【相場、店選び etc..】フィレンツェでの革製バッグ買い方ガイド②

Clamori di Firenze01

この記事の続きです。

ハンドメイドのお店での相場

マーケットに対して、ハンドメイドのお店は高いですが、その品質は全く違います。日本ではおよそ10万円以上で売っているものや、その値段を出しても売っていないような美しい色合い、デザインのものが4〜5万円だったりと、非常に価値のあるお買い物ができます。

相場は例として以下のような感じです。

・ハンドバッグ、クラッチバッグ程度の小さなもの150〜250ユーロ。

高いと思うか安いと思うかは自由です。個人的には、グッチやプラダのバッグをフィレンツェで買うより絶対に良いと思います。

・メンズのブリーフケースなど大きめのバッグ400ユーロ程度。

フィレンツェでは高級ですが、いざ日本に帰ってきて同じようなものを買おうとして、腰が抜けるでしょう。

「……売ってない」「ちょっとデザインを妥協しても13万円……」

こんなに多くの選択肢から選べて、運が良ければ作った人の顔が見えて、旅行の思い出にもなって、しかも400ユーロ程度。個人的にはオロビアンコやフェリージのバッグを買うよりも、こっちを選びます。

フィレンツェで革製品を買うときの注意

最後にフィレンツェでレザーのバッグなどを買うときの注意を少し、書いておきましょう。

①メイドインイタリー、ハンドメイドに振り回されないこと

先ほども少し書きましたが、主にマーケットやそれに似た商品を扱うショップに行くと、二言目には「メイドインイタリー、ハンドメイド」と言い出します。それから、ライターの火をバッグにあてて「ジェヌインレザー(本革)だよ!ほらね!」というわけです。

まあ、そのくらいは分かっています。9割中国で作って、最後にちょっとだけイタリアで加工しているものも少なくありません。

大事なのは本革にもクオリティの大きな差があること、バッグの仕上げのレベルも物によって雲泥の差だと言うことです。

本当に良いバッグは、細めの糸でバッグのフチにそって丁寧なステッチが施されています。それは曲がったりすることなく、常にフチのラインと平行です。またステッチワークのおかげもあり、バッグは面であっても、フチ周辺が薄くなるような感じで厚みに立体感があります。

夫婦で製作から販売までを行うフィレンツェの工房、Clamori di Firenzeのバッグ。
夫婦で製作から販売までを行うフィレンツェの工房、Clamori di Firenzeのバッグ。

レザーは本革であっても、このように自然な色むらがあり、上品な光沢があるものがグレードが高いと言えます。クラモーリのバッグに使われるレザーは、まるでガラスのような透明感と、高級家具のような色目を持っているのに、人の肌のように柔らかい絶品です。

せっかくフィレンツェで買うなら、こういったレザーを用いたバッグを探しましょう。そしてそういったレザーを使い、丁寧に作られたバッグは間違いなく、店員さんが何も言わなくても「メイドインイタリー、ハンドメイド」です。

安くて質の良くないレザーはレザーの質の悪さを隠すために、べったりと染色してあり、表情のないペンキで塗ったような色であることが多いです。茶色などのナチュラルな色も、なんとなくくすんだような色で、表情がありません。

また安いレザーの光沢は、まるでクリアーのスプレーを吹いたような、ビニールのような光沢です。こういったバッグは使っているとすぐに壊れてしまったり、いくら使っても高級感のある風合いにならなかったりしますね。

②「いくら出す?」で買わされない

マーケットでは店員の多くが

How much would you pay for this?? これ、幾らなら買うの?

Which color do you want?? この色とどっちが好き?となどと聞いてきます。

まあ上手な方法ですね。どちらも買うことが前提で、その他のことについてを尋ねているわけです。こういったトルコ人が超得意とする手法はフィレンツェのマーケットの店員も得意なので、答えることはせず、「No, thanks」と断り続けましょう。

欲しいときにも、断るのは重要です。断って帰ろうとしたときには、いよいよ店員はかなり限界の近くまで値引きした額を言ってきます。そこで、その額から5~10ユーロほど引いて、これなら買うよと言っていましょう。

まあ、最初の金額が嘘みたいな安い金額で買えるはずです。

③買ったバッグは大切に持ち帰る

せっかく買ったバッグですが、これを日本に持ち帰るまでには2つのリスクがあります。一つは盗まれること。

例えば筆者は、空港の預け入れ荷物で預けた自分のスーツケースから、フィレンツェで買ったいかにも高級そうなバッグ一つだけを抜き取られた経験があります。というのも、そのバッグはディレイで数日遅れて届き、数日間空港に放置されていたせいか空港職員に盗まれてしまったわけですね。

とにかくホテルなどでも、盗難に遭わないよう注意しましょう。

もう一つのリスクは、ばかばかしいと思われるかもしれませんが、買ったバッグがスーツケースの中でつぶれて、型くずれしまうことです。イタリアのバッグは芸術的な曲線を持ったものも多く、しかもそれを革だけで整形していたりするので、一度つぶれてしまうと戻らないこともあります。

それをふせぐためには、中に衣服などをつめたり、必要に応じて新聞紙などを詰めたりして、後で後悔しないようにあらかじめ工夫しておきましょう。せっかく買ったバッグがつぶれていると、とてもショックなものです

以上がフィレンツェで革のバッグを買うときに知っておくべきこと、でした。

それでは、素晴らしいバッグと出会えることを願っています!