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ニコンの一眼レフで作る、映画風の動画制作。

もともと筆者はカメラをしていましたが、動画というのは経験が無く、スチル専門でした。
今回は初めて、人を使った動画を製作してみました。

最近のニコンの一眼レフには「動画モード」があり、とても綺麗な動画が撮れます。
大きなセンサーを生かした被写界深度の浅い動画、つまり背景のボケを生かした作品が撮れるのが特徴です。

最近のハンディカムは画質こそキレイですが、映画のようなボケは表現できません。
よりこだわれば、REDのようなシネマカメラを用いる方法もありますが、現実的には一眼レフで動画制作というのは、コストからして理にかなった方法です。

今回はニコンD4とD800という少し古い機材を用いりました。

1.単焦点レンズを用いる

雰囲気の良い動画を撮るには100%必要なのが単焦点レンズです。
いかに購入なf/2.8の通しのレンズでも、f/1.4~1.8の単焦点にはかないません。

特に35mm換算(FXフォーマット)で35mm、50mm、85mmがあると便利です。
ズームのカットと引きのカットを繋げて撮影できます。

日陰であれば、ISO200  1/60秒  f/1.8の設定でいきます。
快晴だとシャッタースピードを落とせないので、NDフィルター64~100(減光)で暗くすると1/60秒にできます。
なぜシャッタースピードを遅くするかというと、スチル撮影と違って動画はブレた写真の連続です。

例えば、Youtubeで映画のCMなどプロの作品を再生して、一時停止をすると画面がブレているはずです。
このブレの連続が滑らかな動画を作り出します。

逆に炎天下など1/1000などで撮ったものは、パラパラ感が出てしまってフレームレートを60fpsにしても滑らかに見えないです。

dsc_2877

2.ステディカムやドリーを使う

今回はテスト撮影で、機材を導入できなかったのですが、スタディカムを用いると手ブレを抑える事ができます。
無い場合はカメラを持つ手を伸ばしたり、三脚を肩に乗せたりして、身体からカメラを話すとブレが滑らかなになります。

ドリーはアルミなどのレールの上をカメラをスライドさせる道具で、数万円から販売されています。
ゆっくりと滑らかなにアップしたり下がったり、横に移動する絵が撮れます。

3.ピクチャーコントロールをニュートラル

shuffleというサイトで知ったのですが、実は動画製作ではニュートラルのほうが雰囲気が出ます。
一見初心者だと、ピクチャーコントロールをヴィヴィッドにしがちですが、ニュートラルで輪郭を落とした方が人物を撮る際には肌の質感や影の描写がキレイなんです。

ですので、全てを弱いに設定して階調性を広くして撮影するのが良いです。
必要に応じてレフ板などを使って影を柔らかにするのもひとつです。

4.動画は短いフレームのつながり

動画初心者なので、名前が分からないのですが、短い映像の繋がりで見せるのが良いですね。
テレビCMなど見ても0.5秒~3秒程の映像が次々につながっている事が分かるはずです。
ひとつの映像を1分以上なんてのは、相当なことが無い限りオススメできません。
同じシチュエーションでも、撮影する角度を替えたり、ズームしたりとカットを工夫するといいです。

またフィックス(固定)だけでなく、多少は手持ちでブレがあった方が自然なようです。
完全にブレを取り除くと、それはそれでつまらない動画になりがちなので意識してみて下さい。

というわけで、一眼レフで素敵な動画にチャレンジしてみて下さいね!

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