Audi A5 Sportbackの試乗

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美しさと走行性能・乗り心地、全ての完成度が高い

2012年1月に発売されたアウディA5スポーツバックパッケージですが、まだ見かける数が少ないです。
一度試乗させてもらって、未だに欲しいと思える車なので細かな魅力を紹介したいと思います。

A5はもともとA4のクーペモデルにあたる存在で、Bピラーからトランクにかけて滑らかに下がっていく曲線がクーペとしての特徴です。
ですが、いまどきクーペを選ぶことができる家庭というのは限られていて、奥さんの許可がでない事もとても多い訳です。

そこで、美しくエレガンスなスタイリングであるA5を4ドアにしてしまった、というのがこのスポーツバックです。
もともとはメルセデス・ベンツのCLSが四人乗りのクーペを発売したのが初めて、BMWもそれにあわせて6シリーズの4ドアや4シリーズの4ドアなど、各社次から次へとクーペの4ドアを発売しています。

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高いデザイン性

走っているのを見るたびにうっとりする美しさです。
キャラクターラインはBMWの3シリーズクーペ・4シリーズと異なり、タイヤハウスの部分を滑らかに曲線を入れています。

横から見ると中央の部分がゆるやかにへこむようなデザインになっていて、それがまた艷やかなデザインです。
近年のアメ車などもこういった車体の中央をゆるやかに凹ませるデザインをすることがありますが、アウディの場合は上品に仕上がっているので、ブリティッシュなスーツを着こなした50代の男性にも似合うデザインになっています。

またロングホイールベースなため、サルーンの風格があり車体のサイズはメルセデス・ベンツのEクラスに迫る勢いです。
ぱっと見のサイズはEセグメントに見間違えるほどです。キャデラックのCTSなんかよりも大きく見えます。
低重心のためスポーティーさも演出されているのが憎いですね。

筆者はBMW 335iに乗っていますが、もうちょっと年をとって30代になったらアウディのS5が欲しいです。
特にアイビスホワイトの白色が美しく寒色系なので、冬の山に似合いますね。
グレイシアホワイトは少し黄色みのあるホワイトなので、どちらかと言うとアウディTT、アウディA4に合う気がします。

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内装の完成度が高さは一流

まず革の質感が高い。これはBMWの6シリーズに使われている革に似ています。
しっとりとしていて、触れると柔らかいのが特徴的です。

BMWはダコタレザーが主流で固くてパリっとしたレザーです。
それと比べると、イタリア車のフラウレザー(ポルトローナフラウ)に似た質感で、それでいて耐久性もあります。

そして次に内装が美しいです。BMW、メルセデス・ベンツ、レクサスなどと比べても圧倒的に良いです。
現行のSクラスとEクラスは格別内装が美しいですが、それと同等の良さです。
象嵌や木目などは使っておらず、シンプルなデザインでありながら美しさを表現しているので、機能的なドイツを感じさせます。Bowers & Wilkinsのスピーカーが美しいのと同じ理由ですね。

細かなメッキの処理やプラスティック部分のシボ加工などもBMWより優れています。
僕は個人的にBMWが大好き過ぎて正直「アウディなんて」って思っていましたが、試乗した後は本気で欲しくなりました。BMW6シリーズと7シリーズを代車で借りた事がありますが、アウディの内装は良いですね!

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シートも適切に固くて、身体にフィットします。ステアリングのボタン類のクリック感や金属で作ったパーツ。
センターコンソールのボタン類、ダイヤル、スタート&ストップボタンなど全てが心地よいです。

他にもウインカーを出すときの感じや、ステアリング後ろにあるシフトボタンなど、こういった細かい部分も質感が高くて、押していて気持ちのよい仕上がりになっています。

オプションでJBLのサウンドシステムなどもインストールできるので、こだわりのおじさまにも満足できますね。
マセラティのB&Wは更に魅力的ですが…。
ちなみに余談ですが、マセラティの新型クアトロポルテとギブリに試乗しましたが、正直アウディA5の内装の方が好みです。昔のクアトロポルテやマセラティクーペであれば、内装がオールフラウレザーでクラシックな雰囲気があったので魅力が高いのですが、現行はドイツ車に媚びている感じが否めません。

ところでこの内装、僕のBMWに移植できませんか??

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アウディA5SBの走行性能

乗り心地が物凄く良いです!
段差を乗り上げるときや、コンビニの駐車場に入る時など心地よい振動が僅かにするだけで、全然つかれません。
お陰でBMWを下取りに出してしまいそうな位でした…。

また、アウディの7速SトロニックDCTは電光石火のミッションで、超速い変速が可能です。
編集部にはマセラティ・スパイダーとBMW M5があり、それぞれカンビオコルサとSMG(シーケンシャル・マニュアル・ギアボックス)が載っています。どちらも、電光石火云々謳っていますが、アウディA5のSトロニックと比べるとやけに遅く感じます。
これからはSトロニックの時代ですね。ティプトロニックじゃないですよ!

そしてAWDなので加速も速いです。BMWの328i相当になります。普通の運転であればこれくらいの加速性能で十分です。高速道路での追い越しもスムーズにできます。

ただ!ただですね…。新名神サーキットや、新東名スピードウェイをアクセル全開で走行される激ワルオヤジにはA5はオススメできません。
メーターが半分を超えると、車体がよれる挙動が出てきて、高速度からのブレーキングで車体がかなり不安定に陥ります。
急に出てきた車を割ける時には危険な状態になるので、この点では圧倒的にBMWの方が優れています。通りで暴走外車にBMWとメルセデス・ベンツが多いのか分かります…。240以上でもブレーキして車線を変えれるのです。
あとはリアタイヤをキュルキュル言わせて峠を登っていったり、ミシュランのパイロット・スーパー・スポーツやポテンザRE11、NEOVA  AD08などを履かせているオーナーであれば、アウディは向いていません。

逆に言うと、そういった悪い人でなければ、アウディA5は素晴らしい選択と言えます。
常識的な範囲ではとても安全性が高いと言えます。

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後部座席とハッチバックのトランク

後ろの席は少し狭いですが、なかなか快適です。
身長が170センチまででしたら問題なく座れると思います。筆者は183センチですが結構窮屈でした。大男にはBMW M5が向いています。
シガーソケットが付いているので、後部座席でも充電できて便利です。レザーシートの質感も高いです。

またA5の魅力の一つであるハッチバック。
これは荷物がかなり詰め込めて便利ですね!こういったクーペは荷物がなかなか載らないので、アウディらしいオーナーへの配慮と言えます。

トランクスルーなので、自転車も乗るのでは?と思います。子供を迎えに行くこともできるので家族にも安心です。
あとはちょっとした家具や、引っ越しの荷物なども乗ります。

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アウディA5SBのスペック

車重は1710キロ!結構重たいですね。
これのお陰で高速道路でも安定したり、乗り心地がよくなったりします。

車重が軽い=軽快なハンドリング、スポーツ走行の向上、切れ込みが速い
車重が重い=高速道路で安定、乗り心地の改善、段差の突き上げなど少ない
というのが定説ですね。

全長は473センチなので、BMW4シリーズよりも10センチ長いですね。
燃費はリッター10程度でした…。やはり車重があり、AWD、ターボなので燃費はあまり良くないですね。

パワーは211馬力、トルクが35.7キロ。馬力が少ないですが、トルクがかなりあります。

基本情報
発売日 2012年1月11日 発売区分 マイナーチェンジ
新車販売状況 販売中 型式 DBA-8TCDNL
駆動方式 4WD トランスミッション 7速Sトロニック
定員 4 ハンドル
全長(mm) 4,730 全幅(mm) 1,855
全高(mm) 1,390 車両重量(kg) 1,710
最小回転半径(m) 5.4 動力分類 エンジン
JC08モード燃費(km/L) 13.5 10.15モード燃費(km/L) 14.4
燃費基準達成率 平成27年度燃費基準 + 0%達成
エンジン性能
排気量(cc) 1,984 燃料 ハイオク
燃料タンク(L) 61 過給機 ターボチャージャー
最高出力(kW[PS]/rpm) 155[211]/4300-6000 最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 350[35.7]/1500-4200

新車価格:615万円

結構高いです!アウディA6よりも高いので、A4のクーペというより、どちらかと言うとA6のクーペ版?
そうなるとA7はA8のクーペ…?

あれ、もしかしたらA4のクーペ版だと勘違いしてたかも。笑
あまりアウディに詳しくないので間違っていたらごめんなさい。

総評

とても欲しいです。
値段が500万円程度なら買っちゃったかもしれません。値引きが少ないので…。
ただ、値段相応の価値はありますね!長期保証も着くので、初めて輸入車を買う人にもオススメです。

男が上がる車ですね、間違いなく。特に40〜50代にオススメです。
クラウンなんて乗ってる暇じゃないです。レクサスもおっさん。時代はアウディです。

これを買って、あとはブリオーニかダンヒルでビスポークのスーツをオーダーして、ジョンロブで靴を買えば完璧です。

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