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本当におすすめなイタリアのジャケット系ブランド5選

あれ………………もうない?

さて、本当におすすめなジャケットブランド5選として始めてみたものの、考えてみるとイタリアのおすすめブランド3つめが出てこないという事態に。

もちろん個人的におすすめなブランドはあるのですが、金額が高過ぎたり、手に入りにくかったり、個体差が大きかったりで、結局安心していつでもおすすめできるのは上の二つのブランドだけかもしれません。

その他のブランドは、どうしておすすめに入らないの?

問題はそこなんです。

そういうわけで、ここからは特集内容を変更して、ちゃっかり毒舌講座といきましょう!

どうしておすすめブランドがこんなに少ない?

jacket stile latino

冒頭ではイタリアのジャケットブランドがたくさん日本の上陸しているなんて書いておきながら、どうしておすすめのブランドがたったの2つしかないのか。

しかもその2つはすでに何十年も「おすすめ」されてきたブランドですよね。

なぜ数あるイタリアのジャケット系ブランドを、手放しでおすすめできないのか。

その理由は、殆ど共通しています。

「日本に入ってくるときに、クオリティが下がって、シルエットも悪くなってくることが多いから」です。

例えばサルトリオやスティレラティーノのジャケット。個人的には好きなブランドですが、残念ながらイタリアで購入したもの(10万円程度)と日本で並んでいるもの(25万円程度)のクオリティの差には驚かされます。

イタリアで購入したスティレラティーノは美しいウールモヘヤ生地を使っており、仕立ても見事。襟付け袖付けが手縫いなのはもちろん、ボタンホールやラペル等のダブルステッチに至るまでも手縫いで行われています。

それに対して日本で見るスティレラティーノは殆どマシンメイド、ボタンホールに至ってはむしろ荒い印象を受けるものが多いです。さらに生地もナイロン、ポリエステル等混紡のものを使っていることがあり、これは最悪です。

またシルエットもイタリアで購入するスティレラティーノは非常にバランスが良いですが、日本のものの多くは肩から胸にかけてのボリュームが足りず、着丈が短く、意外にもウエストが緩いので、フィットしにくい。

どうしてこんなことになっているか、それは日本の売り手が「売りやすく」「儲かる」ものが欲しく、そうなるようにオーダーしているからですね。

スティレラティーノは一例ですが、このように日本で人気のブランドの多くは「コストダウン」と「日本向けアレンジ」がされているのです。そしてそれが、あまりおすすめできない理由となっています。

本物を見極められる目を養おう

sartorio e stile latino

それでは日本のイタリアファッションはお先真っ暗なのか?

そういうわけではありません。頑張っているセレクトショップには、そういった流れに乗らず淡々と品質の良いもの、クラシックなシルエットのものだけを扱っているところも少なくないのです。

大事なのは、そういったショップの扱う素晴らしいアイテムと、儲けを優先してクオリティを下げているアイテムを見分けられるようになること。

どうやったら見分けられるようになるかといえば、やはり本物を見ることでしょう。

そこで改めておすすめなのが、カルーゾとアットリーニです。数あるイタリアのジャケット系ブランドの中でも比較的安定した品質、シルエットを保っているこの二つのブランドを買ったり、試着したりして本物を知れば、本物とかけ離れたものを買ってしまわずに済むようになります。

本物を見極める目を養って、本当にエレガントなイタリアのジャケットだけを選べるようになったら、あなたのジャケパンスタイルはすっかりグレードアップしていることでしょう。

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