カメラ入門3〜レンズ選び〜

さて、ここではレンズ選びについて話します。
ボディの同じように、レンズは表現したいものにより核心的に迫ります。
月を撮りたい人に広角レンズは不要ですし、逆もまた然り。

完結的に先に言ってしまうと、「ズームレンズは、画角を変えれる便利なレンズ」で「単焦点レンズは、画角を変えれない代わりに美しいレンズ」です。

安いズームレンズというのは、写りはそれなりです。
なので、超高級な20万円超えるズームレンズは単焦点並の描写力を持っているものもあります。

家電量販店で、Wズームレンズキットなど売られていて広角側とズーム側をカバーできるようになっていますが、とても便利な代わりに画質は大した事がありません。
場合によっては、単焦点レンズと強力な描写エンジンを搭載した新型iPhone6Sの方が美しい!なんてことにもなるので、画質を追求する場合は必ず1本は単焦点レンズがあると良いですね。

レンズが欲しい理由

新しいレンズが欲しい理由が、「今より広い角度で撮りたい」「今よりズーム(望遠)で撮りたい」の場合は新しいレンズを買うのはオススメです。
価格は高いですが、理想の画角が手に入ります。

ですが、「同じ画角でもっと綺麗に撮りたい」となると新しいレンズ選びは慎重になった方が良いです。
何故なら、5万円程度のズームレンズを購入すると意外にも画質の向上が実感できない事があるからです。

AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR

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AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II

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AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR

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純正のレンズキットには、このようなズームレンズが付属している事が多いです。
Wズームレンズであれば、「標準ズーム」と「望遠ズーム」の2本が付いていますね。
ここから「高性能なズーム」にステップアップすると、いきなりうん十万円の請求書をつきつけられます。
そこで、画質を綺麗にしたい人へのオススメは単焦点レンズです。

単焦点レンズがオススメ

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 実売価格2万円弱

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このような画角が固定された、ズームできないレンズです。
ズームレンズというのは構造が複雑で単焦点レンズよりも、レンズの数が増えてしまいます。
レンズの数が増えると、画質の低下が起こったり、カメラに取り込める光が暗くなりシャッター速度が遅くなったりします。

最初に上げた「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」ですと、18mmから140mmという広い画角に対して全体的にきれいに写る設計にしなくてはいけません。
ですが、50mmで固定された単焦点レンズは、その1つの画角だけで専用設計できるので写真が圧倒的にきれいになります。

この50mmの単焦点レンズは僅か2万円程度で買えるものですが、編集部で使っている「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」20万円と同等の画質です。

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編集部で使っている、このレンズはズームレンズで全域できれいに映りますがそのために価格が非常に高く、大きく重たいのが欠点です。
ですが、単焦点レンズであれば少ないコストで20万円の高級レンズと同等の画質を再現できるのです。

http://photohito.com/lens/brands/nikon/model/af-s_nikkor_50mm_f%2F1.8g/order/popular/

PHOTOHITOというサイトで多くのユーザーが作例を載せているので、是非とも確認してみて下さい。

逆を言うとズームレンズは高級なモデルが良い

以前にカメラマンの仕事をしていた事がありましたが、中堅の価格帯ズームレンズで「これは良い!」と思ったものはありませんでした。
単焦点レンズであれば、2万円〜3万円でも十分に感動するほど美しい画質になるものはありましたが、ズームレンズの場合は3〜6万円程でも「うーん、こんなものかなぁ…」という仕上がりばかりです。

タムロンにいたってはピンずれや歪曲収差、減光、ケラれなど、現場では使いにくいレンズも多々ありました。
ニコンの宣伝のようになってしまいますが、先ほど上げた「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」などの高級ズームレンズであれば、屋外でもスタジオでも商用に十分適する美しい仕上がりになります。

ですので、どうしてもズームレンズでグレードアップしたいのであれば、少し予算を頑張ってでも高級レンズを買うのが良いと思います。
少なくともカメラ専門店などに自分の一眼レフを持ち込んで、写真を撮り比べて見て下さい。

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価格に見合う効果があるか良く考える

カメラのレンズというのは、お金を掛けると基本的には画質が上がっていきます。
もちろん単焦点レンズのように安くても良いレンズも数多くあります。

高級レンズはカメラ撮影を生業としている人を対象にしている物も多いです。
ですので、毎日使う人にとっては20万円でも問題がないのです。
会社の経費で高くてもお金を出すことのできる人も居ます。

つまり個人の趣味でレンズを買う場合は、本当に価格に見合う効果があるのか疑問が残る場合もあります。レンズに10万円出してもそれだけの満足が得られるか保証がないのです。
ですので、あまり深入りしないのが得策と言えます。
http://otonaninareru.net/nikon_af-s_nikkor_28mm/

他にもこちらの記事で紹介したように、6万円の単焦点レンズが、同社の2万円のレンズより良くなかった。という珍しいケースもあります。
レンズ選びというのは予算との兼ね合いもあり、選択が難しいものです。

オススメなのは純正品の安価な単焦点レンズです。
安くても単焦点レンズの場合は描写が綺麗です。

またズームレンズを選ぶ場合は、出来る限りフラッグシップモデルを選ぶと良いです。特に、Nikon大三元レンズと呼ばれる
「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」
「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED VR」
「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
は伊達じゃないです。
絶対に外れないのでオススメです。
多くのプロカメラマンも常用しており、満足行く結果が得られます。

「あまり深入りするな」と言いつつも高級レンズを勧めるのは矛盾しているように思えますが、ズームレンズを選ぶのであれば、最も画質の良い物を初めから使うのがオススメできます。

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