ダージリン キャッスルトン Castleton茶園

キャッスルトン茶園は、遠くからでも城の建物が見えたため、キャッスルトンという名前が付きました。

城は元々、現地に住んでいたお金貸しが住んでいたと言われていますが、起源は確かではありません。
特に優秀な紅茶を作り出すことで有名で、カルカッタのオークションでも度々高値を付けます。
1885年にイギリス人によって植えられたらしいです。

元々はキャッスルトンは「クムセリ」とう茶園の名前であったそうです。
キャッスルトンの殆どは中国種で、敷地は471ヘクタールを所有しています。
その中で茶樹が植えられているのは、318ヘクタールです。
機械による効率的な生産も取り入れています。
キャッスルトンは1994年の9月にISO9000という国際品質を初めて取得した茶園です。
ISOは日本の工場でもさえ取得は安易でないため、それをインドで取得するのは相当な苦労があったと安易に想像できますね。

茶園の中でも希少なのが、「ムーンライト」や「白茶」は殆ど生産されていないため入手が難しいです。
品質を最優先して生産している区画もあり、そういった紅茶は日本ではナヴァラサやリーフル、ジークレフ、ルピシアなどで、とても高価な値段で販売されています。
中でも中国種のムーンライトは、他の茶園とは比較にならないほどの芳香があり、一度飲むと忘れされないほどの魅力があります。

 

ルピシア キャッスルトン マスカテル DJ149

こちらはルピシア商品内で唯一「マスカテル」の名を冠した一品。もちろんといってはあれですが、今回テイスティングしたセカンドフラッシュ(以後SFと省略)の中では最も顕著にマスカテルが現れた品です。

口に含むと、焙煎香がトップノートから存在感を発揮してリードします。その後にマスカテルが追いかけてくるような味わいが印象的です。やはりここ数年の中ではボディが軽めかな~といった感じのボディです。去年はキャッスルトンSFの中でも焙煎香が他の要素と調和せず、違和感だらけのロットが飲んだ中で一つ程あったのですが(もちろんその他のロットには美味しいものがありました)、これはかなり上手く焙煎香と味わいの調和が取れているロットではないかと思います。

ボディもふくよかですが、余分なところが全て削ぎ落とされたような洗練された印象があります。シンプルでかなりおしとやかなマスカテルです。

余韻は強烈に残すといった表情は無く、ふんわりと残すような余韻が印象的です。流れるようになめらかなノートとのど越しで、飲んだ直後にスッと感じる雑味のない余韻です。

水出しでもマスカテルが分かります。

美味しいのですが予算と折り合いが付かず、他の商品を購入しました。「THE マスカテル」といった感じのSFをお求めの方にはとてもおすすめです。

(ダージ凛)

筆者評価 70点

香り★★★★☆ 渋み★★★☆☆ 甘味★★★★☆ 余韻★★★★☆ コク★★★☆☆ ボディ★★★☆☆ 50g 3180円

 

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