コミケのコスプレ写真撮影テクニック

東京ビッグサイトを貸しきって年2回行われるコミックマーケット。
数多くの同人サークルや音楽系サークル、企業ブースなど年々規模が大きくなっていますね。
今年の8月に行われたC88コミックマーケットでは3日間の来場数が50万人を超えるという一大イベントになりました。

コミックマーケットの楽しみの一つに、コスプレエリアが用意されてキャラクターのレイヤーさんと交流したり撮影できる場所が用意されています。
今回は屋外でコスプレ撮影するときに知っておくと良い、撮影テクニックやポイントなどと紹介してゆきます。

屋外での撮影は天候を常に意識する

「スマホでは失礼になる」っと、気合を入れて一眼レフを用意して撮影に行く人も多いですが、いざ撮影してみると「暗くて全然キレイに撮れない…。」なんて事になります。
例えば以下のような写真になる事もあります。

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これならスマホの方がキレイですよね?

なぜ暗くなるのか…。それは「晴天」という悪条件だからです。
晴天は文字通り良い天気!ですが、撮影するカメラマンにとっては難しい相手なのです。

太陽の光が強すぎると、以下のような事が起きます。

・髪の毛の影が、肌に強くのって目が暗くなる。
・ブラウスなど白い部分が強く照らされて、自動露光補正でトーンが暗くなる。
・光が強く、固い雰囲気の写真になる。
・光が強く、レンズを絞らないと撮影できない。

こういった事が複合で起こります。

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室内で撮影した写真がなぜキレイかというと、「光」と「影」を自由にコントロールができるからです。
この例の写真だと、目や顔に影がほとんどできていないですね。

つまり「晴天」よりも「曇り」の方が光が弱くて撮影が楽なのです。
だからといって、夕方に撮影すると西日で写真がオレンジになったり、光の角度が斜めで嫌な影が出たりと「夕方」は晴天より難しいです。

晴天(炎天下)で撮影する場合

コミケで多くのカメラマンがやっているセオリー通りに撮影すると以下のようになります。

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かなり良くなったかな?
明るさが正しくなり、顔の影も薄くなり、髪に艶も乗ります。
8割方のカメラマンとレイヤーさんであれば満足できる仕上りです。

何をしたかと言うと「フラッシュ」を焚きました。

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てれーん!
会場には、こんな感じのストロボ(フラッシュ)を付けたカメラマンがいっぱい居ますね。
これで太陽に負けないように強い光を被写体に当てる事で上記のような写真になります。

ただ、これだと「光が固い」と気になる人が居ます。
すると…。

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こんな白いキャップのようなディフェーザーで、少しでも光を柔らかくしようとします。
そして、だいぶ経験のあるカメラマンになってくると

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なんじゃ、こりゃー。というくらい大きな白い物を付けています。
何かというと、このA4用紙のようなプラスティックの部分にフラッシュを当てる事によって、光を柔らかくする効果があります。
つまり、「発光面積を増やして光を柔らかくする」というのはストロボ撮影の基本です。

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プロのモデル撮影になると、レフ板やカポックなど色々な道具で光をコントロールします。
光を遮ったり、反射させたり、弱まらせたり。
コミケでは使用できませんが、屋外での個人撮影であれば半透明なレフ板が有効です。

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上記のような強い屋外の光を、半透明なもので和らげて上げた例です。
ベッドのシーツやカーテンなどでも代用できます。

ただ、これは覚えておくべきテクニックですが、アシスタントも居ない一人での撮影ではまず使用できません。
そして禁止はされていませんが、人混みの多い会場では目立って使えないです。
柔らかい素材なので人を怪我させたりなんて心配はないのですが…。

つまり、簡単にキレイに撮るにはフラッシュを炊けばOKなのです。

よりキレイに撮りたい人は次のページへ…。