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社会人のための革靴入門①【シーン別・種類】

シーン別!選ぶべき革靴の種類とは?

革靴と言っても、実に様々な種類があり、履くシーンによって使い分ける必要があります。なんていうことはどんなところにも書かれています。

ですが結構堅苦しくて、結局何を履けば良いのか分からないよ!という人も多いはず。

そういうわけで今回は、とっても噛み砕いて、フォーマルから休日のカジュアルスタイルまで、おすすめな革靴の種類を解説します。

shoes

服装に厳しい会社、フォーマルなシーン

ではまず、服装に厳しい会社やパーティなどのフォーマルなシーンでどんな革靴を履けば良いのかを見ていきましょう。

黒の内羽根式ストレートチップ

straight chip

沢山の種類がある革靴の中でも最も格式高いとされているのが、黒の内羽根色ストレートチップの革靴。

写真のように靴には装飾として横一文字のみが入り、ひもを締める部分がV字になったものがそれですね。

これは「昼間の礼装」に合わせて履く革靴として認知されており、それ故に非常に畏まった印象のある靴です。濃紺やチャコールグレーなどのダークスーツに白シャツとネクタイ、この黒の内羽根色ストレートチップの革靴を履けば、略礼装になりますね。

特にチャコールグレーのスーツは、例えば最大限相手に敬意を払いたい打ち合わせなどでイタリア人が選ぶ格式の高いスーツです。かなり堅い職場につとめている人は、チャコールグレーのスーツにこの靴、小紋柄のグレーや紺のネクタイなんかで着こなすと、非の打ち所のない着こなしになるのではないでしょうか。

黒のプレーントウ

 

ビジネスシーンなどでは、少し内羽根式のストレートチップは畏まり過ぎているきらいもあります。そんなときにおすすめなのが、このプレーントウですね。つま先の横一文字が入らず、よりシンプルな雰囲気になります。

これはまた略礼装などに使うこともできる、ストレートチップに準じて格式の高い靴の種類なので、あまりフォーマルなシーンに出る機会などがなく、ビジネスでメインに使う上品な靴を探している人にはおすすめですね。

比較的自由なスーツスタイル

今度は比較的自由なスーツスタイル、一般的な社会人がスーツと合わせて履くのにおすすめな革靴を紹介します。

①ブラウンのキャップトウ

Silvano Lattanziもしスーツが紺やグレーなのであれば、一番おすすめしたいのはブラウンのキャップトウ。

上で紹介したストレートチップや、写真のように一文字に装飾の入ったものなどをまとめてキャップトウと呼びます。つま先にキャップを被せているように見えるので、このように呼ばれているわけです。

なぜこの靴がお勧めかと言えば、適度なリラックス感とお洒落さ、そして失礼の無い堅さの全てを兼ね備えているからですね。

ブラウンの靴は黒のスーツには全く合いませんが、紺のスーツであれば、黒い靴よりもよほど色合いがマッチします。スーツに合わせる場合、ブラウンが濃ければ濃いほど畏まった印象に、またブラウンが明るければ明るいほど遊び心のある印象になります。

②ホールカット

Titlo Classic個人的に非常におすすめなのが、ホールカットの革靴。あまり厳しい職場でのスーツスタイルには向いていないかもしれませんが、自由の利く職場であれば問題なく履けるでしょう。

このホールカットは言わばシンプルの極みの革靴。ほとんど全くと言っていいほど装飾や継ぎ目がなく、革一枚の表情と造形美が非常に際立つ靴ですね。

作るのに手間がかかるのと、質の良くない革では良さが出ないために、安い靴ではなかなか見られないホールカットですが、それ故に履いている人もそれほど多くなく、ハイセンスな印象がありますので、是非挑戦してみてください。

休日のジャケパン

次に休日のお出かけや、ちょっとしたデートなどでジャケパンスタイルをするときにおすすめの靴を紹介しましょう。

この辺りからは決まりなどは殆どなく、趣味趣向がメインになってくるので、あくまで提案となります。参考にしてくださいね。

①ブラウンのモンクストラップ

Stefano Branchini ステファノブランキーニ

Stefano Branchini ステファノブランキーニ

ベルトで止めるタイプの革靴、モンクストラップはジャケパンスタイルに大人っぽい色気を付け足してくれる靴です。もともと修道士が履いていた靴を元にしているため、モンクストラップと呼ぶのだとか。

デザインからすると少しフォーマルな印象がありますが、あくまでカジュアルな革靴です。少しファッション性の高いスーツや、ジャケパンスタイルに用いた靴ですね。

特に明るめのブラウンに金の金具のモンクストラップは、デニムを使ったジャケパンにも、チノパンのジャケパンにもおすすめのアイテムですね。

②ツートンカラーの革靴

Giotto Firenze休日のジャケパンスタイルで是非挑戦してみて頂きたい、少し難しいけれどその分お洒落な靴が、ツートンの革靴。

特にイタリア製のツートンの革靴は、色の配色や発色に非常にイタリアらしい茶目っ気があり、見ていて気持ちが良いですよね。こんな革靴を、鮮やかなインディゴの履き込まれたテーパードデニムに合わせて、明るいベージュのジャケットなんかで決めれば、それこそナポリやローマのオヤジ達の休日スタイルになりますね。

こんなツートンの革靴の中で、日本で比較的手に入りやすいのはフィレンツェの革靴工房であるハリスのものですね。

HARRISパティーヌのような上品なムラ感のあるハンドフィニッシュの色づけと、エレガントな装飾、それに確かな技術力が相まって、イタリア国内でも非常に人気の高い革靴メーカーが、ハリスです。

曲線的なデザインと控えめなコバ(ソール板の張り出し部分)のものを選ぶと、様々な着こなしに使いやすいはずです。

大人なカジュアルスタイル

最後にシャツスタイルや、カーディガンにチェスターコートなど大人なカジュアルスタイルに合わせるのに最適な靴を紹介しておきます。

これも自由な世界なので、著者の提案ということで、参考にでも。

①ブラウンのローファー

Silvano Lattanzi丸みを帯びフォルムで可愛さのあるローファーは、アメリカ生まれの靴であることもあり、ジャケット等を用いないカジュアルスタイルにもピッタリです。

黒のローファーもお洒落ではありますが、高校生などが履いているものであることや、大学生のお洒落の定番になってしまっていることから、そすすめは断然ブラウン。

それも女子高生のローファーのようなブラウンではなく、やや明るめのものが、デニム等と相性が良いですね。またもっと明るい、ベージュのヌバックのものなんかもおすすめです。

brioni

brioni

こういったベージュの弱点は、すぐに汚れてしまうこと。履く前に撥水スプレーなどで先に汚れを防ぐ工夫をし、履くときには注意して履きましょう。

②スウェードの靴

trickers

Trickers

スウェードの靴は適度なカジュアル感があり、少しアウトドアな雰囲気のある服装や、冬のセーターのスタイルなんかに上手く馴染み、少しだけ上品さを与えてくれる、非常におすすめな靴です。特に少しシンプルなチャッカブーツは、靴とブーツの両方の雰囲気を持っており、使い回しがしやすいでしょう。

革靴でありながらも、起毛なので光沢感がなく、そのおかげで色々なカジュアルな着こなしにも合わせやすいのも特徴です。

もちろんカジュアルなジャケットスタイルに合わせるのも良いですね。

少し注意すべきこととして、スウェードの靴は基本的にビジネススーツに合わせることはできません。スーツに合わせたければツイードやフランネルのセットアップなど、少しブリティッシュでカントリーな雰囲気のものに合わせるのが良いですね。

 

いかがでしたか?

次回は革靴のおすすめブランドを紹介しようと思います。

「社会人のための革靴入門①【シーン別・種類】」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: ストレートチップとは?選び方のコツやおすすめブランドを紹介 | HushTug NOTE

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