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カメラ入門6〜ホワイトバランス〜

一眼レフで奥が深いのがホワイトバランス。
最近のカメラは性能が高いので基本的に「オート」にしておけば問題ないです。色味を変えたり、実際の色温度を忠実に再現したい場合はホワイトバランスを細かく設定する必要があります。

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同じ車の写真がありますが、色によって印象が変わりますね。
屋外の日光や、室内の電球には色温度(色温度)といって、色合いの数値があるのです。

下の写真は電球の比較写真ですが、全く同じ真っ白の部屋でも色が変わります。

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色温度はケルビン(K)

色温度の数値をケルビンと表します。
3300K以下は暖色で温かい印象。
例えば夕焼けや、ロウソクの光の室内などです。

逆に5300K以上は清涼感の有るクールな印象です。
真っ青な快晴の下だと7200Kほどあるそうです。
その中間がニュートラルといって5300~3300Kになります。

お昼の自然な色合いや、ショッピングモールの店内など自然な白になっています。
一眼レフカメラのフラッシュは6000Kになっています。

 

暖色照明は優しい印象に

暖色照明での撮影は優しい印象になります。
喫茶店の店内や、ホテルのラウンジ、雑貨屋さんの照明など、暖色系の照明がよく用いられます。
これはリラックスして過ごせるからです。

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また同時に高級感を演出するのにも利用できます。
例えば、下のスーツの写真を見ると「暖色系は高級感」「ニュートラル色の右は清涼感」
中央の青っぽい写真は安売りのスーツに見えてしまいます。

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同じように撮影する色温度によってもイメージが変わるのです。

マニュアル設定

逆の方法で、暖色照明の中でも本当の白色にして撮影する事もできます。
例えば電球色の部屋で撮影する時にマニュアルでホワイトバランスを2800Kにすれば、オレンジがかった室内なのに、白にして撮影できるのです。

こういったマニュアル設定も状況に応じて設定できると良いですね。
最近のデジカメには、ホワイトバランスのオートにも2つモードがあり、「強制的に正しい色温度に修正するオート」と「電球色を残すオート」があります。
これらは雰囲気や撮りたい写真によって選びましょう。

また、JPEGだけでなくRAWで撮影すると後からホワイトバランスを設定する事ができます。
JPEGは書きだした後の作品ですが、RAWはホワイトバランスの設定を後から完璧に行う事もできます。
スポイトツールで写真の中で白い部分をクリックすれば、それに合わせて色温度をソフトが変更してくれます。

このような方法を用いて、プロのカメラマンは「18%標準反射板」や「グレーカード」というのを予め撮影して、ホワイトバランスに登録する事によって極めて正確な色温度を再現しているのです。

特に女性モデルの肌の色を美しく再現したい場合や、料理を完全な色で撮影する場合、絵画や美術品など見る人に色を正確に伝えなければならない場合などは、グレーカードを用いると良いです。銀座の某出版社でカメラ撮影していた時は、「銀一 シルクグレーカード」を利用している人が多かったです。

 

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