【特集】一生モノのジャケットはこのブランドで選ぶ【イタリア製】

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いろいろテーラードジャケットも揃ってきたし、そろそろとっておきの一着が欲しい。

そんなあなたが絶対チェックすべきブランドを特集します!!

 

Valditaro per SHIPS ヴァルディターロ(シップス取扱い)

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シップスは日本の代表的なセレクトショップで、BEAMSやUnited Arrowsよりもやや大人向けのアイテムを多く集めたブランド。

自社製品ではカジュアルウェアを得意としていますが、テーラードジャケットにおいてはSHIPS シップスのセレクトショップとしての実力を遺憾なく発揮。非常に豊富な種類があり、タリアトーレやカンタレリなどをはじめとした10万円前後のイタリア製ジャケットを多く取り揃えています。

ですのである程度の予算で良いジャケットが欲しいときには、とくにおすすめなブランド。

一点ものに近い形で入ってくる分、サイズなどが合った場合にしか買えないものなので、ピッタリ合うものが見つかったときの感動は大きいです。

今回紹介するのはSHIPS シップスが扱う10万円ほどのジャケット。Valditaro と言うイタリアのブランドがSHIPS シップスのために製作した一着です。ラファエルカルーゾというブランドでジャケットを作っているMaCo社の展開している少しマイナーなジャケットブランドですね。

Super 130’s ウールのフランネル生地や、キュプラの裏地。

袖付け部分にはナポリ仕立て特有の、マニカ・カミーチャが見られます。

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シワを寄せるようにして袖が縫い付けられているのが見えますでしょうか。

これがマニカ・カミーチャもしくはマニカ・ナポレターナと呼ばれる仕様。

日本語では雨降り袖と呼ばれ、着やすさを追求する目的で袖元にプリーツを入れることです。マニカは袖、カミーチャはシャツの意味ですね。

あくまで着心地を重視しながらも、美しさのためできるだけアームホールを小さくしたい。

そんな クラシコ・イタリアらしい理念が目に見えるようです。

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HAND MADE IN ITALYです。

特にこの値段帯のものはBOGLIOLI ボリオリ、LARDINI ラルディーニなどマシンメイドのものが多い。その中で、ハンドメイド中心でやっているValditaro ヴァルディターロはかなりコスパが良いと言えると思います。

手縫いのステッチや玉縁ポケット、マニカカミーチャなどといったディティールもさることながら、全体的なシルエットや生地感も非常に良く、値段帯からは考えられないクオリティです。チェザレ・アットリーニやキートンというわけにはいきませんが、このハンドメイドジャケットはどことなくそれらのブランドを感じさせる手の込んだ印象があります。

Brioni ブリオーニ

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ブリオーニ(Brioni)は、1945年、イタリア、ローマにて「アトリエ・ブリオーニ」として創業したテーラード服のブランド。

最高級の素材と、イタリアの職人の手作業での製作で、イタリアの伝統を守るスーツやジャケットを生み出しています。ブリティッシュトラッドをベースにしながら、より体に対して自然で軽やかなシルエットを作り上げたBrioni ブリオーニは、クラシコ・イタリアの原型を作り出したとも言われています。

非常に高級で、こちらは一着40万円〜といった値段。それでも最高級の生地を使用し、職人がハンドメイドで仕上げているということを考えたら妥当な金額です。

イタリアではkiton キートンやCesare Attolini チェザレ・アットリーニといったナポリ仕立てのスーツ及びジャケットも人気ですが、ブリオーニならではの威厳のあるシルエットは、ナポリ仕立ての柔らかさを重視したシルエットに比べ堂々とし、且つ洗練された印象がありますので、人前に立つ職業の人には特に向いています。

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非常に隙がなく、美しいシルエットですね。

イギリスの映画007 カジノロワイヤルの中で、ダニエル・クレイグ演じるジェームズボンドがブリオーニのスーツを着用し、そのセクシーな着こなしが大きな話題に。その着こなしはメンズファッション誌「GQ」でベストドレッサーに選出もされました。

現在はTOM FORD トムフォードがボンドのスーツを作っていますね。

Cesare Attolini チェザレ・アットリーニ

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チェザレ・アットリーニはイタリアのナポリを代表するブランドの一つで、世界最高峰の既製服を作るサルトリア(仕立て屋)の一つだと言われています。

アットリーニのジャケットは、その知名度でありながら100人弱のサルトが集まる比較的小さなファクトリーで作られています。Kiton キートンのファクトリーが350人ほど、brioni ブリオーニが1500人。あくまで一つのサルトリアでしかない、というナポリの職人気質なこだわりが伝わってきますね。

何よりチェザレ・アットリーニの魅力は手縫いを中心としたその仕立てにあります。

丸みを帯びたシルエットや上品且つ機能的な波打つマニカ・カミーチャ。パルカポケットや重ねボタンといった今では当たり前のようにもてはやされているディティールは、実はチェザレ・アットリーニの父であるヴィンツェンツォ・アットリーニが作り出したと言われています。

とにかく世界最高峰の仕立てと、職人のこだわりを感じたい人には、アットリーニのジャケットでしょう。

Kiton キートン

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キートンはチェザレ・アットリーニと並んでナポリを代表するサルトリアブランドです。その仕立ては軽やかで、世界中のエクスクリューシヴがこぞって着用していますね。

このブランドはカルロ・バルベラという最高級生地を作り出す生地メーカーを傘下におさめており、素晴らしい生地を使用したジャケットやスーツばかりを発表しています。

そのためかは分かりませんが、他の高級スーツブランドに比べ、生地感を生かした色彩に優れたスーツが多い気もします。お値段はBrioni ブリオーニ+諭吉を数枚用意しましょう。

とりあえず高級で素晴らしい仕立てのジャケットを着てみたいと思ったら、チェックすべきはkiton キートン、Cesare Attolini チェザレ・アットリーニ、そしてBrioni ブリオーニです。

Loro Piana ロロ・ピアーナ

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Loro Piana ロロ・ピアーナは、1924年にイタリアでロロ・ピアーナ家が立ち上げたブランドです。

基本的には高級服地メーカーですが、プレタポルテ事業も成功させ、いまではさまざまな所にLoro Piana ロロ・ピアーナの直営店が店を構えています。

このLoro Piana ロロ・ピアーナのテーラードジャケットは驚くほど軽やかで、ざっくりとした雰囲気。これ見よがしな光沢感や、嫌味のある高級感はありません。

その代わり肌触りが滑らかで、素材本来の上品な光沢のあるジャケットがほとんど。

やはりロロピアーナの既製服部門ともなれば、圧倒的な高品質の生地で、ロロピアーナのプライドを示す必要がありますよね。そういうわけで、一般的に流通しているよりも恐ろしく繊細で美しい生地を使用しているものばかりなのです。

こちらもまた値段はBrioni ブリオーニほどはいかずともずいぶんと高級な30万円〜になってきますが、それでも値段相応の価値があります。というのも、このブランドのスーツやジャケットはイタリアでも有名なBelvest ベルベストというファクトリーブランドが作っています。

このベルベストはマシンメイド最高峰のブランドと言われており、このブランドがロロピアーナの最高級の生地を使って作るジャケットですので、やはりその値段になってしまうわけです。

「最高の製品のみを保証する」というポリシーを堂々と掲げるブランドだけあり、その品質は世界でもトップクラス。Zegna ゼニアと並んでイタリアの最高グレード生地とされているのがLoro Piana ロロ・ピアーナの生地です。

Loro Piana ロロ・ピアーナの直営店に入ってどのジャケットを選んでも、絶対に外れない。

本物の一生ものになること間違いなしです。

ただしやっぱりちょっと高い!という人はBEAMS F などのセレクトショップで、ロロピアーナの生地を使用したオリジナルジャケットを買うのがおすすめ。ロロピアーナの生地ならではの高級感と日本製の丁寧な作り、そしてリーズナブルな価格でバランスが取れています。

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Belvest ベルベスト

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先ほど少しだけ名前を出したBelvest ベルベストというブランドですが、こちらは非常に高品質なジャケットを作るファクトリーなので、選択肢の一つとして知っておくのが良いでしょう。

このBelvest ベルベストはこのあと紹介するボリオリといったブランドよりもワンランク上を行くブランドで、マシンメイドを基本としながら、所々に非常にレベルの高いハンドメイドを用いていること、また非常に良い素材を扱っていることが特徴です。

ベルベストならではの丸みを帯びたシルエットは、マシンメイドという一言でくくるにはもったいないものですね。

ちょうどシャツでいうところのFRAY フライのような存在で、一般的な人であればこれ以上のスーツやジャケットはむしろ扱いにくく、Belvest ベルベストを持っていれば誰にもケチをつけられないというレベルのものです。

ジャケットにして一着20万円弱から。セールなどを利用すれば、8万円などの非常に良心的な価格から購入することも可能です。ぜひチェックしておきましょう。

BOGLIOLI ボリオリ

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BOGLIOLI ボリオリは1900年始めイタリア・ブレシアのガンバラという町で誕生したブランドです。職人技でしか成すことのできない卓越した技術と、新しい構造と新しい思想を取り入れたデザインや、パターンメイキング。

ボリオリはラルディーニやカンタレリなどといったブランドと並びハンドメイドとマシンメイドで絶妙にバランスを取ることによって、イタリアらしい丁寧で味のある作りと10万円強という手頃な値段を両立しています。

これまでイタリア生地使用の日本製ジャケット(セレオリ)を主に着ていた人がイタリア製のジャケットに手を出そうと考えたとき、ボリオリ以上の選択肢というのはなかなかありません。

セレクトショップでも多く扱いがあるのでエディフィス、ユナイテッドアローズ、ビームス、シップスなどをチェックしておきましょう。

 

これからの時代には、不況だからこそ長く愛用できる「本当に良いもの」が見直されていくはず。

ぜひ一生もののテーラードジャケットを見つけましょう。