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美味しい紅茶の入れ方 ~リーフ編~

こんにちは、はっしーです。今回は「美味しい紅茶の入れ方リーフ編」です。
本編では、とことん美味しく飲める方法を考えてみます。

~ティーバッグ編~はこちら

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美味しい紅茶の入れ方

1.たっぷりお湯を沸かす

ポットやカップも温めるので、多めにお湯を沸かします。
水道水(もしくは浄水機を通した水)を汲んで火をかけます。
800ml~1Lほど用意すると、温め用、2人分の紅茶、お代わりのお湯がまかなえます。

2.カップなど温める

ポットとティーカップ、ストレーナーを熱湯で温めます。
ミルクを使う場合は、ミルク入れも温めておきます。
20秒ほど暖めたらお湯を捨てます。

※豆知識
温めるついでに、ティーカップに湯を入れて、ポットに移す事で、湯がポットのどの位置になるか覚えておきます。
あとで、茶葉にお湯を注ぐ時に、覚えていた位置まで注げば綺麗に一杯分出せます。(二杯目入れる場合は、二杯分の位置を覚えておきます。)

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3.茶葉を計る

できれば、0.1g単位のクッキングスケールで計るのが理想ですが、ティースプーンでもOKです。
この時、水蒸気で缶の茶葉が湿気ないように注意しましょう。

how-to-make-tea-2

4.お湯を入れ、時間を計る

お湯を入れたらすぐに、蓋をして時間を計ります。
茶葉によって1分〜5分など時間が異なるので注意しましょう。
冬場は特に、ティーコジーや乾いたタオルなど被せておくことで、熱が逃げるのを防げます。

DSC_3368

5.カップに注ぐ

二杯入れる場合は、濃さが同じになるように均等に入れてゆきます。
きれいに注ぎ切るのがコツです。

DSC_3374

美味しい紅茶の完成!

ティーポットに2杯分入れて1人で楽しむ場合は、2杯目が濃くなってしまいます。
ですので、差し湯といってカップにお湯を足すか、ミルクを入れて飲むのがオススメです。
「アッサム」「セイロン」「ケニア」にはミルクが合います。

DSC_3379

美味しい紅茶は、シーンによって変わる

美味しい紅茶とは時と場合によって変化するのです。
例えば、フランスの香りの強い紅茶があるとします。

休憩中に気分転換するための特別な1杯であれば、美味しい紅茶になりますが
栗の香りするモンブランケーキと一緒に飲むのには香りが喧嘩してしまいます。

紅茶だけで飲むのか、食べ物と一緒に飲むのか、一人で飲むのか、大勢で飲むのか。
こういった状況によって、「美味しい紅茶」は変化します。
「特徴のない、つまらない紅茶」が、主張の強いお菓子のベストパートナーになる事だってあるのです。

他にも疲れている時に、無性に美味しく感じる紅茶や、朝に良いお茶、寝る前に良いお茶など、時間や体力・精神の状態でも美味しい紅茶は変化するのです。

紅茶のお湯の温度

書籍を参考すると、このように書いてあります。

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「1.5リッター以上のたっぷりの水を使い、沸騰直後に火を止める。熱湯を注ぐ」
紅茶の教科書/磯淵 猛 著書

「カルキ臭が気になる場合は、蛇口からしばらく放水して汲み、沸騰したら蓋を外して2〜3分沸騰させましょう。」
「勢い良く熱湯を注ぎます」
紅茶入門/日本茶葉研究会 編著

「よく紅茶をいれるには沸騰したてのお湯を使うのが大切、と言われますが、実際に私が紅茶をいれてみていちばんおいしくいれられる湯の状態は、湯が丸くなる寸前の状態です。」
「ぐつぐつと沸騰しつづけている湯を使うと、紅茶の味や香りにしまりがなくなりますし、沸騰したての湯を使うと、舌にピリピリ感が残ってしまいます。」

紅茶 おいしいたて方/高野健次 著書

「必ず沸騰したものを。ゆるい湯や、煮詰まった湯は香気成分がだせません」
「やかんの中に水道の蛇口から水を勢い良くたっぷりめに汲み出す。これをガスコンロなどの強火で完全に沸騰させる。(中略)勢い良く注ぐ。」
紅茶の楽しみ方/小池 滋 著書

「水を十分に沸騰させることも大事なポイントです。とはいえ沸かしすぎるのは禁物。直径2〜3cmほどの泡がお湯の表面に上がってきたころが、そのタイミングです。」
お茶大図鑑/主婦の友社

つまるところ、多くの人は「沸騰直後に火を止めて注ぐ」「沸騰させすぎはNG」と書いています。
沸騰直前が美味しいと書いている方もありますね。

私も美味しい紅茶は、100度に沸騰させて5秒位が丁度良いかな、と思っています。
アイスティーの場合は90~95度程度で抽出しています。

紅茶の味に影響する要因

水道水に硬度よって味が左右されると聞きますよね?
一般的には軟水の方がお茶に適していて、硬水だと水色が変化して黒っぽくなってしまう事もあります。
実は、標高や気圧によっても左右されます。
別荘地で有名な軽井沢など標高1000mですがお湯が約98度で沸騰してしまいます。
標高により、ご飯が上手く炊けなかったり、麺が上手く茹でれなかったりさえします。
こうした、ちょっとした事でも紅茶の味に影響が出るのです。

dou_pot
(写真はカリタの銅ポット 厳密にはコーヒー用)

軟水で標高が低い状況でも、お湯の準備の仕方によっても変化があります。
・銅製ポットで沸かす
・電気ケトル(瞬間湯沸器)で沸かす
・保温性ポットで沸かす
・電子レンジで沸かす
同じお湯になるはずですが、お湯の用意の仕方によって味が変化する場合があります。
科学的な検証をしていないので明確には言い切れないのですが、個人的な体感では美味しさは下記のような順番になります。

美味しい  銅製ポット>電気ケトル>保温性ポット>電子レンジ  不味い

マグカップにお湯とティーバッグを入れて、電子レンジに掛けると、お茶は出来ますが確実にマズいです。
一方、銅製のポットで淹れると柔らかい味の紅茶に仕上がります。
沸かしたてのお湯のまま飲んでも、柔らかい湯の味がするので面白いです。
遠赤外線の効果などがあるかもしれません。

つまり、電子ケトルか直火のやかん(ポット)で沸かすのが良いです。

美味しい紅茶は良い茶葉から

とある喫茶店で、こんな話を聞きました。
「どんなに腕の良いマスターでも、新鮮なコーヒー豆には敵わない」
そこのドリップコーヒーは、とても美味しいのですが、秘訣は新鮮で良質な豆を仕入れて数日で使い切る事らしいです。

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(本当はダメな例。1ヶ月以内に飲みきれる量が理想!)

同じように、紅茶も良質で新鮮な物を使うのが理想的です。中国茶など一部の製法の茶葉は、陳茶・ビンテージといって古くて美味しい物もありますが、「紅茶」は基本的には新しい方が美味しいです。
特に香りが付けてある「フレーバーティー」は、新しい物が一番良い状態です。
マリアージュフレールなどは、香りが飛びやすいので開封してから1〜2ヶ月で飲みきってしまうのが理想的です。

という事で、本当に美味しい紅茶を楽しみたいのであれば、紅茶専門店で新鮮で良質な茶葉を入手するところから始めてみると良いと思います。

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