可愛い紅茶缶に入ったクスミティー(Kusmi Tea)

クスミティーとの初めての出会いは、成城石井にあるアナスタシアでした。
ロシア皇帝の皇女アナスタシアの名前を冠した紅茶ですが、香りはアールグレイに似ていてレモンの果実をぎゅっと絞ったような特徴があります。

KusmiTea

クスミティーの特徴

フレッシュな果実、それも旅行先で香りにつられて近寄って見つけた、カットフルーツを売る屋台のようなニュアンスです。何種類もの果物が並んで、クラッシュドアイスの上に並んでいる時のひんやりとした香りに似ています。

例えばエレガントな香りの紅茶であれば、マリアージュフレールやフォションが上がりますが、マリアージュフレールは薔薇や四季の花を売る店の隣にあるドライフルーツの香り。フォションは、石畳の通りに面したカフェテリアに座る女性の香水のような、フレッシュではなく落ち着きのある香りに思います。

もちろんこれは独断と偏見に基づくブランドイメージですが、例えばクスミティーのインペリアル・ラベルのようなジンジャー(生姜)がベースの茶葉であっても新鮮でついさっき摩り下ろしたようなニュアンスさえ感じるのです。
若干ですが、アメリカのハーニー&サンズと少しにた雰囲気を感じます。
ハーニー&サンズよりは、クスミティーの方が軽快な印象です。

本家のホームページに、クスミティーの歴史があったので少し抜粋して掲載いたします。

クスミティー、150年の歴史

1867年
パヴェル・クスミショフがサンクト ペテルスブルグに紅茶の会社P.M Kousmichoffを創立。その名声はじきに高まり、クスミティーは皇帝たちの好む紅茶となりました。

1917年
クスミショフは革命の混乱を避け、ロシアを去ってパリのニエル大通りにアトリエを開きます。
家族経営は成功し、ニューヨークからベルリンまで世界の大都市にブティックをオープンしました。しかしパヴェル・クスミショフの孫コンスタンタンは、祖父と父の事業を引き継がず、1972年に事業を二束三文で売り渡してしまいます。

2003年
コーヒーとカカオの卸売りに長年かかわってきたオレビ兄弟は、カラフルなバロック風デザインのボックスに入ったクスミティーに大きな可能性を感じます。創造的なエスプリと現代的経営センスを持つ二人はクスミティーを買い取り、その経営に就きます。目標は世界市場でプレミアムティーの代表的ブランドとすることでした。2014年、クスミは「ラ ボテ デ メランジュ(美しきミックス)」という広告キャンペーンにより新たな境地の開拓に入りました。

つまり19世紀にはロシアの紅茶会社であり、皇帝の嗜むブランドであったようです。今でこそ”パリ”と表記してありますがルーツはロシアにあります。
当時の紅茶の多くはサモワールでジャムと一緒に出されたのかもしれませんね。

KusmiTea2

せっかくこれだけ有るのですから、少しずつ香りのインスピレーションをメモ程度で書き留めたいと思います。一日でさっと書くので、飲んでない乾燥茶葉の数秒のイメージなので実際の香りとは異なるかもしれませんがご承知おき下さい。

☆=おすすめ ☆☆=とてもおすすめ

Thé vert gingembe citron ☆

名前の通り、緑茶ベースに生姜とレモンをブレンドしてあります。
香りは意外にも弱く茶葉は少し発酵した緑茶です。日本の焼き物でもあうような落ち着いたニュアンスです。

Thé vert au jasmin

中国緑茶にジャスミンの花がブレンドされています。
少しスパイシーで、白いジャスミンが混じっています。中国茶では花が入るのは低級で、この茶葉とジャスミンもそこまでグレードが高くないです。日本人が飲むのであれば、こちらよりも中国茶専門店で茉莉龍眼を買った方が良さそうです。

Thé vert a la rose

中国緑茶に薔薇がブレンドされています。先ほどのジャスミンと打って変わり、意外にも上品でエレガントな香りです。ピンクの可愛い薔薇の欠片が入っているのも特徴的です。女性へのプレゼントにも良さそうです。

Spearmint Green tea

名前の通りスペアミント・グリーンティー。その実、完全にマリアージュフレールのカサブランカです。ミントは少し優しいですが、シャープな香りが立ちます。
気分転換や疲れているときのリフレッシュに良さそうです。

Strawberry Green tea

先ほどの緑茶と違って、揉捻が無く龍井茶のような形です。
香りは…。あまり言いたくないのですが、チューイングガムかチュッパチャップスのような香料です。ルピシアよりも壮大な着香です。あまりお勧めではありません。

Imperial Label☆

オレンジ、バニラ、シナモンなど複雑なフレーバーです。
ゴロゴロとカットされた生姜が入っています。明けた瞬間、これは微妙かな?と思いますが、飲んでみると意外にも美味しいのです。インドのチャイティにも似たニュアンスを持ちます。

Prince Vladimir

ロシアンブレンド、ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、バニラ。
こういうお菓子ありますよ?というのは変ですが、今まで嗅いだことのある香りです。多分、飲むと意外にも美味しいのではと予想します。

Kashmir Tchai

カシミールチャイ。伝統的な色々なスパイス。
インドのチャイとは異なり、素材のチップがゴロゴロと入っています。
そこまで香りの立つチャイじゃないので、本場のに慣れてると物足りないかも?

Anastasia☆☆

王道のアナスタシアです。やはりこれが一番美味しい!
香りが上品で、飽きが来にくいので、常飲にも贈答にもお勧めです。
アールグレイからツンとしたのを無くして、レモンを混ぜた感じです。

St Petersburg☆☆

ブラックティーをベースに小粒のベリーの果実の香りがします。少しワインぽさも。なぜか懐かしさと共に、少し古い時代をイメージされるようなブレンドです。

Sweet Love

開けた瞬間にクラクラするようなスパイスな香りです。
ピンクペッパーや生姜などのカットが、紅茶よりもたくさん入っています。
強烈な香りが欲しい人には良いですね。

Be Cool

やわらか〜いミント、というか茶葉が無く、それしか入っていません。
スペアミントと違って優しいのでいつでも飲める感じです。
ただ、紅茶というよりはハーブティーですね。

Detox

レモングラスとレモンと緑茶がブレンドされています。
日本にもありそうですが、あっさりとした香りで飲みやすそうです。
デトックス効果があるかは不明です。

Euphoria

チョコレートとオレンジをテーマにしたフレーバードティです。
完全にお菓子のチョコオレンジを彷彿とさせます。
若干、ハーニー&サンズに似ているような気がします。

BB detox☆

マテ茶をベースに、中国緑茶とルイボス茶をブレンドしているようです。
グレープフルーツのようなニュアンスで、かなり美味しそう!
フレッシュな果実をイメージされます。

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クスミティーの簡単なレビューでした!
優しいことに、クスミティーのギフトボックスは色々な味が少しずつ楽しめるようになっているので、これを買って好きなフレーバーを探すと良いかもしれませんね。

著者 おはし

平成1年生まれ 紅茶とライフスタイルを主に執筆しています。 カサブランカとシャンデリアが好き。