広いのが特徴です。
これによってコントラストの差が大きな写真はでも美しく表現できます。

DSC_0923

黒に溶ける黒の表現が非常に美しく、金の部分があたかも3Dモデリングかのような立体感と表現力です。
グラデーションの掛かり方があまりにキレイなので、現実感を喪失します。

DSC_0682

モデル撮影でも、滑らかさは高く肌色の発色は実際に見るのと同等と言えます。
写真を拡大すると、髪の毛の重なっている部分などの表現力も高いです。
強い光があたっている足元の靴下でさえも、輪郭や色情報がしっかり残っているのが分かります。

DSC_0718

この作例では、実売価格が5万円程度の35mm単焦点レンズですが文句の付け所が無いほど綺麗に写っています。十分に雑誌など商用に耐える程の仕上がりです。
高級なレンズでなくとも、2~5万円程の単焦点レンズでもボディが良いとこんなにもキレイに写るんです。

いずれの写真も拡大して等倍表示でチェックしてみて下さい。
エントリーモデルとハイエンド機が大差ないといった話されてる方も居ますが、全くの別物だと再確認できます。

カメラの機材は高級だと言われますが、少し前までフラッグシップモデルだったニコンD4は中古美品の価格が30万中盤まで下がってきて、高級なレンズを数本買っても50万円に収まります。
筆者は最近ローンでBMWの6シリーズを買いましたが、車から比べれば遥かに安く始めやすい趣味と言えます。

一眼レフカメラやレンズは、包丁やまな板、フライパンなど料理の道具と同じように、安いモノでも勿論練習はできますが質の良いものであれば上達が早くなります。
いくら安い機材で出来るといってもiPhoneやケータイでは撮影がはかどりませんね。
なのである程度(中級機種以上)、欲言えばD810、D4のような上位機種があれば上達が早いです。

高級機種カメラの需要は高いので不要になれば、ヤフオク等でリセールすれば7〜9割ほど戻ってきます。
まずは一番良い機材を使ってみれば、最短で一眼レフを使った綺麗な写真を撮ることができますよ!

「高級一眼レフは不要? Nikon D4の作例」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: ニコンの一眼レフで作る、映画風の動画制作。

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