シャトー・ラングレ1988年テイスティング

[最終更新日]2017/01/24

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リコルク、リラベルされているので、最近まで蔵元で眠っていたと考えられます。粘度は少し高く、ディスクに厚みがあります。
端が透明でグラデーションになっています。

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香りは黒薔薇から、革のようなにおい。
スプレー咲きではなく、小ぶりな一輪咲きのバラです。

とても落ち着きがあり、グラスに鼻を近づけると動きのない香りですが、抜栓してグラスに注ぐとふわっと香りが部屋に広がります。

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徐々にバラの香りが消えて、果皮に渋みのあるプラムの香りに
ほんのわずかにイチゴのような甘みのある香りも混ざっています。
エレガンスで、渋さの中に鮮やかさを併せ持ちます。
まるで英国したての上質なウールのコートを羽織った紳士から漂うフレグランスのようです。

味わいは初めのうちは意外にも果実感があり、とても年代を感じさせません。
そこから5〜10分で果実感が飛び、どっしりとしたタンニンが表に出てきます。

スワリングさせると急にどっしりさが消えて軽快になります。

とても不思議なワインです。
はじめはフレッシュな果実感、そこからどっしりと厚みのあるタンニン、最後にはベリーのフレッシュジュースのような軽快が。
後半が腰砕けと言われれば、そうかもしれませんが、最後まで美味しく飲むことができます。

最後の空になったグラスをかぐと、シガーの香りがします。タバコではなく、純100%葉のシガーです。どっしりと落ち着いた枯れ草のようなニュアンス。

わずか3千円という価格で飲める80年代のワイン。
この価格で年数だと劣悪な物を引く可能性も高いのですが、まだまだしっかりと楽しめるコンディションで感動です。
興味のあるひと、また28歳(今年で29歳)の人の誕生日にも。
1年は持つので、30歳の誕生日に空けるなんてのも良いかもしれませんね。

(下のリンクは1989年ですので、御注意を)