オーディオ・ホームシアター展に行ってきました!

イベントが終わってからもう1ヶ月が経過してしまいそうですが、とてもよい経験ができたのでレポートを書きたいと思います。

オーディオ・ホームシアター展(通称:音展)は10月17日(金)〜10月19日(日)に東京都江東区の「TIME24」ビルで行われたオーディオの祭典です。
筆者はこのイベントの存在自体を知らなかったのですが、オリジナルイヤホンの工作教室に行かないかと誘われ初めて参加することになりました。

そうです、イベントそのものについては当日会場に着くまであまりよくわかっていなかったのです。
その為、写真を全くと言って良いほど撮っていませんがご承知置きください。。。
ちなみに筆者は2日目の18日に参加しました。

オリジナルイヤホン工作教室

まずはこのブースへ。
工作と言いましても、ハンダ付けのような高度なテクニックは必要無く、パーツを合わせて組み立て、イヤホンの先に詰め物をするだけの簡単なお仕事です。

いえ、想像以上にパーツ一つ一つが小さいため全くもって簡単なお仕事ではありませんでした。。。

6980円の参加費と、とても安いと言える価格ではありませんが、Final audio designというメーカーの高級イヤホンと同じパーツを使った工作キットでした。

細かい作業に関しては省略しますが、小さな両面テープを剥がしたり練り消しを詰めたりする工程を経て、ひと通り組み立てると以下の様なイヤホンが出来上がります。

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パッと見よさ気なイヤホンですね!

ちなみにどうしてLとRのシールが貼ってあるかと言いますと、予算の都合で刻印ができなかったからだそうなんです。なんじゃそりゃ(´・ω・`)

そしてこのイヤホンを自作する醍醐味であると考えられる、耳の先に詰め物をする作業があります。

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このように様々な密度、サイズの詰め物が用意されており、好みの音にチューンすることが可能なのです(・∀・)

ちなみに、密度の濃いスポンジを詰めると低域が出て、密度の粗いスポンジを詰めると高域が出るそうです。ざっくりしてますが^_^;

ちみなにこのイヤホンの音ですが、びっくりするほど好みの音でした。
中域がくっきりし、低域もそれなりにしっかりと出ていて、高域は耳に刺さらずクリアな音をしています。奥行きも結構ありました。
近年の楽曲よりは、80年代90年代の楽曲がとても良く聴けるかと思います。
ちなみに、筆者は松田聖子のCDをこのイヤホンで聴くのがお気に入りです。

経年変化により金属の色味に深みが増し、徐々にサウンドにも深みが増すそうです!
現在でも十分満足していますが、これからが楽しみです。

このメーカーのイヤホンをキットにした工作教室は他でもちょくちょく行われているそうなので、興味のある方は是非参加して作ってみてください。

また具体的にはHeaven Ⅴ Agingと言う名前のイヤホンと同じパーツを使用しているとのことでしたので、このサウンドに興味がある方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
http://kakaku.com/item/K0000479651/

と、ただのイヤホンの宣伝になってしまいましたが、そのぐらいオススメしたいサウンドでした。

ちなみに工作していた場所がモロに空調の風の影響を受ける場所でして、詰め物用のスポンジが飛ばされて非常に苦労しました^^;
もう少し場所を考えていただきたかったです。。。

イベントが盛りだくさん

今回の音展のテーマはハイレゾということもあり、ハイレゾにまつわるイベントを多くやっていました。

ハイレゾとは、簡単に言えば今までよりももっと良い音質で音楽が楽しめるよー!といったところでしょうか。
詳しくはこちらの記事に載せておりますのでよろしかったらご覧ください。
http://otonaninareru.net/hi-reso/

ハイレゾで音楽を楽しむ為には新たな機器が必要なこともあるので、その機器の紹介が多かったように思います。
お手頃な価格から、オーディオを深々と楽しむような方々が買うような価格のものまでありました。

筆者が試聴した中でオススメのプレーヤーはこちら。

BDP-105DJP

OPPO Digital社のユニバーサルプレーヤーです。
ちなみにユニバーサルプレーヤーとは、沢山の種類のメディアを再生できる機器、といったところでしょうか。
Blu-rayからCD、DVD-AudioにSACD等、サイズが同じディスクにも関わらずプレーヤーの規格の違いで再生できたりできなかったりするのを解消した再生機器となります。
通常音楽を楽しむ場合にはCDやDVD、Blu-ray等のディスクが殆どだと思うのであまりプレーヤーで困ることって無いように思いますが、オーディオ好きにとってはとても便利な機器なのですL(‘ω’)┘
それだけでなく、ハイレゾ音源のファイルの再生も勿論対応しております。

音も良いですし、映像に関しても凝ったプレーヤーになっていて利便性も高いので、興味のある方は是非…!

さて肝心のイベントに関してですが、ヤマハの調音パネル、アコースティックデザインシステムの自宅でのオーディオルーム設計、Blu-ray Audioでハイレゾを聴こう、美空ひばりを聴く、等オーディオに関するイベントがいくつもありました。

その中で一番印象に残ったのが、オヤイデ電気の製品デモ試聴会。

Entreqというメーカーの、オーディオ専用グランドボックスTells、Silver Tells。
http://www.oyaide.com/entreq/index.html

グランドボックス…はぁ…と思った方が多いかと思われますが、筆者自身もどういったものであるかをはっきりと把握していませんので大丈夫です。^^;

本当に簡単に言ってしまえば、洗濯機や電子レンジのアース線のオーディオ版といった感じでしようか。

洗濯機等のアースは、電気が漏れた時に人体などに流れないように地面(グランド)へ電気を逃がす目的なのですが、オーディオの場合は安定して機器を動作させる為のものと考えるのが良いかと思います。
特に繋いでいなくても正常には動作するのですが、繋いで機器の能力を最大限引き出してやるぜ!!ということです。
オーディオにおけるアースというものがいかに重要であるかを示している製品でもあります。

さてそのグランドボックスなのですが、そこにオーディオ機器からのいわゆるアース線を接続するのです。
…それだけです。

それだけなのですが、実はめちゃくちゃ音が変わります。
びっくりするぐらいはっきりわかります。

筆者自身が感じた変化を、試聴した楽曲ごとに軽くレビューします。

・よく知らないジャズのCD
初っ端から雑で申し訳ないです。。。
試聴システム自体がしっかりしたものなので、Tellsに未接続でも十分満足できる音だったのですが、Tellsに接続するとそれぞれの楽器がはっきりとわかるようになりました。それこそ、その場で吹いているかのような管楽器の音色がしました。

・ドヴォルザーク交響曲第8番第4楽章 カラヤン指揮ベルリン・フィル
トランペットのファンファーレから始まり、ゆっくりとした曲調が続いた後激しく力強いサウンドが聴こえる一枚です。ティンパニやチェロの音が印象的でとても好きな楽曲なのですが、未接続時は激しく力強い演奏のところで、多くの楽器が主張するために少しごちゃついたような音になっていました。これがTellsに繋がると、ホールの臨場感が増し先ほどのごちゃついた場所がクッキリとしました。ストリングスのサウンドも艶が増したような印象を受けました。すごいです。

・愛燦々 美空ひばり
正直しっかりと聴いたことがなかったのですが、美空ひばりさんの歌声は恐ろしいほどに素晴らしいですね…。筆者が生まれた時点で亡くなられていたのが無念でなりません。。。
さてさて未接続のサウンドですが、美空ひばりさんの声に魅せられていたためか特に気になるところがありませんでした。そしてTellsにつないだサウンドはと言いますと、イントロの最初で既に口が開いていました。アコースティックギターの音、ハーモニカの音が身を震わせ、美空ひばりさんの歌声が流れ始めると更なる鳥肌。
びっくりです。先ほどよりも声がグッと前に出てきて、すぐ目の前で歌っているかのようでした。

と、正直音を聴くまではまがい物か何かだろうと思っていたこのグランドボックスは、とんでもない力を秘めていたのでした。

そしてとにかく美空ひばりさんが凄かったということです。
もっと聴かなければならない音楽がたくさんあるなぁと痛感した瞬間でした。

JVCケンウッド(Victor)ブース

ウッドコーンでお馴染みの、JVCブースの新製品試聴会&ウッドコーンについての説明会がとても興味深かったです。

個人的に、スピーカーではVictorが国内のメーカーの中で一番良い音といいますか、音楽的だなぁとつくづく感じています。

ウッドコーンについてはこちら。
http://www3.jvckenwood.com/audio_w/woodcone/#/woodcone/

ざっくり言いますと、通常スピーカーユニットは紙や金属、セラミックスなどを使うのですが、そういった部分もVictorは木を使ってスピーカーを作っているのです。
またスピーカーの中には吸音材という、綿のようなものを入れるのですが、それもVictorは木を薄く削って吸音材として用いています。
木の木目についての深いお話も聞いたのですが、木目の走る方向に向けて音が進んでいくのを利用して、音の広げ方等をコントロールしているそうです。
それだけでなく、年月の経ったとても貴重な木材をスピーカーの一部に用いていたりと、聞けば聞くほど驚きの連続でした。

他にももう一つ試聴していたのですが、EX-HR11というオーディオコンポが特にお気に入りのサウンドでした。

説明を受けている時に、スピーカーの中の断面モデルをみせていただき写真を撮ってあったのですが、ホームページにもっと綺麗な写真と詳しい説明があったのでこちらを御覧ください。
http://www3.jvckenwood.com/audio_w/home/ex-hr11/

サウンドはといいますと、スピーカーが置いてある位置を感じさせないような音の広がり、そして重厚な低音です。そして木のぬくもりを感じられるような温かい音がとても心地よかったです。

上質なオーディオコンポをお探しの方は、EX-HR11が筆者のイチオシです。

その他国内メーカーブースや新たなオーディオブランドについて

Panasonicの高級オーディオブランド、Technicsがつい最近に復活を遂げ、新製品の試聴ブースがあったので聴きに行きました。
製品の紹介等はこちらです。
http://jp.technics.com/

さてさてどんな音なのかな、と少し期待をしていたのですが、正直なところ全く欲しいと思えるものではありませんでした。

なんといいますか、低域から高域まで出るべき音は出ているのです。
が、そこには全くもって感動がありませんでした。いわゆる音楽的でなかったのです。

スピーカーに限りませんが、こういった音響機器に必要な物は心に訴えかける部分だと筆者は考えています。いくらしっかりとした音が出ていても、計算されたり計測されたりしたデータがしっかりしていても、音楽を伝えることができなければスピーカーなんぞただの音の出る箱です。

パイオニアやソニーブースでも色々試聴しましたが、やはり似たような印象を受けました。

またPC周辺機器等で有名なBUFFALOが、知らぬ間にDELAというオーディオブランドを展開していました。
http://dela-audio.com

ネットワークオーディオというものがあるのですが、音の伝送にイーサネットを用います。イーサネットというのはコンピュータネットワークの規格の一つで、身近なものですとインターネットの接続に使っています。
そこで、PC周辺機器が得意なBUFFALOが出てきたということだと思います。

ですが、このブースの試聴も味気ないものでした。
正直プレゼンテーションとしても魅力を感じられない部分があったこともありますが。

どのメーカーにしてもそうだと思うのですが、オーディオ機器の在り方がもっと変わることで、多くの人にオーディオというものをもっと楽しんで貰えると思うのです。
国内であれば、是非Victorのように。
勿論、Victorの更なる飛躍も期待したいところです。

音楽的、が何であるかを追求した上でメーカー毎の個性やこだわりが出るような、そういったオーディオ機器であってほしいと思います。

音展を訪れて

ハイレゾがテーマでしたが、正直ハイレゾそのものとはあまり関係ない部分で楽しんだような一日でした。^^;
筆者自身としては、まだまだオーディオの世界の入り口にしか立てていないんだなぁということを痛感しました。

ダイレクトカッティング(レコード盤に直接録音すること)のジャズの試聴で思ったのですが、いくらノイズが沢山入っていようとも、素晴らしい物は素晴らしいんですね。。。
ダイレクトカッティングのサックスフォンの音、鳥肌が経ちました。

さてさて、オーディオというとこういった録音された音楽についてばかり考えてしまいがちですが、生音の音楽もまた大切なものです。
筆者は最近クラシックを聴くようになったこともあり、生の音楽についての在り方やホール(部屋等)の重要性が少しだけわかるようになりました。
生の音楽を聴くことで、CD等に収録された音楽の見方、聴き方にも良い変化が訪れると思うので、是非そういった生の音楽に触れられる場所にも積極的に行ってみてください(・∀・)

勿論、このようなハイエンドオーディオに触れられるイベントに参加するのもとても良いですし、大切だと思いますL(‘ω’)┘

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