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カメラ入門9〜フォトショップで今どきに加工〜

カメラ入門もついに最終話。今回はフォトショップでイマドキな加工をしてみます。
その前に写真とは何ぞやという定義について話します。

良い写真とは何か。それは見る人によって変わるのです。
料理の味や音楽と同じで、受け取り手によって価値観が変わるのです。

偉大な写真家の大先生の作品よりも、子供がDSで撮ったタンポポの写真の方が感動する!という人もいるでしょう。
なので「自分が好きな写真」や「自分が感動できる写真」を撮れるように努力するのが一番です。
ちょっとした問題なのが「撮って欲しい」と頼まれる事があります。
その場合は、相手の価値観にできるだけ合わせて撮ってあげるのが理想と言えます。

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女の子に撮って欲しいと頼まれたら、こう撮るのがセオリー通りです。
ライティングも光が柔らかく、適性露光で絞りもきっちりとしてます。

ですが見せる相手は、写真マニアのオジサンではないのです。
写真を上げる相手が女の子なら、女の子が求めるようなレタッチをじゃんじゃん行うのが良いのです。

今まで綺麗とされている硬いコントラストの強い写真より、柔らかくコントラストが弱く、フワフワが好まれます。

 

DSC_0992

こんな風にレタッチして渡されたら喜んでもらえますね。
昔ながらの写真の先生からしたら、「ピントも合って無くてボケてて、よくもまあ…」となってしまいますが、写真を見る本人が喜んで貰えればそれでOKなのです。

同じように、ちょっと硬めの表現で下の写真を撮ってみました。
モデルさん可愛いですよねー。
大人っぽくコントラスト上げてますが、これでも絞りはf/2.8と極めてイマドキな撮り方です。

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ですが、こんな写真の方が最近の女の子には好まれます。
とにかくコントラストを低くして、色の濃淡が淡くなるようにしてゆきます。
肌の質感も馴染ませて絵のように撮影・レタッチしてきます。

上の写真では、髪の色はシャドウとハイライトをくっきり明確にする事で綺麗な写真を目指しましたが、下の写真は中間色を多様しまくってます。

白飛び?そんなのは全然許されます。とにかく明るめでフワフワ感を出すのが白飛びなんかよりも最重要なのです。

本人が「硬いクールな写真が良い!」と言えば、そういった描写になるように目指して、「可愛いく撮って欲しい」と言われれば、ラインビューティーやプリクラのように可愛くなるように心がけるといいですね。

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レタッチ方法

詳しくは、この記事の続編「フォトショップ伝説のテクニック」で紹介しますがフォトショップの基本レタッチを紹介します。

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まず写真を取り込んでみます。
まあ既に加工前ですが、かなりフワフワ気味に撮影しています。

この時にコントラストが強い写真だと編集が上手くいかなかったり、難しいです。
予めカメラの設定でコントラストを落としたり、絞りを開放や一段絞りなどフワフワになるように心がけるといいですね。

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次に明るさを上げて、コントラストを容赦なく下げます。
最近のフォトショップは便利で、コントラストを馴染ませるようになっていて、従来方式とは異なります。

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次に同じ画像で新規レイヤーを作り、フィルターからレンズを選びます。
ここで好きなレンズ設定をします。
例えば絞り羽の枚数や効果の強さを設定できます。
あとから消しゴムで消すので、バリバリふわふわに仕上げてあげて下さい。

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そしたら、目など顔がシャープに写るように消しゴムでふわふわを消します。
消しゴムツールの、ソフト円ブラシで流量を10%位にして顔の中央を消して、下のレイヤーのくっきり画像が出るようにします。

輪郭はふわふわの方が可愛いので、髪の毛や輪郭はふわふわを残しましょう。
服や手などもふわふわさせといてOKです。目だけはシャープにすると可愛いです。
そして完成したら、レイヤーを統合しましょう。

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最後にアレをやってあげるのもいいですね。
あれとは、周辺減光です。

笑ってはいけませんよ!
口径食(周辺光量の低下)は今までプロからしたらネガティブな現象で、何段か絞って周辺減光を改善したりフォトショップで修正していました。

ところが最近のアプリやB612、aillis(ラインカメラ)、ツイッターでは当たり前のように周辺減光加工してアップされています。
トイカメラ風が可愛い!となるのです…。
なのできっちり絞って周辺減光してない写真であっても、覆い焼きツールなどで周辺減光作ってあげて下さい。

IMG_6745

こんな写真も、下のように編集するのが”ナウ”ですよ!笑

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つまり、可愛くなるのであればオーバーレイでも何でも上手く使ったもんがち状態です。
最近のアプリは機能が進んでるので、一眼レフで撮影してあげても「全然良くない!」と思われてしまうかもしれません。

とにかく、万人が良いと思うのは無理です。
撮影する本人が満足する、また写真を渡す相手が満足する、というのを目標として撮影&レタッチしてみて下さいね!

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